努力が生み出した結果
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年月日
「三、二、一.....」
「よーい、始め。」
紙をペラッとめくる音が教室に響き渡る。
そう、ここは難関校の受検会場である。
「努力してきたのだから大丈夫!」
と思って一週間後、合否結果が出た。インターネットで結果を見るため、ふるえる手で受
検番号とパスワードを打った。そして、ログインボタンを押すと私はギターのようなうるさい声で「キャー」と叫んだ。
「お母さん、お父さん、合格したよ!」
私ががんばったことは受検勉強だ。六年生の初めごろから受校日当日までがんばった。特に受検二週間前には学校を休ませてもらい一日中勉強していた。学校を休んでいる間は
塾で解けなかった問題と過去問をひたすら解いた。勉強のしすぎでまるで貧血になるようだった。しかし、勉強で費用を出してくれている両親や応援してくれている塾の先生や習い事の先生、友達の期待を裏切りたくなかったため、あきらめずに勉強を続けた。私は二月一日の受験と二月三日の受検を両方受けることになっていた。私が進学したい学校は三日の方である。受験日前日、塾の先生は背中を押してくれ、学校の友達は家まで来て、キットカットと手紙をくれた。手紙にはこう書いてある。
「受験と受検、両方がんばってね。絶対受かるから!緊張すると思うけれど深呼吸をして挑んでね。応援しています!」
私は泣きそうになってしまった。
「大丈夫!今まで必死にがんばってきたのだから後は力を発揮するだけ。」
そう言って翌日に備えるために、その日は早く寝た。そして二月一日の受験が終わった。
結果は二月二日に発表され、合格だった。
「後は明日の受険だ!」
受検一週後、三目に受けた合否結果が出た。
目の前には赤文字で「合格」という文字が書かれていた。これをみんなに報告すると、とても喜んでくれた。人間は人に応援されるからこそ、頑張ろうとする力がみなぎるのかもしれない。この経験を通して、努力は裏切らないことを知れた。今は受検勉強をする必要はないが、中学校で良いスタートダッシュを切るために勉強を頑張っている。
私の母は小さい頃、週に三回一時間半から二時間ほど選手コースで水泳を習っていたそうだ。周りの子は年上で上手な人ばかりであったため、「追いつきたい」と頑張ったという。努力したおかげでタイムも縮まり、追いつけるようになったのだ。この話を聞いて努力は報われるのだなと思った。
また父は高校のころ、部活でバレーボール部に入っていたという。そこまで強いチームではなかったが、東京都大会のベスト8に入るという目標を持ち、チームメイトと一緒に練習に励んだ。結果的にはベスト8には入れなかったが、目標に向かって頑張ったことはちがうことに生きていくと思っているという。私は報われなかったとしてもその努力は決して無駄にならないため、前向きに考えることが大切だ。「目標」があるからこそ人間は頑張れるのではないだろうか。
「蛍雪の功」ということわざがある。これは蛍の光で勉強したようにどんな困難な状況でも努力を続けることでその努力が報われるという意味だ。努力は人間にとって神様のようなものだ。努力が報われなくても、思わぬ形で返ってくる。これからも諦めず、努力をし続け、将来に生かしていきたい。
「たとえ努力が実を結ばなかったとしても失敗は成功のもとだ。あきらめず、前向きに考
えよう。」
そう思いながら私は部屋の明かりをつけ、シャープペンシルを力強く握り締め、手を動かし始めた。