みおさんの作文は、「長所と短所」について深く考え、自分の体験や歴史上の人物の例を交えながら、バランスよく意見を展開している点がとても素晴らしいです。
まず、自分の理科の苦手意識を具体的に振り返り、得意な分野を見つけてそこから自信をつけていった体験がよく書けています。
この体験実例によって、抽象的な話が具体的で説得力のあるものになっています。
また、渋沢栄一のエピソードを取り入れ、短所を直すことの重要性も示している点も効果的です。
歴史上の人物の実例を使うことで、主張に重みが加わっています。
さらに、最後にカール・グスタフ・ユングの名言を引用し、短所も長所も人格の一部であるという考えを示したことで、文章全体のまとめが非常に力強くなっています。
この名言の引用は、みおさんの考えを深め、読み手に強い印象を与えています。
複数の意見をバランスよく述べ、最後にそれらをまとめる総合化の主題もよく書けています。
みおさんの文章は、自分の考えをしっかり持ち、具体例や名言を用いて説得力を高めている点がとても優れています。
【項目評価】
体験実例:よく書けています
昔話の実例:なし
名言の引用:よく書けています
複数の意見:よく書けています
総合化の主題:よく書けています
構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1207字/600字
思考点:67点
知識点:85点
表現点:80点
経験点:69点
総合点:78点
均衡点:3点
■思考語彙 16種 29個 (種類率55%) 67点
。しかし,。だから,。例えば,あるはず,いれば,しよう,せざる,できると,と思う,と思える,と考える,ないから,なければ,みよう,人らしい,直そう,
■知識語彙 69種 115個 (種類率60%) 85点
一方,一番,一部,下手,事柄,事業,人格,人物,人足,他人,以上,企業,余計,個性,偉大,偉業,克服,公共,分野,努力,名前,名称,名言,器具,国語,地層,地震,基礎,大切,大正,存在,学習,完璧,実験,尽力,得意,感情,成立,操作,攻略,数学,日本,明治,暗記,栄一,渋沢,火山,理科,理解,短所,社会,算盤,精神,経済,結果,考察,自信,自分,苦手,血気,言葉,計算,説明,論語,近代,部分,重要,長所,関与,
■表現語彙 116種 200個 (種類率58%) 80点
あるはず,いろいろ,がち,こと,これ,ころ,さ,そこ,それ,それぞれ,たくさん,たち,だめ,だれ,とき,ところ,どこ,どちら,ほか,もの,よう,カール,グラフ,スイス,一つ,一人ひとり,一方,一番,一部,下手,事柄,事業,二つ,人,人格,人物,人足,他,他人,以上,企業,何,余計,個性,偉大,偉業,光,克服,公共,分野,前,努力,医,名前,名称,名言,器具,国語,地層,地震,基礎,大切,大正,存在,学習,完璧,実験,尽力,影,彼,得意,感情,成立,操作,攻略,数学,敵,日本,明治,暗記,栄一,歌,気,渋沢,火山,理科,理解,的,盛ん,短所,社,社会,私,科,算盤,精神,経済,結果,考え,考え方,考察,自信,自分,苦手,血気,表れ,言葉,計算,説明,論語,近代,部分,重要,長所,関与,面,
■経験語彙 33種 57個 (種類率58%) 69点
がる,しまう,つくる,つながる,できる,と思う,と思える,と考える,なおす,のばす,やる,れる,わかる,伸ばす,似る,作る,基づく,尊ぶ,忘れる,感じる,抑える,持つ,持てる,書く,気がつく,気づく,直す,示す,築く,見つける,覚える,責める,頑張る,
■総合点 78点
■均衡点 3点
光と影
中2 みお(aemio)
2026年4月1日
「長所と短所はひとそれぞれにある」。これは、当然でありながら、つい忘れてしまう事柄なのではないか。私たちはよく、あの人は完璧で、自分はあの人とは程遠いだめだめな人だ、と思ってしまう。人の長所と、自分の短所だけをきにしてしまうのだ。例えば、あの人足速いな、でも自分は遅くて悲しいと思ったり、私は歌下手だけどあの人はうまいなとうらやましがったり、人の良いが自分の悪いにつながっている。しかし、良い部分しかない人はいなくて、だれでもどこか直したいなと思っているところはあるはずだ。このことを理解していれば、自分に自信が持てると思う。
人をうらやましがる前に、まず、自分の短所や長所について理解することが重要だ。それについて、短所は気にせず、長所を伸ばすという考えがある。私はもともと理科が苦手だった。理科は、計算をしたり、グラフを書いたりといった数学に似ている部分や、実験の結果をわかりやすく説明したり、考察で自分の考えを示したりする国語に似た部分、また実験器具の名前や操作の名称を覚えたりする暗記の部分もたくさんあり、いろいろなことをしなければならないからだ。しかし、火山や地震、地層の学習をしたとき、これはできる、と感じた。何か一つの分野でもできると、理科が楽しいと思えるようになり、他の分野も頑張ってみようと思うようになった。私は、苦手なところをたくさんやって克服しようとするよりも、得意だと思えるところを見つけて、そこをどんどん攻略していくことが「できる」につながると思った。
長所を伸ばす、という考えのほかに、短所を直し、幅広い面をよくするという考え方がある。渋沢栄一は、明治から大正にかけて、日本の近代経済の基礎を築き、500社以上の企業成立に関与、そして600以上の社会公共事業に尽力した偉大な人物である。そんな彼は若いころ、血気盛んで、論語を尊ぶ一方、敵を作りがちだった。しかし、自分の短所に気づき、「論語と算盤」の精神に基づいて、感情を抑えるように努力した。私は、自分の短所に気がついて、それを直そうとしたことは、小さいことだが、結果的に大きな偉業につながっているのではないかと感じた。
このように、長所をのばすことも、短所を直すことも、どちらも大切だと思う。しかし、一番重要なのは、のばす、なおすよりもまず、短所と長所は一人ひとりの個性の表れだということを理解することだ。短所も長所と同じようにその人らしさ、そして良さである。カール・グスタフ・ユングという、スイスの精神科医がいる。彼の言葉に、「光だけでなく、影もまた人格の一部である」というものがある。この名言のように、短所と長所この二つが存在することで、人がつくられていると思う。だから、余計に他人をうらやましがったり、自分を責めたりすることはせず、短所も長所も自分にしかない個性だ、と考えて自分に自信を持ちたいと思う。