日本人のコミュニケーション
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年月日
日本人が、淡白である代わりに持久力に欠けていると言われるのも、生活感覚に左右されているところが少なくないのではあるまいか。こういう傾向が言語に影響しないはずはない。日本人は理屈よりも直観というものを美意識としている。
私は日本人のような直感に訴えかけるコミュニケーションの取り方は大切だと思う。その理由は第一にその分相手のことを理解しようとするからだ。つい最近学年末考査が終わり、テストが返却された。最低でも九十点台はいくだろうとウキウキしながらテストを受け取った私だが、実際の点数は絶望的な点数だった。私は想定外の結果にうなだれていた。もう、誰とも話さず一人だけで過ごしていたい気分だったが友達に「ねえねえ、何点だった?」その時最も聞かれたくなかったことを聞かれてしまった。答えないわけにもいかず、「まあまあ…うん、自慢できる点数でないかも」という風に答えた。もちろんこのような答え方では具体的な点数はわからない。しかし、その友達はそれを聞いてなんとなく私の気分を察してくれたのかすぐに立ち去ってくれた。点数を言ってしまえば友達は私のことを慰めようとしてくれるだろう。しかし、私は下手な言葉で慰められるのは自分がみじめになってしまうためあまりうれしくない。直感的に訴えかけるような言い方をしたことで相手に今の自分の気持ちを理解してもらうことができた。
第二に直感に訴えかけるようなコミュニケーションの取り方をすると想像の幅が広がるからだ。私が直感に訴えかけられると思うもので真っ先に思い浮かぶものは会社のキャッチコピーだ。例えば、コスモ石油のキャッチコピーの「ココロも満タンにコスモ石油」だ。これを初めて聞いたときはココロを満タンにするということだからサービス業なのかと思っていた。だが、何度も聞いているうちにこれは心とガソリンを満タンにするという両方の意味があるのではないかと思い始めた。調べてみると私が思った通りだった。
確かに詳しく論理的に説明されていた方がよいこともあるかもしれない。しかし、直観は知識を凌駕するという名言があるように日本人のように直観に訴えかけるコミュニケーションの取り方は大切だと思う。