自分の価値観

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 「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているというほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。名前、性、国籍、貧富の程度、その他、人生において重要と思われることの大半は、勝手に決められている。魂など本当にあるのかないのか、実のところは分からない。だが、それがあると思ってみると、急に途方もなく恐ろしくなったり、面白くなったり、人生を何倍か豊かに味わうことができることは事実である。自分の人生を豊かで、意味あるものとするために、我々は色々な「ふしぎ」についての物語を知っておくことが役立つのではなかろうか。

 客観的な指標は大切だ。その理由としては第一に、高校受験で合格するためには「偏差値」や「各教科の点数」といった数値、「得意・不得意な分野」や「忘れている部分」などのデータを分析することが重要だからだ。これらがあることによって志望校を考えたり、学習の方針を見直したりすることができる。さらに、過去の結果と比較することで自分の成長を実感したり、新たな課題を見つけたりすることもできる。このように、客観的な指標は自分の現状を正しく理解し、次の行動につなげるための重要な手がかりとなる。

 また、客観的な指標があることで次への原動力にもなる。私はいつも定期テストが返されたときに友達と点数で勝負をしている。勝ったときは「この勉強法でいける」と少し自信になり、負けたときは「次は絶対に勝つ」と静かに燃える。正直、点数を見る瞬間は心臓にあまりよくないが、その一瞬のドキドキがあるからこそ、次に向けて本気で努力しようと思えるのである。もし点数という分かりやすい指標がなければ、ここまで真剣に自分と向き合うことはなかったかもしれない。

しかし一方で、自分自身の価値観も大切である。例えば、自分がどのような分野を学びたいのか、どのような学校生活を送りたいのかといった思いは、偏差値だけでは決めることができない。自分の興味や将来の目標に基づいた選択は、その後の学びをより充実したものにする。周囲の評価や数字だけにとらわれてしまうと、本来自分が大切にしたいものを見失ってしまう可能性がある。

一番大切なのは、自分自身を理解し続けることである。アルベルト・アインシュタインが「重要なのは問い続けることだ」と言ったように客観的な指標によって自分の現実を知りながらも、その中で自分が何を望み、どのように生きたいのかを考え続けることが重要である。その積み重ねが、自分にとって納得のいく選択につながり、人生をより豊かで意味のあるものにしていくのではないだろうか。