早くも桜が咲き始めています。長持ちするといいなぁ。
<<え2016/475jみ>>
☆より良い作品に仕上げましたね。
<<え2009/293み>>
わかばさんの作文は、ご飯を炊く体験を通して「いただきます」の意味や命の大切さに気づいたことがよく伝わってきます。
ご飯の味の変化や炊飯の難しさを五感で感じ取る様子が具体的に書かれていて、読んでいるこちらもその場にいるような気持ちになりました。
お父さんの炊き方との違いを考え、自分の経験から結論を導き出しているところは、自分の考えを深める力がよく表れています。
「お米は赤ちゃんのようだ」というたとえがうまく使われていて、米を大切に扱う気持ちが伝わってきます。
また、理科の先生の言葉を引用し、「いただきます」の意味を改めて考える場面は、文章に説得力を与えています。
ことわざも取り入れられていて、文章がさらに豊かになっています。
最後に「いただきます!」と手を合わせる情景で締めくくっているので、書き出しの結びがよく書けています。
わかばさんの体験や気づきがしっかりと伝わる、心のこもった作文でした。
【項目評価】
五感の描写:よくできている
たとえの使用:うまく使われている
前の話・聞いた話:よく書けている
ことわざの使用:よく書けている
一般化の主題:よく書けている
書き出しの結び:よく書けている
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1348字/600字
思考点:72点
知識点:73点
表現点:82点
経験点:86点
総合点:82点
均衡点:4点
■思考語彙 18種 22個 (種類率82%) 72点
。だから,いくと,いると,しまうから,そのため,たかも,たから,たらしい,だろう,と思う,のため,ものかも,れざる,を考える,方によって,生きるため,知らざる,鳴れば,
■知識語彙 52種 76個 (種類率68%) 73点
一環,一番,不憫,中火,中身,五感,人間,仕方,以上,作法,先生,具合,動物,単元,原因,友達,反省,土鍋,基本,大事,大体,大抵,実感,家庭,小学校,弱火,強火,必要,意味,感謝,授業,料理,方法,時間,植物,水分,火加減,炊飯,犠牲,理科,生活,目安,簡単,結論,自分,苦労,要因,言葉,調整,調節,長時間,限界,
■表現語彙 120種 190個 (種類率63%) 82点
いのち,えり,おこ,げ,こと,ことわざ,ごちそうさま,せい,そのため,それ,たち,どれ,のため,ふり,ほう,ほか,もち,もの,よう,わけ,ん,スイッチ,タイマー,タイミング,レシピ,一,一環,一番,万,不憫,中,中火,中身,二つ,五感,人,人間,今,仕方,他,以上,作法,先生,具合,分,前,動物,単元,原因,友達,反省,口,味,命,器,土鍋,基本,多く,大事,大体,大抵,実感,家庭,小学校,差,度,弱火,強火,心,必要,思い,意味,感謝,手,授業,料理,方,方法,昔,時,時間,植物,死,比,気,気持ち,水,水分,火加減,炊飯,父,犠牲,理科,甘み,生,生きるため,生き物,生活,目,目安,私,科,簡単,米,結論,耳,自分,苦労,要因,言葉,調整,調節,赤ちゃん,量,鍋,長時間,限界,音,香り,鼻,
■経験語彙 45種 72個 (種類率63%) 86点
いただく,くれる,こだわる,こもる,しまう,しれる,じゃう,たどり着く,つくる,できる,と思う,ふきこぼれる,やる,られる,れる,を考える,作る,使う,分かる,取る,合わせる,吹きこぼれる,変わる,感じる,押す,支える,教わる,死ぬ,炊く,炊ける,生きる,知る,研ぎ澄ます,終わる,経つ,習う,育てる,行う,見つめる,見出す,見張る,込める,響く,食べる,鳴る,
■総合点 82点
■均衡点 4点
いのちに感謝
小6 わかば(akahime)
2026年3月4日
「いただきます!」
私は食べることが好きだ。パンかご飯かと聞かれると、ご飯と答えることが多い。和食のご飯はおかずを引き立てることもできるうえに、ご飯だけで食べても噛むうちに甘みが出てきたりして、味の変化が面白いからだ。自分で米を炊くと、よりおいしくなるため、私は米を炊くことが好きだ。今年、小学校の家庭科の授業で、炊飯の仕方を習った。
米を炊くのは簡単なようで難しい。家庭科では、鍋を使って炊いたが、いつも炊飯器がスイッチを押すだけでやってしまうことを、人の手で行うのは難しい。強火で水がふきこぼれるまで、こんな香りがして、あんな音が鳴れば中火から弱火へ、などと、五感を使って火加減や時間を調節する。大体の基本の時間の目安はあるが、ほとんどは耳・目・鼻で行う。それは案外難しく、タイミングが命で、ほかのことに気を取られていると水が吹きこぼれていたりする。昔の人はどれだけの苦労をして生活していたのかを実感できる。
私の父はお米を土鍋で炊くことにこだわっていて、お米と水の比や、火加減、時間を調節して、一番おいしく炊ける方法を見出したらしい。でも、私は自分炊いたお米の方がもちもちで、甘みもありおいしいと感じた。自分で作ったからというのが要因だろうが、原因は他にもある気がする。それを考えていくと、『私のほうが五感を研ぎ澄ましていたから』ではないかという結論にたどり着いた。父は一度に二つ以上の料理をつくる。そのため、私のようにずっと鍋を見つめているわけにはいかないのだ。父はタイマーを使い、5分経ったから中火へ、などと調整している。父のレシピはタイマーを使う中での一番美味しく炊ける、限界なのだろう。やっぱり米を美味しく炊くには、五感が必要なのだ。それどころか、五感を使っても少しの差でおこげの量や、水分の水具合まで変わってくる。まるでお米は赤ちゃんのようである。なぜなら、長時間見張っている必要があるし、火加減や育て方によって味(中身)が大きく変わってしまうからだ。
実際、米は『生き物』のようなものかもしれない。死んでしまった『いのち』なのだ。少し前、理科で『いのち』の単元のふりかえりをしていた時に、理科の先生から教わったことがある。
「いただきますっていうのは、人間のために死んじゃったいのちに感謝するっていう意味。ごちそうさまは、作ってくれた人に感謝するっていう意味なんです」
と。私にはその言葉がとても心に響いた。私は今までその意味を知らずに、作法の一環だと思い、軽い気持ちで行っていた。その意味を知っていた友達も、口だけだったかもしれないと反省していた。大抵の人が、大事なことなのに、意味を知らなかったり、意味がこもっていなかったりしていた。私たちのせいで死んでしまったいのちが、感謝もされずに終わるのは、不憫だと思う。
一人の生は万人の死に支えられるということわざがあるように、人間が生きるために多くの動物や植物が犠牲になっていることが分かった。だから、これからは『いただきます』に思いを込めて、死んでしまったいのちに感謝して美味しく食べたい。
私は手を合わせて「いただきます!」と言った。