自分の体験から「あだ名のよさ」をしっかり考えているところが、とてもすてきです。

<<え2010/32み>>

【総評】
 この作文のよさは、「体験」と「思考」を結びつけている点にあります。自分のあだ名の経験をもとに、そこから理由を三つに分けて説明しており、考えの筋道がとても分かりやすいです。特に、具体的なクラスでの出来事を使って説明しているところに、よく考えて書いた(あと)が感じられます。最後には反対の立場にもふれながら自分の意見をまとめており、中学一年生らしい論理的な意見文になっています。

【段落ごとの講評】
第1段落:自分のあだ名の体験を具体的に紹介(しょうかい)しながら、「あだ名はよい」という主題がはっきり示されています。読者がイメージしやすい例が多く、興味を引く導入になっています。自分の気持ちの変化も書かれていて、とてもよい書き出しです。

第2段落:第一の理由として、「仲が深まる」という考えを、クラスの変化という具体例で説明できています。時間の流れ(2年生→4年生)も書かれていて、説得力があります。実体験をしっかり使ったよい段落です。

第3段落:第二の理由として、「分かりやすさ」に注目している点がよいです。実際の会話場面を入れることで、問題と解決がはっきり伝わります。身近な具体例で説明できている、分かりやすい段落です。

第4段落:第三の理由として、「親近感」という少し広い視点から考えているところがよいです。言葉づかいと人との距離(きょり)の関係に気づいている点に、考えの深まりが見られます。前の段落とは違う(ちがう)角度の理由になっていて、バランスのよい構成です。

第5段落:反対意見にふれた上で、自分の考えをまとめているところがとてもよいです。「確かに〜だが」という形で、より説得力のある結びになっています。全体をしっかり締めくくる(しめくくる)、完成度の高い段落です。

【考えを深めるための質問】
 もし「あだ名」で呼ばれることが苦手な人がいた場合、その人とも仲よくなるためには、どんな工夫ができると思いますか?

字数/基準字数:912字/600字
思考点:56点
知識点:52点
表現点:58点
経験点:63点
総合点:63点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 12種 15個 (種類率80%) 56点
 確か, 第,あだ名によって,すると,たから,だと,と思う,に思う,は思う,傷付ける場合,合うと,言うと,

■知識語彙 22種 28個 (種類率79%) 52点
一緒,人組,印象,友達,反応,名前,実例,年生,最初,最近,熱血,理由,男女,男子,自信,自分,行動,親友,親近,転校,週間,関係,

■表現語彙 66種 136個 (種類率49%) 58点
 確か,〇,あだ名,いま,いろいろ,おかげ,きっかけ,こ,こと,こはる,さん,それ,たち,ちゃん,とき,ねぎ,みんな,よう,わたし,ん,クラス,一,一緒,三,三つ,二,人,人組,今,仲,何,傷付ける場合,印象,友だち,友達,反応,名前,変,子,実例,年生,後,急,感,方,昔,時,最初,最近,熱血,理由,男,男女,男子,私,自信,自分,行動,親友,親近,訳,誰,転校,週間,関係,静か,

■経験語彙 29種 57個 (種類率51%) 63点
あたえる,おる,くれる,こる,しまう,だす,できる,と思う,なぐ,に思う,はやる,は思う,れる,わかる,付ける,伝える,使う,傷付ける,分かる,合う,呼ぶ,始める,持てる,気に入る,流行る,深まる,知る,過ごす,関わる,

■総合点 63点

■均衡点 6点
 

あだ名について
   中1 いまこは(imakoha)  2026年4月1日

 わたしは友だちや親友から「こは」やいろいろな訳あって、「ごある」などと呼ばれている。「こは」はほぼ男友達から呼ばれていて「ごある」は親友から呼ばれている。私はこのあだ名を気に入っている。昔はいつも「こはるちゃん」だったけど、今は「こは」や「ごある」になって、こんないいあだ名を付けてくれる友だちができたんだ、と自分に自信を持てるようになったからだ。クラスの子でとても面白いあだ名の子がいる。そのあだ名は「おみゲッツ」、「ねぎなぎ」、「いまみー」だ。三人とも気に入っている。わたしはあだ名を付けるのはいいと思う。理由は三つある。

 第一の理由として、仲がもっと深まる。私のクラスではあだ名を付け合うのがはやっており、あだ名はみんな知っているし、男女関係なく使ったりしている。最初の二年生ぐらいの時、わたしたちのクラスは静かでみんな名前とくん、ちゃんで呼び合っていた。だが4年生の時、とても明るい熱血男子が転校してきた。その二週間後、何をきっかけに流行り始めたか分からないのだが急にあだ名がクラスで流行りだし、みんなあだ名を付けるようになった。そのおかげでみんなの仲が良くなり、楽しく過ごすことができた。

 第二の理由としてあだ名で呼び合うと分かりやすいからだ。クラスの子で私との呼び方がまったく一緒な子がいる。しかも私はその子Aちゃんともう一人Bちゃんの親友がいる。いつも三人組で行動していて、Aちゃんが私に「こっちゃん」と言うときはいいのだが、Bちゃんが「こっちゃん」と言うと二人とも「ん?何。」と反応してしまい、わかりにくいなとなり、あだ名を付けた。そうすると誰が誰に言っているか分かりやすくなった。

 第三の理由としてあだ名がないと親近感が少ないように思ってしまう。最近、あだ名を使っていない人はほとんど「〇〇さん」と呼ぶようになった。それだとあまり親しくないようなあまり関わっていないようになってしまうと思う。

 確かにあだ名によって、変な印象をあたえてしまったり、誰かを傷付ける場合もある。だが、実例で伝えたように、仲が深まったり、誰に言っているのか分かりやすくなったりするとわたしは思う。