あだ名はよいか
中2 あおなち(aonati)
2026年4月1日
サッカーの東京都五地域トレセンという選抜の選手が集まる場で、僕は初対面の人から「風神雷神ゆうじん」というあだ名をつけてもらった。最初は少し驚いたが、そのインパクトのある呼び名のおかげで一気に場の雰囲気が和み、自然と会話が広がっていった。互いのプレースタイルやポジションについても話が弾み、気づけば打ち解けていた。こうしたきっかけがあったことで、仲間との距離を一気に縮めることができた。
あだ名の良い面は、上下関係がなくなり、親密さが増すことである。アメリカ企業に関する興味深いデータがある。成功している会社のCEOの約60%が、ニックネームやファーストネームを日常的に使用しているというものだ。つまり、堅い本名ではなく、短くて呼びやすい名前をあえて通称として使っている人が多いのである。これは単なる習慣ではなく、周囲との距離を縮め、親しみやすい印象を与える効果がある。実際に、社員や取引先とのコミュニケーションが円滑になり、組織全体の雰囲気も柔らかくなる傾向がある。こうした工夫が、結果として企業の成功にもつながっているのではないだろうか。
あだ名の悪い面は、先入観を生んでしまうことである。例えば、僕の学校には「ジャイアン」と呼ばれている先生がいた。僕はその名前から、怒りっぽくて威圧的な、とても怖い人なのだろうと勝手に想像していた。そして五年生の時、その先生が自分の担任になったと知り、不安な気持ちでいっぱいになった。しかし、実際に会ってみると、その印象は大きく覆された。先生はとても穏やかで、生徒一人ひとりに丁寧に接する優しい人だったのである。この経験から、あだ名だけで人を判断してしまうことの危険性を強く感じた。名前の印象にとらわれず、自分の目で確かめることの大切さを学んだ気がする。
あだ名は良い面も悪い面もある。あだ名を使うか使わないかが大事なのではなくて、最も大切なのは友情の深さである。どんな呼び方をしても、親密になれるし信頼関係を築けるはずだ。