自分の長所と短所を具体的な体験と結びつけて考えているところがとても印象的です。

<<え2010/47み>>

【総評】
 この作文のよさは、「思考の深まり」にあります。長所と短所のどちらか一方に偏る(かたよる)のではなく、両方の価値を比較(ひかく)しながら考え、最後に「目的」という一段高い視点でまとめている点がとても優れています。特に、自分の経験や具体例をもとに考えを広げているところに、しっかり考え抜い(かんがえぬい)(あと)が感じられます。「自分をどう成長させるか」というテーマに正面から向き合っている、説得力のある意見文です。

【段落ごとの講評】
第1段落:自分の長所と短所を具体的な場面とともに示しており、読み手に状況(じょうきょう)がよく伝わります。特に、定期考査のときの様子など、体験を通して説明している点が説得力につながっています。自分自身を客観的に見つめている姿勢がよく表れています。

第2段落:長所を伸ばす(のばす)ことの良さについて、自分の得意科目である理科を例に挙げて説明しているのが効果的です。実際の勉強方法と結びつけているため、考えが具体的で分かりやすくなっています。「どう役立つか」がはっきり伝わる段落になっています。

第3段落:短所を直す必要性について、作家のエピソードを使って説明している点がとてもよいです。自分の考えだけでなく、他者の事例を取り入れることで、意見に広がりと説得力が生まれています。「別の立場」からの考えがしっかり示されています。ユーモア表現もいいですね。

第4段落:長所と短所のどちらも大切だという考えを踏まえ(ふまえ)た上で、「自分を向上させることが目的」という形にまとめているのが見事です。方法と目的を区別して考えている点に、思考の深さが表れています。名言の引用も効果的で、文章全体を引き締め(ひきしめ)ています。

【考えを深めるための質問】
 あなたがこれから「自分を向上させるために」具体的に一つ取り組むとしたら、長所を伸ばす(のばす)ことと短所を直すことのどちらを選びますか。また、それはなぜですか。

字数/基準字数:928字/600字
思考点:69点
知識点:64点
表現点:64点
経験点:73点
総合点:73点
均衡(きんこう)点:6点

 


■思考語彙 17種 21個 (種類率81%) 69点
 しかし, 確か,。しかし,。確か,あると,すべき,すれば,そのため,たので,だろう,と思う,ないと,なければ,なると,伸ばせば,怠けざる,聞くと,

■知識語彙 39種 75個 (種類率52%) 64点
一切,一時,一生懸命,一番,作家,冴子,努力,勉強,向上,大事,大切,大変,学校,定期,得意,意味,慎重,才能,授業,教科,方法,最後,正直,氷室,理科,目標,目的,短所,確認,羽目,考査,能力,自分,自身,言葉,試験,達成,部屋,長所,

■表現語彙 80種 152個 (種類率53%) 64点
 確か,。確か,お金,こと,これ,すぎ,せい,そこ,そのため,その他,その後,それ,それら,たち,とき,ところ,まし,もの,やる気,よう,ゲーム,パソコン,一切,一時,一生懸命,一番,中,事,人,他,作家,僕,冴子,前,努力,勉強,向上,大事,大切,大変,嫌,学校,定期,引っ越し,後,得意,意味,慎重,才能,授業,教科,方,方法,時,最後,本,正直,氷室,理科,的,目,目標,目的,短所,確認,羽目,考え,考査,能力,自分,自身,言葉,試験,話,身,達成,部屋,長所,間,間違い,

■経験語彙 36種 57個 (種類率63%) 73点
あう,いける,かく,しまう,すぎる,せる,できる,とまる,と思う,なくす,はかどる,はさむ,わかる,付き合う,伸ばす,信じる,信ずる,入る,出る,取り組む,壊す,変わる,忘れる,怒る,怠ける,感じる,払う,挟む,書く,減る,疲れる,直す,習う,聞く,開く,頑張る,

■総合点 73点

■均衡点 6点
 

長所と短所
   中2 あかそよ(akasoyo)  2026年4月1日

 僕の長所は嫌なことも一生懸命取り組むところだ。学校の授業は正直言って面倒くさいものもある。だが、怠けずにしっかりと授業には取り組んでいる。中にはパソコンを開いてゲームをしている人たちもいるがそういうことは一切しない。僕の短所は慎重になりすぎてしまうところだ。定期考査の時に間違いはないか確認しすぎたりして疲れて最後の方の教科には身が入らなくなってしまったりしてしまう事もある。そうなると、後からあんなことをしなければよかったと思ってしまって嫌になってきてしまう。そういうものとうまく付き合わないといけない。

 確かに長所を伸ばすことは大切だ。僕は学校で習う9教科の中で一番理科が得意だ。定期考査前などの試験勉強の時は、他の試験の勉強の間に理科の勉強をはさむことでやる気が出やすくなり勉強がはかどり頑張るようになった。長所を伸ばすことでその他の短所などのものが、それらが短所だという事を少し忘れてできるのである。得意であることを嫌なことの間に挟んでするというたったこれだけで短所を一時的にだが少し感じにくく変わるのである。

 しかし、短所を直すことが大事という考えもある。氷室冴子という作家が怒ったときに部屋を壊したりしたことがあると本に書いていた。その後の引っ越しの時には高いお金を払う羽目になってしまったのでそういうものはなくすべきだとかいていた。確かにこの話を聞くとそういう短所はなくさないと大変な目にあうことがあるという事がよくわかるだろう。短所のせいでお金が減るならその短所を直した方がましだ。とはいっても短所の直し方はよくわからない。

 長所を伸ばすことも短所を直すことも大切だ。しかし、最も大切なのは自分自身を向上させるという目的である。長所を伸ばすか短所を直すかというのはそのための方法であって、それが目的ではない。それだけで目標を達成したと思ってそこでとまったら、それは全く意味がなかった事になる。「才能とは自分自身を信ずる能力である」という言葉もあるように自分を信じて自分が長所を伸ばしたいと思った時に長所を伸ばせばよいし、ちゃんと短所を直したいと思った時に短所を直すように努力すればよいのだ。