達成感
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全く新しい素晴らしいものを生み出す「創造」の秘密はどこにあるのでしょうか。今まであったものをいろいろ組み合わせて、そのできたいくつもの新しい組み合わせの中から、美しいもの、心に訴えるもの、正しく自然を説明できるものを選び出し、世の中の人々の価値を認めたものが創造だ。ダメで元々だと思って試してみるかどうか、良いと感じたらそれを繰り返し積み重ねるか、それが想像にたどり着くかどうかの境目になります。大脳の中の神経細胞のネットワークは、刺激や学習によって別の神経ネットワークに変化をもたらす脳の働きをやくだて、想像のために「こころみ」を積み重ねないのは、全く人間らしくないことになります。
私は、ゼルダの伝説のティアーズオブザキングダムのチューりの里を攻略サイトを見ずに、クリアしたことがある。プレイしている時に、横目にちらちらとパソコンやスマホを見てしまう。たぶんその時の私は他の人から見たら、万引き犯のように思えただろう。どのようにして里に行けばいいのか、どのようにしてミッションをクリアさせたらいいのか、どうしたら寒さを防げるか、試行錯誤を繰り返した。ミッションのクリアの仕方も何時間もかけて見つけた。また料理の効果や、防寒具を着るという方法も見つけた。その最中に、宝箱もいくつも見つけた。強い武器や、面白い効果がある実、様々なものがあった。しかし、何度も攻撃されてゲームオーバーにもたくさんなった。
「セーブしてない〜。」
何度もセーブし忘れてデータが消えるということもあった。やっとクリアした時には、普段なら絶対スキップしていたクリア後のエピソードもしっかり見た。
私は兄に
「めっちゃ自分で悩んでやっと解決できたことってある?」
と聞いてみた。すると兄の一番悩んだものは数学の証明というものらしい。プリントを見せてもらうと、円周率が3、14の理由を証明しなさい。などという
「ん?」と声が漏れてしまった。私は円周率が3、14なのは円周率が3、14だからくらいにしか説明できない。たぶんそれは説明でも、証明でもないと思う。確かに、兄は母が「ご飯できたよ。」と叫んでもプリントと向き合っている。それが照明というものだったということは知らなかった。兄に質問していると父がやってきて、
「証明っていうのは論理的に考えて・・・」
とやり方を専門用語をいろいろ交えて説明してきた。最後に兄は、
「まあ、達成感は結構あるよ。」
と教えてくれた。
人間は考える葦であるというフランスの思想家ブレーズ・パスカルさんが言った言葉があるように、他の人に聞いたり調べたり自分より強いものに聞くことをせずに自分で考えてその問題を解決すると、達成感がすごくあるということがわかった。