悲しいお別れ

    ()  年月日

 「先生、これまで一年間本当にありがとうございました。」私は今にも涙が出てきそうな目を服のすそでぬぐった。自分のクラスの担任の先生がこの学校を離れてしまう、ということは全く聞いたことがなかったからだ。今の状況は、この学校を離れてしまう先生がみんなにメッセージを送ってお世話になった子供たちも先生に花を渡すという式が終わって、クラスに帰ってきてみんなが悲しんでいる、という状況だ。これから校歌を歌うのに、みんなの声はガラガラになって歌える状況でもなかった。私が先生にこの学校を離れるということを聞いたのは、式が始まる二ヶ月前のことだった。みんなは聞いた瞬間、「えっ」と言った人が多かった。私もまるでこの人生が終わるくらいビックリした。

 お母さんから聞いた話だと、中学生の頃に、一緒にご飯を食べたり、帰りにスーパーや市場によったりしていた一番の友達がある日、オーストラリアへ言ってしまったそうだ。お母さんはその時とてもビックリしたそうだ。しかし、言ってしまった後に長い時間が経ってまた、日本へ帰って来たのだった。お母さんは喜んだそうだ。友達も日本をなつかしそうにしていてまたとても嬉しかったそうだ。その時のことを絶対に忘れなかったみたいだ。

 私は、大切だった人や、大切な先生がどこかへ離れてしまってもその時の思い出が頭から一生ぬけずに忘れないんだな、ということが自分で分かった。そして、新しい出会いもあるのでその思い出もずっと心にあるのだ、と思いました。