「ふしぎ」という言葉から人生の意味まで考えを広げているところに、深い思考力を感じました。
<<え2022/24pみ>>
【総評】
この作文の最も優れている点は、「客観」と「主観」という二つの視点を対比させながら、自分の生き方について考えている思考の深まりです。特に、数値やデータの価値を認めつつ、それだけでは測れない「自分の価値観」の大切さへと展開している点にバランスの良さがあります。また、テストの体験などを通して自分の実感を交えているため、抽象的な内容にも説得力が生まれています。最後には「問い続けること」という視点でまとめており、全体として一貫したテーマがしっかりと貫かれています。
【段落ごとの講評】
第1段落:要約として、「ふしぎ」というテーマを哲学的に捉えている点が印象的です。人間の存在や人生の意味にまで視点を広げており、課題文の理解が的確にできています。主題へとつながる導入としてしっかり機能しています。
第2段落:客観的な指標の重要性を、自分の受験やテストの経験をもとに具体的に説明できています。点数による競争のドキドキ感など、実感のこもった表現があり、内容にリアリティがあります。理由と具体例の結びつきがとても明確です。
第3段落:一方で主観的な価値観の大切さを示し、バランスの取れた議論になっています。進路選択を例に挙げており、「自分が何を大切にしたいか」という視点がはっきりしています。客観との対比が分かりやすい段落です。
第4段落:最も大切なこととして「自己理解」を提示し、全体をまとめています。名言を効果的に用いながら、自分の考えを一段高い視点で整理できています。主題にしっかり戻る締めくくりになっています。
【考えを深めるための質問】
これから何か大きな選択をするとき、客観的なデータと自分の気持ちが違った場合、あなたはどのようにその二つを考え合わせて決断していきたいと思いますか。
字数/基準字数:1088字/600字
思考点:82点
知識点:88点
表現点:80点
経験点:71点
総合点:84点
均衡点:4点
■思考語彙 22種 26個 (種類率85%) 82点
。例えば,あるから,からこそ,ことによって,しまうと,しまう可能,しよう,するため,たかも,だから,だろう,つなげるため,と思う,と思える,なかろう,なければ,は第,みると,を考える,指標によって,自分にとって,言えば,
■知識語彙 73種 111個 (種類率66%) 88点
一方,一番,一瞬,事実,人生,人間,価値,偏差,充実,分析,分野,努力,勉強,勝手,勝負,原動力,友達,受験,合格,名前,周囲,国籍,大切,大半,存在,学校,学習,定期,実感,客観,将来,得意,心臓,志望校,意味,成長,指標,教科,数値,数字,方針,本来,本気,正直,比較,点数,物語,現実,現状,理由,理解,生活,目標,真剣,瞬間,程度,納得,結果,絶対,自信,自分,自身,興味,行動,評価,課題,貧富,途方,過去,選択,部分,重要,高校,
■表現語彙 116種 192個 (種類率60%) 80点
ここ,こと,この世,これら,しまう可能,するため,その他,その後,それ,つなげるため,とき,ところ,ふしぎ,もの,よう,アインシュタイン,アルベルト,テスト,データ,ドキドキ,一,一方,一番,一瞬,中,事実,人生,人間,何,価値,倍,値,偏差,充実,分析,分野,努力,勉強,勝手,勝負,原動力,友達,受験,合格,名前,周囲,国籍,大切,大半,存在,学び,学校,学習,定期,実,実感,客観,将来,得意,心臓,志望校,思い,急,性,意味,成長,我々,手がかり,指標,教科,数値,数字,新た,方針,本来,本気,次,正直,比較,法,点数,物語,現実,現状,理由,理解,生活,的,目標,真剣,瞬間,私,程度,積み重ね,納得,結果,絶対,自信,自分,自身,興味,色々,行動,観,評価,課題,豊か,貧富,途方,過去,選択,部分,重要,静か,高校,魂,
■経験語彙 35種 48個 (種類率73%) 71点
いける,おく,しまう,しれる,つながる,つなげる,できる,とらわれる,と思う,と思える,られる,れる,を考える,分かる,勝つ,向き合う,向ける,味わう,問う,基づく,学ぶ,役立つ,忘れる,望む,決める,燃える,生きる,知る,続ける,見つける,見失う,見直す,負ける,返す,送る,
■総合点 84点
■均衡点 4点
自分の価値観
高1 あかさと(akasato)
2026年4月2日
「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているというほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。名前、性、国籍、貧富の程度、その他、人生において重要と思われることの大半は、勝手に決められている。魂など本当にあるのかないのか、実のところは分からない。だが、それがあると思ってみると、急に途方もなく恐ろしくなったり、面白くなったり、人生を何倍か豊かに味わうことができることは事実である。自分の人生を豊かで、意味あるものとするために、我々は色々な「ふしぎ」についての物語を知っておくことが役立つのではなかろうか。
客観的な指標は大切だ。その理由としては第一に、高校受験で合格するためには「偏差値」や「各教科の点数」といった数値、「得意・不得意な分野」や「忘れている部分」などのデータを分析することが重要だからだ。これらがあることによって志望校を考えたり、学習の方針を見直したりすることができる。さらに、過去の結果と比較することで自分の成長を実感したり、新たな課題を見つけたりすることもできる。このように、客観的な指標は自分の現状を正しく理解し、次の行動につなげるための重要な手がかりとなる。
また、客観的な指標があることで次への原動力にもなる。私はいつも定期テストが返されたときに友達と点数で勝負をしている。勝ったときは「この勉強法でいける」と少し自信になり、負けたときは「次は絶対に勝つ」と静かに燃える。正直、点数を見る瞬間は心臓にあまりよくないが、その一瞬のドキドキがあるからこそ、次に向けて本気で努力しようと思えるのである。もし点数という分かりやすい指標がなければ、ここまで真剣に自分と向き合うことはなかったかもしれない。
しかし一方で、自分自身の価値観も大切である。例えば、自分がどのような分野を学びたいのか、どのような学校生活を送りたいのかといった思いは、偏差値だけでは決めることができない。自分の興味や将来の目標に基づいた選択は、その後の学びをより充実したものにする。周囲の評価や数字だけにとらわれてしまうと、本来自分が大切にしたいものを見失ってしまう可能性がある。
一番大切なのは、自分自身を理解し続けることである。アルベルト・アインシュタインが「重要なのは問い続けることだ」と言ったように客観的な指標によって自分の現実を知りながらも、その中で自分が何を望み、どのように生きたいのかを考え続けることが重要である。その積み重ねが、自分にとって納得のいく選択につながり、人生をより豊かで意味のあるものにしていくのではないだろうか。