科学文明の発達は
中3 あえもま(aemoma)
2026年4月2日
エスカレーター、自動ドア、リモコン…。科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省いていく。こうした世の中の進化現象は挙げればきりがない。これらが存在しない世の中など想像できないほどである。そして、なぜ想像できないのかというと、これらはすべて、それまでの人間が必ず経験しなければならなかったことを片っ端から省いていったからである。しかし私は、人間はある程度の手間を自分でこなしてこそ成長するものだと思っている。「手間」とは、人間が人間らしく成長し、本来あるべき姿にできるだけ近づくためにある。だから私は進歩した技術に依存しすぎず、自ら考え行動し、日々の中で喜びを感じながら生きていきたい。そのためにはどうすればよいのだろうか。二つの方法が考えられる。
第一の方法としては、日常生活の中で自ら体を動かして取り組む機会を増やすことである。技術に頼るのではなく、自ら動くことで達成感や頑張った喜びが生まれ、人生が豊かになるのだ。私が小学生の頃、このことを身をもって体験した。歴史の授業で戦国時代に関する調べ学習を行なった。当時、調べ学習は基本自由で、インターネットを使っても、図書室を利用しても良かった。みんながこぞってインターネットを利用する中、私の友達は「図書室に行こう」と声をかけてくれた。すると、図書室にはインターネットでは見つからないような詳しい資料や関連する本が多くあり、私たちはさまざまな情報に触れることができた。また、自分たちで本を探し、必要な部分を読み取ってまとめる過程は手間がかかるものの、その分理解が深まり、調べ学習をやり終えたときには大きな達成感を得ることができた。この経験から、技術に頼るだけでなく、自ら体を動かして取り組むことの大切さを実感したのである。
第二の方法としては、先人の経験に学び、自ら行動することの重要性を再確認することである。技術に頼ること=既存のやり方に頼ることと置き換えると、戦国武将の織田信長の例が挙げられる。織田信長は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将で、約100年続いた戦乱の世を終わらせ、天下統一の基盤を築いた最初の人物だ。信長はその革新的な政策と強力な軍事力で、それまでの古い慣習を打ち破り、近代的な社会の基礎を作った。具体的には、鉄砲を戦いに積極的に取り入れ、長篠の戦いでは組織的に活用することで、それまでの戦い方を大きく変えた。また、楽市楽座といった政策を実施し、商業の発展を促すなど、自ら新しい取り組みに挑戦し続けた。このように、織田信長は既存のやり方に頼るのではなく、自ら行動し試行錯誤を重ねることで時代を切り開いたのである。したがって、先人の経験からも、自ら行動することの重要性が理解できるのだ。
確かに、技術は私たちの生活を支える重要な存在である。しかし、それ以上に重要なのは、自ら考え行動する姿勢である。「千里の道も一歩から」という言葉があるように、どんなに便利な時代であっても、最初の一歩を踏み出すのは自分自身にほかならない。だからこそ、技術に依存しすぎるのではなく、自ら手足を動かし、日々の中で喜びや達成感を見出しながら生きていくことが大切なのである。