くずかごは昼間の星
小5 ゆきのん(akiyura)
2026年4月3日
別に素敵なものでもないし、大したものでもない。なにもないものに過ぎないが、どんなときにもなくては叶わぬものとして子供の頃から常に身の回りに、必ず手の届く所あってとても親しい。人が人生で、そんなにも長く身近に付き合う家具は他に付き合う家具は他にないと行ってもいかも知れない。そうであっても、誰も特に大切にされているというのでもない。それは、くずかごだ。わたしたちはどうかすると、暮らしというものは、手に入れるもので作られるのだと考える。しかし、暮らしにめりはりを付けるのは、何が必要かではない。何が不必要なのかということだ。改めて身の回りを見渡してみて、何を捨てるか捨てないかを考え、ようやくくずかごに目を留めて仲間のことを蔑ろにしてきたことが、今たらのように思い知るのだ。部屋に大きなくずかごを1つ、心の広い友人のように置くだけで、なにかが変わってくる。暮らしの姿勢がしゃんとしてくる。
もし、くずかごがなかったとしたら、捨てる場所がなくなり、地面がゴミでいっぱいになるだろう。ゴミ収集車が回収しに来ても、まとまっていないので捨てにくい。だから、ゴミは増えていくだろう。中には生ゴミなどもある。生ゴミはどんどん腐っていくかも知れない。するとごみのある部屋に行くのも嫌になる。いっぱいになる前に処分してしまおうと考えて、庭等がある場合は、庭などに埋めようと思うかも知れない。ほとんどが分解されるかも知れないが、現在はプラスチックごみや人の体に有害なゴミもある。このようなゴミは分解されない。このことから、くずかごは大変大切だと思った。
くずかごはいつ、誰によって作られたかについて調べてみた。私は旧石器時代程から、なにかにゴミを入れて、くずかご代わりにはして、江戸時代ぐらいからはもうくずかごという名前の家具があると予想していた。くずかごは明治時代に制定された法律がきっかけに、明治33年、つまり1900年に政府によって作られたと書いてあった。1900年に制定された、汚物掃除法により、伝染病予防などを目的として、町中に塵芥箱が設置されたことが日本のくずかごの歴史の始まりなんだそうだ。当初は木製の蓋付きの箱だったと書いてあった。それ以前の江戸時代などは、主に埋め立てや消却が行われており、各家庭に固定されたくずかごを置く習慣は一般的ではなかったそうだ。くずかごは割と新しい時代にできたことがわかった。
あるけど見ていないというのが、まるで昼間の星みたいだと思った。日々の暮らしの姿勢を作るのは、何かを手に入れるのではなく、何を手に入れないかなのだということがわかった。くずかごは縁の下の力持ちみたいだと思った。