あおなちさんの作文は、あだ名についての良い面と悪い面をバランスよく考え、具体的な実例を交えて書かれているところがとても素晴らしいです。
最初の段落で、自分の体験を通してあだ名が場の雰囲気(ふんいき)を和ませ、仲間との距離(きょり)を縮める効果を実感していることがよく伝わってきます。
また、アメリカ企業(きぎょう)のCEOのニックネーム使用に関するデータを紹介(しょうかい)し、あだ名が親しみやすさやコミュニケーションの円滑(えんかつ)化に役立つという説得力のある説明も印象的です。
さらに、「ジャイアン」と呼ばれる先生の例を通して、あだ名による先入観の危険性を具体的に示し、自分の体験から学んだことをしっかりとまとめている点も評価できます。
最後のまとめでは、あだ名の使い方よりも友情の深さが大切だという考えを述べ、文章全体のテーマをうまく締めくくっ(しめくくっ)ています。
全体として、具体例やデータを効果的に使いながら、自分の考えをわかりやすく伝えられている点がとても良いです。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
複数の意見がよく書けています。
総合化の主題がよく書けています。

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:856字/600字
思考点:49点
知識点:75点
表現点:72点
経験点:67点
総合点:65点
均衡(きんこう)点:0点

 


■思考語彙 9種 10個 (種類率90%) 49点
。しかし,。つまり,。例えば,だろう,とらわれざる,は単なる,みると,気づけば,築けるはず,

■知識語彙 55種 69個 (種類率80%) 75点
丁寧,上下,不安,仲間,企業,会社,会話,使用,信頼,傾向,先入観,先生,全体,円滑,初対面,判断,効果,勝手,印象,危険,友情,取引,名前,周囲,地域,大事,大切,威圧,学校,工夫,年生,想像,成功,担任,日常,最初,本名,東京,生徒,社員,組織,経験,結果,習慣,自分,自然,親密,距離,通称,選手,選抜,関係,雰囲気,雷神,風神,

■表現語彙 97種 135個 (種類率72%) 72点
あだ名,おかげ,きっかけ,こと,これ,さ,じん,もの,アメリカ,インパクト,コミュニケーション,サッカー,スタイル,データ,トレセン,ニックネーム,ネーム,ファースト,プレー,ポジション,一人ひとり,丁寧,上下,不安,互い,五,人,仲間,企業,会社,会話,使用,信頼,傾向,僕,先,先入観,先生,全体,円滑,初対面,判断,効果,勝手,印象,危険,友情,取引,名前,周囲,呼び名,地域,場,大事,大切,威圧,学校,工夫,年生,怒り,性,想像,成功,担任,方,日常,時,最初,本名,東京,気,気持ち,生徒,的,目,社員,穏やか,築けるはず,組織,経験,結果,習慣,自分,自然,親密,話,距離,通称,選手,選抜,都,関係,雰囲気,雷神,面,風神,%,

■経験語彙 32種 39個 (種類率82%) 67点
しまう,つける,つながる,できる,とらわれる,なくなる,なれる,もらう,ゆう,れる,与える,会う,使う,呼ぶ,和む,増す,学ぶ,広がる,弾む,感じる,打ち解ける,接する,気づく,生む,知る,確かめる,築ける,縮める,覆す,親しむ,集まる,驚く,

■総合点 65点

■均衡点 0点
 

あだ名はよいか
   中2 あおなち(aonati)  2026年4月1日

 サッカーの東京都五地域トレセンという選抜の選手が集まる場で、僕は初対面の人から「風神雷神ゆうじん」というあだ名をつけてもらった。最初は少し驚いたが、そのインパクトのある呼び名のおかげで一気に場の雰囲気が和み、自然と会話が広がっていった。互いのプレースタイルやポジションについても話が弾み、気づけば打ち解けていた。こうしたきっかけがあったことで、仲間との距離を一気に縮めることができた。

 あだ名の良い面は、上下関係がなくなり、親密さが増すことである。アメリカ企業に関する興味深いデータがある。成功している会社のCEOの約60%が、ニックネームやファーストネームを日常的に使用しているというものだ。つまり、堅い本名ではなく、短くて呼びやすい名前をあえて通称として使っている人が多いのである。これは単なる習慣ではなく、周囲との距離を縮め、親しみやすい印象を与える効果がある。実際に、社員や取引先とのコミュニケーションが円滑になり、組織全体の雰囲気も柔らかくなる傾向がある。こうした工夫が、結果として企業の成功にもつながっているのではないだろうか。

 あだ名の悪い面は、先入観を生んでしまうことである。例えば、僕の学校には「ジャイアン」と呼ばれている先生がいた。僕はその名前から、怒りっぽくて威圧的な、とても怖い人なのだろうと勝手に想像していた。そして五年生の時、その先生が自分の担任になったと知り、不安な気持ちでいっぱいになった。しかし、実際に会ってみると、その印象は大きく覆された。先生はとても穏やかで、生徒一人ひとりに丁寧に接する優しい人だったのである。この経験から、あだ名だけで人を判断してしまうことの危険性を強く感じた。名前の印象にとらわれず、自分の目で確かめることの大切さを学んだ気がする。

 あだ名は良い面も悪い面もある。あだ名を使うか使わないかが大事なのではなくて、最も大切なのは友情の深さである。どんな呼び方をしても、親密になれるし信頼関係を築けるはずだ。