ちぴさん、今回の作文はとても深く考えられていて、素晴らしい(すばらしい)と思います。
まず、くらしにおける「持たないこと」の大切さを、自分の考えとしてしっかりまとめているところがよく伝わってきました。
また、言葉がない世界を想像(そうぞう)し、弟さんの動画の話を交えていることで、文章に具体(せい)と立体感が生まれています。
前の話や聞いた話がよく書けていて、読んでいてイメージしやすかったです。
さらに、お母さんとの会話を通して、自分の考えを深めていく様子も丁寧(ていねい)描か(えがか)れていて、文章に温かみがあります。
「言葉とは(えん)の下の力持ち」という表現(ひょうげん)はとても印象的で、くらしの中の見えにくい大切なものに気づく視点(してん)がよく表現(ひょうげん)されています。
最後に、日常(にちじょう)生活の中にある大切なものを見つけていきたいという気持ちで結んでいるので、書き出しのくらしの話と結びがしっかりつながっているのも良いですね。
これからも、身近なことから深い気づきを見つけて、文章にしていってください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・わかったことがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 日常生活の裏にある大切なもの na 04月3週 ちぴ
字数/基準字数:
1176字/500字
思考点:62点
知識点:57点
表現点:66点
経験点:80点
総合点:67点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:63点
知識点:58点
表現点:67点
経験点:81点
総合点:67点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙14種15個93%62点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙29種42個69%57点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙84種124個68%66点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種47個87%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1176字
 62点
 57点
 66点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 14種 15個 (種類率93%) 62点
n考える,、きっと,、もちろん,。だから,いくと,がきっと,すると,そう思う,と思う,ないと,止めると,目立たざる,答えると,置くと,

■知識語彙 29種 42個 (種類率69%) 57点
一生懸命,一瞬,世界,仕事,健康,動画,友人,場面,大切,姿勢,実例,実感,家事,必要,想像,日常,時間,注文,無事,生活,相手,終了,絶句,背筋,表情,言葉,質問,長文,題名,

■表現語彙 84種 124個 (種類率68%) 66点
うそ,お母さん,くずかご,こと,さりげ,ぜんぶ,そう,そば,たくさん,だれ,ちひろ,とき,どちら,ふだん,もの,よう,わけ,わたし,ん,アイスクリーム,インフルエンザ,キャンセル,コトバ,シャー,チャレンジ,ペン,レベル,一つ,一生懸命,一瞬,下,世界,中,二,仕事,何,健康,側,力持ち,動き,動画,十,友人,四,場面,大切,姿勢,実例,実感,家事,弟,当たり前,心,必要,想像,日々,日常,時間,暮らし,母,気,注文,無事,生活,目,相づち,相手,紙,終了,絶句,縁,背筋,表情,言葉,話,質問,逆,遊び,長文,頭,題名,顔,首,鼻,

■経験語彙 41種 47個 (種類率87%) 80点
n考える,いじる,うつ,うなずく,かく,かしげる,くれる,ける,せる,そう思う,つく,つぶやく,できる,と思う,ねる,まとめる,もらう,わかる,伝える,伝わる,使う,向ける,変わる,思いつく,書く,欠く,止まる,止める,残る,気がつく,求める,目立つ,答える,置く,聞く,見せる,見つける,読み取る,進める,隠れる,驚く,

■総合点 67点

■均衡点 1点
 

日常生活の裏にある大切なもの
   小5 ちぴ(asatihi)  2026年4月3日

 日々に欠かせぬ家具として、くずかごは、あまり重んじられていない。わたしたちは、くらしというのは、「手に入れる」ことでつくられていると思っている。何かを手に入れることが暮らしの物差しをつくるので、手に入れたものをどれだけいれられるか、その容積の大きさが暮らしの豊かさだと信じている。しかし、実際には、何を「持たない」かが大切である。くらしにめりはりをつけるのは、何が不必要なのか、だ。大きなくずかごを、心の広い友人として一つ、置くと、きっと暮らしの姿勢が変わってくる。

 もし、言葉がなかったら、とわたしは想像した。何かを伝えたいのに、相手は首をかしげるばかりで、もちろん紙になんか書く言葉もないような世界。思わず背筋が寒くなった。すると、アイパットをいじっていた弟が、ある動画を見せてきた。

「えぇ―。『二十四時間コトバなしチャレンジ』って。できるのかなあ。」

題名を見て、絶句したわたしのそばで、弟も呆然とつぶやく。

「うそでしょ。むりじゃん。」

そのまま動画を進めていくと、なんとか表情だけで読み取ってもらっている場面があった。一生懸命うれしそうな顔をして、アイスクリームを求めていた。アイスクリームだと読み取った相手側は、すぐにアイスクリームを注文したりして、無事終了したが、苦しそうな表情がとても心に残った。いつも伝わるわけじゃないと、強くそう思った。言葉とは、まさに縁の下の力持ちである。いつもは気がつかないけど、生活に欠かせないものだなあ、としみじみと思った。

 「ねえ、お母さんは、いつも気がつかないけど、とっても大切なものって思いつく?」

わたしは、シャーペンで鼻の頭をかきながら、さりげなく質問した。母は、一瞬動きを止めると、「じゃあ、ちひろはどうなの。」と逆に聞いてきた。

「言葉、だよ。」

そう答えると、母は驚いたように目をぱちくりさせた。

「うわあ、レベル高いなあ。う―ん、と。やっぱ、『当たり前の健康』かな。いつもは実感しないけど、インフルエンザとかになったときさ、家事も仕事も遊びもぜんぶキャンセルじゃない。ああ、って実感するよね。」

考えながら話をまとめてくれる母に、

「いいねっ、ありがとう。」

と相づちをうったわたしは、頭の中でふむふむとうなずいた。わたしの実例と、母の実例、どちらもものではないけど、大切なものだということがわかった。

 この長文を通して、わたしは、ふだんは目立たず、だれの目にも止まらないものでも、なくてはならないものがきっと、日常生活に隠れているとわかった。だから、これからはもっと、日常生活に目を向け、当たり前に使っている、ものではないものでも、日々の生活に欠かせないものをたくさん見つけていきたいと思った。