ダマだらけのソースから始まった挑戦
小6 あさゆほ(asayuho)
2026年3月4日
レオナルド・ダ・ヴィンチのような天才たちの仕事は、まるで魔法のように急に生まれたと思っていた。でも、この文章を読んで、私はその考えは違うと気づいた。筆者は、何かを作り出せる人とそうでない人の違いは、才能でなく、ある「境目」にあると述べている。その「境目」とは、「だめでもいいからやってみるかどうか、それを何度も繰り返すかどうか」ということだ。この言葉を読んだとき、私が思い出したのは、四年生の夏休みに初めて作った「クロックマダム」のことだった。
その時の私は、夏休みのクッキング講座に参加し、「自分でも作れるはずだ」と思って作り始めた。でも、うまくいかなかった。ホワイトソースはダマだらけになり、「これ、本当に食べれるの?」と不安になった。パンも焼きすぎて、片面が真っ黒になってしまい、キッチンに焦げたにおいが広がった。思っていたものとは全然違っていて、とてもショックだった。
でも、こっこでやめるのは悔しくてたまらなかった。「絶対においしく作りたい!」と思い、もう一度挑戦することにした。料理が上手な友達に「ソースは少しずつ混ぜるんだよ」と教わり、火加減も強くしてみた。何回も失敗したけれど、そのたびにやり方を変えてみた。すると、コツが徐々にわかってきた。今では、少しならレシピを見なくても、美味しいクロックマダムが作れるようになった。
この体験は、レオナルド・ダ・ヴィンチの仕事とも似ていると思う。レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「モナ・リザ」には、「スフマート」というぼかす技法が使われている。輪郭をはっきりせず、何度も色を重ねることで、自然な立体感を出しているのだという。「はっきり書かないほうが本物らしく見える」という考え方がすごいと思った。私が火加減を少しずつ調整したように、レオナルド・ダ・ヴィンチも何度も試しながら、一番良い方法を見つけたのではないかと思う。
もし私がその場にいたら、私は絵が下手くそだから「失敗したらどうしよう」と思って、普通に線を引いてしまったと思う。でも、レオナルド・ダ・ヴィンチは「だめでもいいからやってみよう」と考えて、新しい方法に挑戦した。その勇気が、長く残る素晴らしい作品を生み出したのだと感じることができた。
私のクロックマダムづくりも、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵も、「最初からうまくできた訳ではない」。「何度も挑戦する」ことを大事にしたからうまくできた訳なのだ。私は四年生の時、「難しそうだけどやってみたい」と思って挑戦した。最初は失敗ばかりだったけれど、教えてもらったり調べたりしながら、何度も作り直した。そのおかげで、今では自分なりの作り方ができるようになった。
レオナルド・ダ・ヴィンチも、「スフマート」という新しい方法を、何度も試しながら完成させたはずだ。素晴らしいものは、魔法のように急にできた訳ではない。「失敗してもいいからやってみること」と、「できるまで何度も繰り返すこと。」この二つをあきらめないことが、創造するための第一歩なのだとわかった。
私のダマだらけのソースも、真っ黒になったパンも、今の美味しい一皿につながる大切な一歩だった。まさに「失敗は成功のもと」という言葉の通りだ。失敗を怖がらずに続けることが新しいものを生み出すための一番大切な道なのだと強く感じた。