成長してからこそ必要な「昔話」
小6 とやちな(toyatina)
2026年3月4日
僕に大きな成長を与えてくれた昔話は「泣いた赤鬼」だ。昔は、ただ赤鬼と青鬼両方ともかわいそう
としか思っていなかった。しかし、今になってもう一度考えてみると、鬼というだけで差別をしてしま
う。友達のために自分を捨てて、失ってしまうもの。と、一見簡単なことだと思えるが、実際は意外に難しいことが述べられている。以前料理をすることが得意な男子の友達がいた。しかし、調理実習で男子という理由だけであまり頼ってもらえないとことがあった。本当は得意なのに男子というくくりだけで料理ができないと決めつけられてしまうというのは理解しがたいことである。この体験も「赤鬼」と同じことがいえるように、昔話には日常でよく起こることが形式は異なるが述べられているとわかった。
これは母に聞いた話だ。母にとって心に残った昔話は「みにくいアヒルの子」だそうだ。みにくいアヒルの子は、アヒルの子供たちと見た目が違うからという理由でいじめられていて、やがて成長したら白鳥になるという話だ。苦手なことがあると批判されてしまうのはよくあるが、それは成長する段階の途中・得意なことを見つけ途中ともいえ、成長するのは人それぞれだということをみにくいアヒルの子は伝えたいのだと母は推測していた。やなせたかしさんは50歳でアンパンマンを書き始め、それまでは何の経歴もなく、成功するまで周りの評価に飲み込まされず、ヒットするまで漫画を描き続けた。自分は、「みにくいアヒルの子」は周りと違うから否定され、魅力に気づいてもらえない。また、自分の魅力を気づいてもらえるまで努力を続けた人(鳥)が成功すると読み取ることができると考える。というように、一つの昔話からたくさんの教訓に気づくことができる。
以上を踏まえ、昔話は「子供」が聞く話だと思われがちだが、そうではなく「大人」だからこそ読むのが必要な内容である。例えば、日本人は周りの空気に流されやすく、同調圧力に弱いが、みにくいアヒルの子に、周りと違うというだけで否定されている、白鳥の子供と同じことがいえる。というように。昔話を読むことで自分の弱さを理解することができる。だれかとともに生きたり、つらかったりしたときに重要なことが昔話には述べられている。その内容を「大人」は当たり前だと言い読まない。凡事徹底という言葉があるように昔話は大人が今になって深く考えてみる必要がある内
容だ。よってこれからも、当たり前を改めて理解し、こなしていくことの大切さを忘れないよう努めていきたい。