自分にしかない良さを見つける

   中1 あささわ(asasawa)  2026年3月4日

 日本のある会社が香港で現地の人間を採用しようと求人広告を出したという。すると瞬く間に、「我こそは日本語が達者である」と胸を張ってたくさんの香港人が押しかけた。 さっそく面接をしてみたが、実際にはほとんどの人が、「コンニーチハ、サヨナーラ」といった挨拶程度しか日本語を話すことができなかったそうである。もし日本人が、「あなたは英語が話せますか」と問われたら、本当は喋れてもたいがいの人は、「少しだけ」と答えるであろう。おおかたの日本人の心のなかには、良かれ悪しかれ「謙譲」を「美徳」とする意識が残っている。日本人はもっと自己アピールをするべきだと思う。

 第一の理由は、自己アピールをすることで、自分に自信を持てようになるからだ。私は、小学校六年生の初めに、自分の長所や特技について聞かれたとき、なにも思いつかず答えられなかった。それから、答えられなかったことが心残りで、編み物やギターに挑戦してみようと初めて見たところ、とても楽しくて、ずっと続けるようになった。前までは、新しいことに挑戦することに自信がなく、ずっと引きこもってゲームをしていたため、自分にとって誇れるものがなくなっていた。そんな時に、新しいことに挑戦して、自分の長所として周りの人に伝えてみたら、「編み物できるの!?すごいね。」と褒められるようになった。それからは、新しいことを挑戦することに抵抗がなくなり、自分の長所や特技に自信を持てるようになった。自己アピールをすることで、自分には気づかなかった良さに気づくことになり、自分を成長させることができるのだ。

 第二の理由は、自己アピールをすることで、積極的に行動できるようになるからだ。私は、一年生の前期から後期まで一年間学級委員に所属しており、主に学年のために活動してきた。私と同じ委員会に所属していて後期から入ってきた女の子は、コミュニケーション能力が高く、行動も無駄がなくてテキパキしている。その上、いつも明るく、周りを笑顔にしてくれる素敵な女の子だ。一方で私は、積極的に行動した経験があまりないため、テキパキ行動することができず、いつも失敗してばかりだ。このように、普段から自己アピールをせず、行動をおこさないでいると、周りの役に立てず、自分に自信がなくなってしまう。2010年4月に日本経済団体連合会が出した「新卒採用で企業が重視した点」のデータによると、コミュニケーション能力が82%と最多で主体性が61%という結果だった。データからわかるように、社会に出てもコミュニケーション能力と主体性が求められるので、若いうちから自己アピールをして、積極的に行動するできるようになることが大切だと思う。そうすることで、社会に出て不安なことがあったとしても、積極性が身についていれば周りと打ち解けられると思うのだ。私も、悩まずとも体が勝手に動くくらい積極的に行動できるようになり、周りの人たちの役に立てるように頑張っていきたい。

 確かに、謙虚でいることで多様な視点を取り入れられるかもしれない。しかし、「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言があるように、短所は誰にでもあるからこそ、無理して落ち込む必要はなく、自分の長所を伸ばすことが大切である。長所を自己アピールしていくことで、積極性が身について、自然と周りの人と仲良くなれる。だから私は日本人はもっと自己アピールしていくべきだと思うのだ。私はこれから、相手が何をされたらうれしいかを考え行動し、様々な人の役に立てるように、自信を持って活動していきたい。