見た目の大切さ

   中2 すみひな(sumihina)  2026年3月4日

私は甘いものが大好きだ。あまり一人で出かけることはないのだが、ついついおいしそうな見た目をしていたり、金箔がかかっていたりするスイーツを見ると買いたくなってしまう。この金箔は「もったい」といい、商品を売る専門家たちが買う側の気持ちをそそのかすのに主に使われている。「もったい」がついていないともったいないと思い、見切り品のコーナーにあると買いたくなってしまう。逆に、もったいがついているモノはもったいがついている=威張っているように見える、ということで捨てたくなる。ほんのささやかな手間で、私たちの気持ちや気分は大きく左右されるのだ。きっと皆さんも、友達や親からプレゼントをもらうときに丁寧にラッピングされていると嬉しくなるだろう。「もったい」の原理はそれなのだ。

だから、「もったい」がついている気持ちのこもったものならもっとモノを大切に扱うべきなのではないだろうかと私は思う。札幌駅の地下街を散歩している時、お菓子を売っているお店で、目に留まったものがあった。昔ながらのとても質素な見た目をしていたのだが、ラッピングがとてもきれいにされており上品な雰囲気をまとっていた。この見た目なら通った人全員の目をひくだろうなと思い、近づいてよく見るともう売り切れていた。あれが「もったい」の効果か、と今思い返してみるとよく分かる。これをうまく活用して商品を売ったり買ったりさせる大量消費が経済を発展させるのだ。

しかし、「もったい」がついているからと言ってすべてを買っていいわけではない。古いものは捨て、新しいものに取り換えていくことも大切だ。昔話の桃太郎でも、いつも遊んでいた古い普段着などではなく、きちんとした戦闘服(?)を着、はちまきをしていったことで士気が上がり、勝てたのだ。改まった服装をした桃太郎たちにいつもは村人たちを困らせてばかりいた鬼も気圧されて負けてしまったのではないだろうかと私は思う。また、おばあさんやおじいさんの「安全な村にとどまっていよう」古い考えにとらわれず、鬼ヶ島に鬼退治に行くという新しい行動を起こしたのも桃太郎だ。このような昔話からも、新しい考えを行動に移すことで生活が楽しく、豊かになったと言える。

確かに、古いものを捨て、新しいものに取り換えていくことも、モノを大切に扱うことも、どちらも生活を豊かにするために大切だ。しかし、「もったい」がついているかついていないかに関わらず、古いものや新しいものを選び続けることで前向きな姿勢を養っていくことが一番大切だ。この姿勢を意識的に育てることによって自分の価値観が育ち、判断力や選択力が高められ、満足できる生活を送ることができるのではないだろうか。その積み重ねは理想の人間像を作る基盤となることにもつながる。つまり、モノの扱い方を通じて自己の成長を実現できるのだ。私も、自分がより楽しめるお菓子を選べるよう前向きな姿勢を作っていきたい。