かののんちゃん、こんにちは。これ、3週目なので、私の方で週を変えておきました。
 ごったがえす人の群れ、売り買いの人の声、路上にあふれる野菜や穀物。こういった光景を、たとえば映画などで見ると、自分には体験がなくとも郷愁(きょうしゅう)抱き(いだき)ます。それは、こういった人間同士のふれあいを求める気持ちが本能のようにあるからでしょう。
 今の時代は、近代化、合理化、スピード化、機械化とテンポよく事が運んで、人間疎外(そがい)が起こっているようです。インターネットによる買い物も当たり前になってきましたが、トラブルは多発しているようですね。私は年寄りなので、買い物に限らず、近年さまざまなものの問い合わせ先がネット上になり、電話も通じないということに大きな不安を感じます。
 買い物もやはり店舗(てんぽ)がいいですよね。仮想のサイズ合わせでは、似合う似合わないの微妙(びみょう)な判断ができません。臨機応変も無いように思います。
 「人間は社会的動物である」ことは忘れないでおきたいですね。「人間が成長するための貴重な経験は、人とのふれあいの中にこそ多く存在する」いい指摘(してき)です。


<<え2017/111pみ>>



かののんさん、文章全体を通して、現代社会における人間関係の希薄(きはく)化とその影響(えいきょう)について深く考察している点が素晴らしいです。
具体的な体験を交えながら、ネットショッピングの利便性とリスクを対比させているため、説得力が増しています。
特に、ご家族の海外旅行のエピソードは、詐欺(さぎ)(こわ)さと注意の必要性をリアルに伝えており、体験実例がよく書けています。
また、実店舗(てんぽ)での買い物の良さを具体的に挙げていることで、直接人と関わることの価値をわかりやすく示しています。
最後に、アリストテレスの名言を引用し、人間の社会性に触れ(ふれ)た点は、文章に深みを与え(あたえ)ています。
自分の意見をしっかり持ち、それを支える具体例や名言を用いて論を展開しているところがとても良いです。
これからも、身近な体験と社会的な視点を結びつけて考える力を大切にしてください。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
方法がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
名言がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1425字/1200字
思考点:92点
知識点:85点
表現点:87点
経験点:77点
総合点:90点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 26種 32個 (種類率81%) 92点
 たしかに,。しかし,。一方,するため,すると,せざる,だろう,ていえ,といえ,とどまらざる,と思う,と考える,なると,にこそ,に考える,は可能,は考える,また第,みると,を考える,使わざる,向けるべき,考えると,行くと,運ぶと,限らざる,

■知識語彙 69種 95個 (種類率73%) 85点
一方,一緒,些細,人間,以外,会話,体重,何事,便利,信頼,入力,共通,判断,利便,利点,効率,動物,印象,原点,反面,同士,商品,基盤,場面,外出,大切,大量,存在,安心,家族,容易,店員,店舗,成長,手間,換金,旅行,日常,最適,機会,毎回,注文,洋服,海外,激怒,現物,生活,生産,直接,直接的,確認,社会,経験,総合,自分,製品,視点,言葉,詐欺,販売,貴重,費用,身長,返品,返金,通常,通販,選択,重要,

■表現語彙 131種 211個 (種類率62%) 87点
おすすめ,お金,こと,これ,さ,するため,それ,ただ,たち,とき,ところ,なん,はるか,は可能,まし,もの,よう,コミュニケーション,ゴミ,サイズ,サイト,システム,ショッピング,デメリット,ネット,ボタン,ユーザー,一方,一緒,上,中,二,些細,人,人間,仕組み,以外,会話,体重,何,何事,便利,信頼,倍,入力,共通,判断,利便,利点,効率,動物,印象,原点,反面,同士,商品,国,基盤,場面,外出,大切,大量,好き,存在,安,安さ,安心,家族,容易,店,店員,店舗,性,成長,手間,換金,方,旅行,日,日常,最適,服,機会,母,毎回,注文,洋服,海外,激,激怒,父,物忘れ,現物,生活,生産,的,目,直接,直接的,確認,社会,私,積み重ね,経験,総合,自分,袋,製品,見た目,視点,言葉,詐欺,誰,豊か,販売,貴重,買い物,費用,足,身長,返品,返金,通常,通販,選択,重要,関わり,際,頃,額,黒,

■経験語彙 39種 52個 (種類率75%) 77点
おる,しまう,ちゃう,ていえ,できる,といえ,とどまる,と思う,と考える,に考える,は考える,ふれあう,れる,を考える,バレる,似合う,使う,分かる,受け取る,合う,向ける,届く,帰る,引っかかる,形づくる,押す,持つ,捨てる,異なる,着る,立ち返る,聞く,薄れる,追い求める,送り出す,運ぶ,選ぶ,関わる,限る,

■総合点 90点

■均衡点 5点
 

人間的コミュニケーションの価値
   中3 かののん(kanonon)  2026年3月3日

 今、日本の都会では、路上で物を売る人を見かけることがほとんどない。常設の店ができる前は、商売はみんな路上で行われていた。しかし、道で売っているものは時として信用できないことがあり、見しらぶの辛かった場合に白状を持ち込む先がない。路上の取引には、いつもこれくらいのリスクがつきまとう。私たちは、人間的なコミュニケーションを大切にするべきではないのだろうか。

 そのためには第一に、価格や利便性だけで判断しないことだ。私の家族は一時期、アジアのとある国の激安通販サイトで買い物をしていた。ある日、黒のフェイクレザーの洋服を注文した。ところが届いてみると、フェイクレザーでもなんでもない、ただの黒いゴミ袋のような服が届いた。システム上、製品の返品は可能だが、もともと激安であり、返品する手間や費用を考えると、使わずに捨てる方がましだと思ってしまった。私以外にも、そのようなユーザーは多いのではないかと思う。ネット上で買い物をするときには、店舗で買い物をするときの何倍も、このような詐欺に引っかかりやすい。ボタンを押すだけで買い物ができるという利便性がある反面、このようなデメリットも存在する。また、私がまだ幼い頃、家族で海外旅行に行った際、父が換金に行ったことがあった。母がお金をよく確認するようにと言って送り出したものの、物忘れの激しい父は確認せずに帰ってきてしまった。やはり父は詐欺にあっており、通常よりもはるかに少ない額しか受け取っていなかった。それに激怒した母が店に行くと、「あ、バレちゃった?」と言われ、すぐに返金されたという。このような経験からも、何事においてもよく確認することが重要であるといえる。

 また第二に、直接人と関わる経験を大切にすることだ。私は母と買い物に行くのが好きで、外出するとほとんど毎回のように一緒に買い物をする。特に服を見ることが多い。実店舗に足を運ぶと、現物を直接確認でき、試着できることが大きな利点である。見た目では良いと思ったものでも、実際に着てみると印象が異なることがある。試着はサイズの確認にとどまらず、自分に似合うかどうかを総合的に判断できる機会となる。このように考えると、ネットショッピングの難しさがよく分かる。さらに、店舗では店員と直接会話することができ、自分に合う商品やおすすめを聞くことができる。一方で、ネット上でも身長や体重、サイズを入力して商品を選ぶ仕組みはあるが、それだけで最適な選択をするのは容易ではない。人と関わる経験を大切にすることで、日常の些細な場面もより豊かなものになると私は考える。これは服に限らず、あらゆる場面に共通していえることである。

 たしかに、大量生産や大量販売は、私たちの生活を便利で豊かなものにしてきた。しかしその一方で、人と人との直接的な関わりは薄れつつあるのではないだろうか。効率や安さだけを追い求めるのではなく、誰とどのように関わるかという視点を持つことが、これからの社会においてより重要になると考える。私たちは原点に立ち返り、社会の基盤である人間同士のコミュニケーションに目を向けるべきである。アリストテレスの「人間は社会的動物である」という言葉がある。人間が成長するための貴重な経験は、人とのふれあいの中にこそ多く存在するのではないだろうか。さらに、そのような関わりの積み重ねが、信頼や安心といった社会の基盤を形づくっていくのだといえる。