料理を作ったこと 清書
小5 あかすな(akasuna)
2026年3月4日
「いただきます。」
その一言を口にしたとき、私は料理を作った日のことを思い出す。私はこれまでに、決して多くはないが、何度か料理をしたことがある。自分の好きな味噌汁や卵焼き、きな粉もちにまぶすきな粉、そしておととしのバレンタインデーに家族と一緒に食べたムースなどである。料理を作るきっかけとなったのは、母が体調を崩したときや、仕事で帰りが遅くなったときだった。そのようなとき、私は姉と二人で相談しながら台所に立ち、慣れない手つきで料理を作った。最初はうまくできるか不安でいっぱいだったが、自分たちで作った料理を家族が「おいしい」と笑顔で食べてくれると、不安は一気に喜びへと変わった。また、ムースは父や母に日ごろの感謝の気持ちを伝えるために作ったものである。家族が喜んでくれたとき、料理には人の心を温かくする力があるのだと感じ、心から「作ってよかった」と思った。
その中でも、特に何度も作っているのが味噌汁である。具材は、私の大好きな玉ねぎと卵を使ったものだ。玉ねぎがやわらかくなり、そこにふわふわの卵が加わった味噌汁は、どこかほっとする味で、私にとって特別な一品である。この味噌汁をおいしく作るためには、玉ねぎが雲のようにやさしい食感になるまでじっくり火を通すことや、味噌の濃さをちょうどよく調整することが大切だ。しかし、最初のころは味が濃すぎたり、玉ねぎが固かったりと、失敗を繰り返してしまった。それでもあきらめずに作り続けるうちに、少しずつコツが分かるようになり、味も安定してきた。今では、自分の作る味噌汁は母のものに近いおいしさになってきたと感じており、自己評価は「A」だと思っている。この経験から、料理は繰り返し練習することで確実に上達するものだと実感した。
さらに私は、姉にも料理の経験について聞いてみた。すると姉は、小学四年生と五年生の自由研究でホットケーキとアイスを作ったことがあるという。私もそのときに食べた記憶があるが、姉の作ったホットケーキはふんわりとしていて、とてもおいしかった。そこで、どうすればおいしく作れるのかを尋ねてみると、ホットケーキは火加減に注意し、こげないようにすることが大切だと教えてくれた。また、アイスの場合は冷凍する時間や固めるタイミングに気を配る必要があるそうだ。姉も最初からうまくできたわけではなく、何度も失敗しながら練習を重ねて、ようやく満足のいく味にたどり着いたのだという。その話を聞いて、どんな料理でも上達するためには努力と工夫の積み重ねが欠かせないのだと改めて感じた。
このように、料理とは何度も練習を重ねることで少しずつ上達し、やがて自分なりの味を作り上げていくものだと分かった。そしてそれは、料理に限ったことではない。私が取り組んでいるサッカーや、ほかのスポーツ、さらには勉強においても同じことが言えるだろう。最初はうまくいかなくても、あきらめずに続けることで、少しずつ成長していくことができるのだ。
そしてもう一つ、料理を通して気づいたことがある。それは、「いただきます」や「ごちそうさまでした」という言葉の大切さである。自分で料理を作ってみて初めて、食材を用意する人や料理をする人の大変さを実感した。その分、食べられることへの感謝の気持ちも強くなった。これからは毎日の食事に対しても、その一つ一つを大切にしながら、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思う。
「ごちそうさまでした。」