蜩ちゃん、こんにちは。またまた高得点です。本質を理解していることがわかる表現があり、感動しました。
近年は情報化の時代となり、私たちは多くの情報をまんべんなく知るために最小限の知識で済ませようとする傾向があります。そつなく時代を渡っていこうというわけです。しかし、社会全体がそういった上辺だけの知識や軽薄短小な文化に終始することは避けるべきでしょう。
まず、原点にもどることを、本来の目的と重ねたのはすばらしいね。
「このやり方では、「身につけること」ではなく、早く勉強を「終わらせること」に目的がすり替わっている。これに気づかないまま、ひたすら知識を右から左に流していれば、決して「本来の目的」には達しない。」
また、教え込まれる学習のうすっぺらさをうまく表現しました。
「それは初めての物語の内容を最初からネタバレされた状態で読むようなものだ。」
これはいやですよね。
自作名言集、ぜひ作っておこう。
「時間をかけて物事に取り組む文化は、ただ長く効率が悪いやり方ではなく、物事の本質を見通し、新たな発見や謎を見つけられる術なのである」
便利さは人間の能力の退化でもあります。お手軽なことに用心したいですね。
<<え2016/248pみ>>
蜩さんの作文は、現代の文化や教育の問題点を深く考察し、自分の体験を交えながら説得力のある意見を展開している点がとても素晴らしいです。
クラシック音楽の話題から始まり、勉強の本質や教育のあり方へと論を展開しているため、幅広い視点で物事を捉えていることがよく伝わってきます。
特に、勉強の原点に立ち返ることの重要性を、自身の部活動の体験を通して具体的に説明しているところは、読者に強い印象を与えています。
また、小学二年生の自由研究の話を通じて、考える楽しさや学びの喜びを具体的に描写しているため、説得力が増しています。
意見に対する方法も明確に示されており、「原点に還ること」「じっくり考える場を設けること」という具体策がわかりやすく書けています。
文章全体を通して、軽薄短小な文化に流されず、時間をかけて物事の本質を追求することの価値を強調している点も、主題が一貫していて力強いです。
これからも、自分の体験を活かしながら、論理的に意見を展開する力をさらに磨いていってください。
【項目評価】
体験実例がよく書けています。
方法がよく書けています。
当為の主題がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1729字/600字
思考点:82点
知識点:86点
表現点:88点
経験点:97点
総合点:93点
均衡点:5点
■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
確か, 第,、考える,。しかし,。もちろん,あれば,いれば,するため,そのため,た考える,だろう,で考える,と考える,ないから,なければ,に思う,の場合,は思う,れるべき,を考える,儲けるべき,続ければ,
■知識語彙 70種 103個 (種類率68%) 86点
世界,中学,便利,内容,刺激,効率,勉強,単純,原点,参考,受験,合奏,問題,図鑑,基礎,大切,大抵,大本,学校,小学,年生,年間,思考,悪循環,意味,打楽器,打破,指導,教育,文化,文章,方法,時代,時間,最初,本来,本質,楽器,正確,毎日,気分,演奏,物事,物語,状態,状況,疑問,発展,発見,目的,着実,知識,短小,研究,簡単,経験,結果,練習,羽化,習慣,自分,自由,興味,観察,角度,軽薄,達成,部分,部活,顕微鏡,
■表現語彙 132種 208個 (種類率63%) 88点
確か,ここ,こと,これ,さまざま,するため,そのため,それ,ただ,どれ,なん,の場合,まま,もの,やり方,よう,ケース,スティック,セミ,タイミング,パート,フィールドワーク,リズム,一,三,上,世界,中,中学,事,二,今,他,便利,内容,刺激,力,効率,勉強,単純,原点,参考,受験,台,右,合奏,周り,問題,図,図鑑,基礎,場,夏休み,外,夜,大切,大抵,大本,好き,学校,家,小学,左,年生,年間,度,思考,悪循環,意味,感,打楽器,打破,指導,教育,散々,文化,文字通り,文章,新た,方,方法,時,時代,時間,暇,最初,本来,本質,楽器,正確,毎日,気分,演奏,物事,物語,状態,状況,疎か,疑問,発展,発見,的,目的,着実,知識,短小,研究,私,答え,簡単,経験,結果,練,練習,羽化,習慣,自分,自由,興味,虫,術,観察,角度,謎,身,軽薄,達成,部分,部活,頃,頭,顕微鏡,
■経験語彙 52種 72個 (種類率72%) 97点
、考える,かける,しまう,すぎる,ずれる,たたく,た考える,つく,できる,で考える,と考える,なくなる,なれる,に思う,は思う,まとめる,やる,られる,れる,わかる,を考える,似る,使う,儲ける,入る,出る,刻める,取り組む,合う,合わせる,学ぶ,得る,戻る,持つ,捕まえる,描く,教える,書く,流す,浮かぶ,立ち止まる,立ち返る,終わる,続ける,見つける,見通す,覚える,設ける,読む,調べる,達する,陥る,
■総合点 93点
■均衡点 5点
本質は長い時間の中に
高1 蜩(aeriya)
2026年4月3日
あらゆるものがカジュアルになり、様々な機器の圧倒的な便利さと引きかえに、面倒な手続きが消える時代のなかで、クラシック音楽は本当に伝統芸能化せずに生き延びられるのか、と心配したのが杞憂かのように、それはおしゃれなファッションになれる。世の中にはクラシック音楽は難しいと言う人がいる。その人たちが口をそろえて語るのは、一曲が長いので途中で退屈してしまう、まして暗く閉ざされたコンサート会場で長時間、物音ひとつ立てずにじっと座っているのは苦痛だ、ということである。私は、クラシック音楽の一部分を十五秒で流すような軽薄短小な文化に流されるべきではない。
そのために第一の方法として物事の原点に還ることだ。勉強とは知識や考え方を身につけたり、思考力を高め、物事の解決を図る力をつける事を目的としている。しかし、その目標を見失っている人が多くいる。勉強をすることを好きな人はあまり居ないだろう。多くの人がこの苦行を早く終わらせたいと思ってやっているのではないだろうか。それがために、大部分の人がただ暗記、計算を「するだけ」の勉強法になってしまう。このやり方では、「身につけること」ではなく、早く勉強を「終わらせること」に目的がすり替わっている。これに気づかないまま、ひたすら知識を右から左に流していれば、決して「本来の目的」には達しない。その結果、「どれだけやっても一向に身につかない」「全くできないからもっと勉強が好きになれない」という悪循環に陥ってしまう。この状況を打破するためには一度、勉強をする意味について戻った考えた上で勉強するしかないだろう。私が中学時代にも似たようなことがあった。打楽器をやる上で三年間続ける練習は基礎練習だ。これは、ただひたすらリズムに合わせてスティックで練習台をたたくだけの練習だ。とても単純な練習だが「基礎」がつくだけあり、これを続ければ、基礎が着実に身につき、リズムを正確に刻めるようになる。しかし私のいたパートはこれを疎かにしすぎだった。やるとしても、合奏で他の楽器が指導されていて暇な時ぐらいだった。そのため、毎日基礎練を続ける習慣がだんだんなくなっていった。私が受験が終わり部活に戻った時には基礎練はほとんどしなくなっていた。そのため、最初の頃の演奏は散々であった。このように大抵うまくいかない事があれば、それは大本となる部分がずれているケースが多い。一度立ち止まって原点に立ち返ることは大切だ。
第二の方法は学校教育の場でも、じっくりと考える場を設けることだ。勉強の場合、初めての問題の内容を自分で考える間もなく、すぐに答えを教えてしまう教育というものは、とてももったいないと私は思う。その方法では、考える力がつかなければ、勉強を好きになることや、学ぶことで発展する周りの世界に興味を持つこともない。それは初めての物語の内容を最初からネタバレされた状態で読むようなものだ。そんなものは面白くもなんともない。しかし最初に少しでも自分で考えてみることで、自分で考えたことが合っていれば、それだけで大きな達成感が得られる。また新たな発見や疑問が浮かんだりしてとても刺激的だ。そのため思考力もつきやすいのだ。私も小学二年生の夏休みに、自由研究として好きな虫について調べた経験がある。自分で外に出て虫を捕まえて家で顕微鏡を使って観察したり、夜にフィールドワークでひたすらセミ羽化を見ていたりと、さまざまな角度で研究した。もちろん図鑑を参考にして文章などを書いたり、図も描いていたが、その中で「疑問に思ったこと」を考えながら書いていた。そのため常に楽しく、なんでも頭の中にスッと入っていくような気分だった。私は今でもここで学んだ虫の知識を覚えている。ここから、教育の場でも長い時間自分の力で物事を考えるタイミングを儲けるべきだ。
確かに軽薄短小である方が、物事を文字通り短くわかりやすくまとめられ、便利である。しかし、時間をかけて物事に取り組む文化は、ただ長く効率が悪いやり方ではなく、物事の本質を見通し、新たな発見や謎を見つけられる術なのである。よって軽薄短小な文化に簡単に流されるべきではないのではないか。