うなちゃん、こんにちは。自分とは何かを考えるときに、文学を読むように他者と比べてみるという客観的な方法があります。また、自分の人生こそがひとつの物語であると気づくように、ほかとは比べられない主観的なとらえ方もあります。
 本を読むように自分をほかのものと比べて確認する客観的な見方は、とても有効で分かりやすいものです。いちばん実感できる例を挙げることができました。「喜びか悲しみかの二()」となり「歓喜(かんき)嘆き(なげき)でざわざわ」する定期テストです。何故このような試練を強いられるのかと思いますが。点数という客観評価があることで向上心がわき、成長できるのは確かです。
 反対に他者と比べることのできない自分らしさもあります。抱き(いだき)続ける夢によって幸せな人生を送ることができます。ライト兄弟は見事に夢を実現させました。たとえ実現にいたらなくても、自分らしい夢や生き方は大切ですね。
 そうして、いちばん大事なことは、目標を見失わずたくましくひたむきに生きることですね。生きる力を育むことが大事です。

<<え900み>>





すりりんごさんの作文は、「ふしぎ」というテーマを通じて、自分自身や人生、そして社会との関わりについて深く考えているところがとても素晴らしいです。まず、児童文学を通じて「たましい」のふしぎに気づくという視点は独創的で、子どもと大人の両方に読んでもらいたいという願いが伝わってきます。次に、客観的な評価と自己の夢や物語の両面をバランスよく捉え(とらえ)ている点も印象的です。特に、テストの点数だけでなく、その後の努力や成長に目を向けているところは、現実的で前向きな考え方がよく表れています。また、ライト兄弟の例を用いて、夢を持つことの大切さを具体的に示しているため、説得力があります。最後に、「人生は自転車のようなもの」という名言を引用し、二つの視点のバランスをとることの重要性をまとめている点も文章全体を引き締め(ひきしめ)ています。すりりんごさんの考えがよく伝わる、深みのある作文でした。

項目(こうもく)評価】
・複数の意見がよく書けています
・体験実例がよく書けています(テストの経験を通じての考察)
・昔話の実例がよく書けています(ライト兄弟の話)
・名言がよく書けています(人生は自転車のようなもの)
・総合化の主題がよく書けています(客観的評価と自己の夢のバランス)

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1327字/600字
思考点:72点
知識点:85点
表現点:84点
経験点:83点
総合点:86点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 18種 27個 (種類率67%) 72点
 しかし, 確か,。しかし,。だから,。なぜ,からこそ,するため,そのため,たから,たらしい,だろう,と思う,なければ,れるかも,保つため,生まれるから,競おう,者にとって,

■知識語彙 69種 118個 (種類率58%) 85点
一生懸命,一緒,世界,世界中,主義,五感,交通,人生,人間,今後,他人,個人,兄弟,児童,公共,前回,努力,勉強,勝敗,勝者,名言,向上,唯一,大人,大切,大幅,子供,存在,学力,学校,定期,客観,将来,得点,必要,意味,意思,成功,成果,成長,才能,指標,敗者,教室,文学,普段,機関,歓喜,比較,点数,物語,現在,現実,生活,生涯,発明,相手,社会,競技,結果,習慣,肯定,自分,自身,自転車,評価,逆転,通用,飛行機,

■表現語彙 123種 216個 (種類率57%) 84点
 確か,いろいろ,ここ,こと,ころ,さ,ざわざわ,するため,そのため,そのもの,それ,たち,とき,なか,ひとつ,ふしぎ,もの,よう,わけ,われわれ,スポーツ,テスト,バランス,ライト,一生懸命,一緒,世界,世界中,中,主義,二,二つ,五感,交通,人,人生,人間,今後,他,他人,保つため,個人,兄弟,児童,公共,分,前,前回,努力,勉強,勝敗,勝者,化,名言,向上,唯一,喜び,嘆き,夢,大人,大切,大幅,子ども,子供,存在,学力,学校,定期,客観,将来,彼ら,後,得点,必要,悲しみ,意味,意思,成功,成果,成長,我々,手,才能,指標,敗者,教室,文学,方,日々,普段,機関,次,歓喜,比較,点,点数,物語,現在,現実,生き方,生活,生涯,発明,的,相手,社会,私,空,競技,結果,習慣,者,肯定,自分,自身,自転車,評価,誰,豊か,返し,逆転,通用,飛行機,

■経験語彙 43種 60個 (種類率72%) 83点
おく,しれる,せる,つくり出す,できる,とる,と思う,もつ,もらう,られる,れる,わかる,上回る,住む,作る,使う,保つ,優れる,分かれる,勝つ,収める,喜ぶ,役立つ,悲しむ,抱く,捉える,死ぬ,気がつく,測れる,生きる,生まれる,知る,競う,続ける,話す,語る,読む,走る,超える,返す,進む,飛ばす,飛ぶ,

■総合点 86点

■均衡点 5点
 

「ふしぎ」と言えば
   中2 すりりんご(akimano)  2026年4月2日

「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在していることほど「ふしぎなことはない。自分が意志したわけでもなく、願ったわけでもないが、気がつくとこの世に存在していた。「私」のふしぎを忘れた「たましい」のことを忘れていきているひとに「ふしぎ」をわからせる点で児童文学は特に優れている。児童文学には子どもの住んだ五感で捉えた世界が語られている。だから、児童文学を大人にも子供にも読んでもらいたい。現在のような個人主義が進み、生き方をある程度肯定する者にとっては、個人にふさわしい物語をもつ、あるいはつくり出す必要がある。しかし、誰もがそのような物語をつくり出す才能があるわけではない。このようにして自分の人生を生きるとき、死ぬときにあたって自分の生涯そのものが世界のなかで他にはない唯一の「物語」であったこと、「私」という存在のふしぎがひとつの物語のなかに収められていたことに気がつくだろう。自分の人生を豊かに意味のあるものとするために、われわれはいろいろな「ふしぎ」についての物語を知っておくことが役立つのではないだろうか。

 確かに、客観的な指標は大切だ。必ず、競技には勝敗があり、喜びか悲しみかの二択に分かれる。学校の定期テスト返しではテストが返されるとともに、教室が歓喜と嘆きでざわざわとしている。返される前には一緒に点数を競おう、などと話している人も少なくない。そして、点数が相手より高かった人は、喜び、低かった人は悲しむ。ここまでは、点数が高かった方が良いのではと思う。しかし、この後の成果は点数が低かった、敗者が勝者の点数を大幅に上回る。なぜ、逆転の結果になるのか。それは、敗者は勝者よりも悔しさが多い分、次は必ず勝つ、という意思が生まれるからだ。そのため、敗者は日々努力し、次の定期テストでは前回の勝者の得点を大幅に超えていく。そして、その勉強が習慣化されることで学力が向上していくのである。このことは勉強だけではなく、スポーツや生活にも通用する。このように客観的な指標で自分自身を向上させることができる。

 しかし、同時に、人間には他人との比較では測れないものがある。将来の夢で「空を飛ぶこと」を抱いたことはないか。この夢は、他人から見たら、子供っぽいと思われるかもしれない。しかし、この夢があったからこそ一生懸命生きた人がいる。それはライト兄弟だ。ライト兄弟は、飛行機を作った人として世界中で知られている。彼らは、幼いころから「自分たちの手で人間を空へ飛ばす」という夢を抱いていたらしい。その夢を抱いていたからこそ、普段我々が使っている公共交通機関である飛行機が発明されたのだ。彼らのように客観的に他人と比較をしないことで成功した人もいる。

 確かに、人間には他人との比較の中で評価される自分と、自分自身の物語の中でわかる自分とがある。しかし、人生とは自転車のようなものだ。バランスを保つためには、走り続けなければならない、という名言があるように、最も大切なことはその二つのバランスをとって現実の社会をたくましく生きていくことではないだろうか。私は今後もバランスをとりながら、自分自身を成長させていきたい。