「まるでこの人生が終わるくらいビックリした」という表現(ひょうげん)に、気持ちの強さがよく表れていて、とても印象的でした。

<<え2011/40jみ>>

総評(そうひょう)
 この作文の一番の良さは、「気持ちをまっすぐに表現(ひょうげん)しているところ」です。先生との別れに対する驚き(おどろき)や悲しみが、素直(すなお)な言葉で丁寧(ていねい)描か(えがか)れていて、読む人にもその気持ちがしっかり伝わってきます。また、お母さんの体験を取り入れることで、「別れ」と「再会(さいかい)」という広い視点(してん)から考えを深めている点も素晴らしい(すばらしい)です。自分の体験を出発点にしながら、そこから学びを見つけている、成長を感じる作文です。

段落(だんらく)ごとの講評(こうひょう)
第1段落(だんらく):会話から始まる書き出しで、場面がすぐに伝わってくる良い導入(どうにゅう)です。(なみだ)をぬぐう様子や、みんなの声がガラガラになっている様子から、教室の空気や悲しみの大きさがよく伝わります。自分の驚き(おどろき)を「まるでこの人生が終わるくらい」とたとえているのも、とても印象的です。

第2段落(だんらく):お母さんの体験を取り入れて、話を広げているところがとても良いです。別れだけでなく、その後の再会(さいかい)まで書かれていることで、読み手に希望も伝わります。具体的なエピソードがあることで、「別れ」の意味をより深く考えられている段落(だんらく)になっています。

第3段落(だんらく):最後に「分かったこと」として、自分の学びをしっかりまとめている点が素晴らしい(すばらしい)です。「思い出は消えない」という気づきに加えて、「新しい出会いもある」と前向きに考えているところに成長が感じられます。自分の言葉でしっかり締めくくら(しめくくら)れています。

【考えを深めるための質問(しつもん)
 今回の作文では「別れても思い出は残る」と気づいていますね。では、その思い出をこれからどんなときに思い出したり、どのように自分の力にしていきたいと思いますか?

字数/基準(きじゅん)字数:633字/500字
思考点:41点
知識(ちしき)点:51点
表現(ひょうげん)点:56点
経験(けいけん)点:51点
総合(そうごう)点:54点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 6種 6個 (種類率100%) 41点
。しかし,あるので,たから,だと,と思う,ぬけざる,

■知識語彙 20種 33個 (種類率61%) 51点
一生,一番,一緒,中学生,人生,先生,友達,大切,子供,学校,市場,年間,担任,日本,時間,校歌,状況,瞬間,絶対,自分,

■表現語彙 61種 99個 (種類率62%) 56点
お世話,お母さん,こと,これ,ご飯,すそ,そう,たち,どこ,みたい,みんな,ん,オーストラリア,ガラガラ,クラス,スーパー,ビックリ,メッセージ,ヶ月,一,一生,一番,一緒,中学生,二,人,人生,今,先生,出会い,前,友達,声,大切,子供,学校,市場,帰り,年間,式,後,心,思い出,担任,日,日本,時,時間,服,校歌,涙,状況,目,瞬間,私,絶対,自分,花,話,頃,頭,

■経験語彙 21種 34個 (種類率62%) 51点
しまう,と思う,ぬぐう,ぬける,よる,出る,分かる,喜ぶ,始まる,帰る,忘れる,悲しむ,歌う,歌える,渡す,終わる,経つ,聞く,送る,離れる,食べる,

■総合点 54点

■均衡点 5点
 

悲しいお別れ
   小5 あこゆい(akoyui)  2026年4月1日

 「先生、これまで一年間本当にありがとうございました。」私は今にも涙が出てきそうな目を服のすそでぬぐった。自分のクラスの担任の先生がこの学校を離れてしまう、ということは全く聞いたことがなかったからだ。今の状況は、この学校を離れてしまう先生がみんなにメッセージを送ってお世話になった子供たちも先生に花を渡すという式が終わって、クラスに帰ってきてみんなが悲しんでいる、という状況だ。これから校歌を歌うのに、みんなの声はガラガラになって歌える状況でもなかった。私が先生にこの学校を離れるということを聞いたのは、式が始まる二ヶ月前のことだった。みんなは聞いた瞬間、「えっ」と言った人が多かった。私もまるでこの人生が終わるくらいビックリした。

 お母さんから聞いた話だと、中学生の頃に、一緒にご飯を食べたり、帰りにスーパーや市場によったりしていた一番の友達がある日、オーストラリアへ言ってしまったそうだ。お母さんはその時とてもビックリしたそうだ。しかし、言ってしまった後に長い時間が経ってまた、日本へ帰って来たのだった。お母さんは喜んだそうだ。友達も日本をなつかしそうにしていてまたとても嬉しかったそうだ。その時のことを絶対に忘れなかったみたいだ。

 私は、大切だった人や、大切な先生がどこかへ離れてしまってもその時の思い出が頭から一生ぬけずに忘れないんだな、ということが自分で分かった。そして、新しい出会いもあるのでその思い出もずっと心にあるのだ、と思いました。