あおやゆさんの作文は、「矛盾(むじゅん)」について深く考え、自分の意見をしっかりと述べている点がとても素晴らしいです。
矛盾(むじゅん)は悪いもの」という一般(いっぱん)的な考えに対して、「矛盾(むじゅん)は良いことだ」と自分の立場をはっきり示しているので、是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
また、矛盾(むじゅん)が人間の心の複雑さや社会の多様性にとって必要であるという理由を具体的に挙げているので、理由がよく書けています。
特に、国語の授業での友達との議論や主人公の気持ちの例を通して、自分の体験実例を交えながら説明しているところは説得力があり、体験実例がよく書けています。
さらに、「絶対は絶対にない」という言葉を引用して、矛盾(むじゅん)の本質に触れ(ふれ)ている点も印象的で、名言がよく書けています。
文章全体を通して、矛盾(むじゅん)の持つ多面的な価値を丁寧(ていねい)に伝えており、あおやゆさんの考えがよく伝わってきます。
これからも自分の考えを深めて、具体例や引用を使いながら論じる力を伸ばし(のばし)ていってください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 矛盾 ma 04月3週 あおやゆ
字数/基準字数:
1419字/600字
思考点:90点
知識点:82点
表現点:85点
経験点:79点
総合点:90点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙25種36個69%90点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙65種99個66%82点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙125種206個61%85点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙40種57個70%79点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1419字
 90点
 82点
 85点
 79点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 26種 37個 (種類率70%) 92点
 もちろん, 第,、つまり,」こそ,あるから,いるから,からこそ,させるため,だから,だろう,できるはず,と思う,ないと,になぜ,も言える,れると,を考える,人によって,人間こそ,今思う,応えるため,思うば,性かも,恥ずかしいから,正すべき,混ぜれば,

■知識語彙 65種 99個 (種類率66%) 82点
一致,一般,一貫,不可欠,世界,中心,主人公,交換,人間,仕事,信頼,前後,単純,原因,友達,反対,合理,喧嘩,回答,国語,変化,多様,大人,存在,学年,学校,実施,実行,幼児,心情,必要,思春,意見,感情,授業,提出,時給,最初,正解,比例,無理,物事,状態,現状,理由,生活,発表,矛盾,破綻,確実,社会,経済,結局,結果,絶対,美徳,芸術,複雑,解決,言葉,言行,論理,議論,迷惑,選択肢,

■表現語彙 126種 207個 (種類率61%) 85点
おかげ,がち,こと,これ,さ,させるため,たくさん,たち,つじつま,できるはず,ところ,どちら,もの,よう,わけ,グラデーション,グループ,ニーズ,ワーク,一,一致,一般,一貫,不可欠,世界,中,中心,主人公,二,二つ,交換,人,人間,今,仕事,他,代,会,何,信頼,前後,単純,原因,友達,反対,台,合理,喧嘩,回答,国語,変化,多様,大人,女の子,嫌,嫌い,存在,学年,学校,実施,実行,幼児,後,心,心情,必要,応えるため,思春,性,意見,愚か,感情,授業,提出,揺らぎ,昔,時,時給,最初,期,正解,比例,気,気持ち,無理,物事,状態,現状,理,理由,生活,発表,的,矛盾,破綻,確実,社会,私,答え,策,組み合わせ,経済,結局,結果,絶対,美徳,考え,色,花,芸術,複雑,解決,言葉,言行,誤り,論理,議論,豊か,赤,迷惑,逆,選択肢,青,面,頃,黄,

■経験語彙 41種 59個 (種類率69%) 80点
させる,しまう,しれる,すぎる,できる,と思う,ふみこむ,も言える,られる,れる,わかる,を考える,今思う,会う,作る,値する,合う,向かう,増える,変わる,忘れる,応える,慣れる,指す,教える,正す,気付く,決まる,混ぜる,潜む,絡まる,続ける,耐える,読み取る,謝る,起きる,辞める,込む,退ける,違う,食い違う,

■総合点 90点

■均衡点 5点
 

矛盾
   中1 あおやゆ(aoyayu)  2026年4月3日

 いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いものと決めてかかっている人が多い。どうも矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる。いわゆる矛盾は良いものを除外して考えているようである。こうして、一度矛盾が不尾だと知れると、われもわれもと論理性へ走る。かくして、論理はかくれた信仰の一つにすらなっていると言えそうである。論理なら、対立や撞着もしのびこむ余地がなくて安心である。しかし平面論理にふみこまれると、いかなる芸術も花も台なくなってしまう。そもそも「矛盾」とは何だろうか。一般的には、二つの物事が食い違っていて、前後のつじつまが合わない状態を指す。私たちは幼い頃から、「言行一致」こそが美徳であり、一貫性のある人間こそが信頼に値すると教え込まれてきた。論理的な破綻や心の揺らぎは、正すべき「弱さ」や「誤り」として退けられがちである。私は矛盾を良いことだと思う。そもそも矛盾が起きるのは物事が単純ではなく複雑に絡まっているからだ。そのたくさんの原因や結果、選択肢の中でどちらとも言えないことが起きるのは当然であり、人によって何を正解とするかは違うと思う。

 第一の理由に、矛盾することは人間の心の良さだからだ。私は低学年の時、学校の国語の授業で友達と主人公の気持ちについての議論をした。低学年の授業だから、人の心情を読み取って発表をするグループワークで意見交換に慣れさせるために実施したものだと思う。主人公は学校生活で友達と喧嘩をした女の子だった。「会いたいけど、会いたくない。」。喧嘩をした後に、謝りたいけれど、謝りたくないと同じような謝りたいけれど、面と向かって言うのが辛いのではなくただ会いたくない。嫌いなわけでは何のになぜだろうか。昔は「本当は会いたいけど恥ずかしいから」と言う愚かな回答を提出していたが、今思えば少しわかる気がする。10代の思春期には何が変わるのだろうか。幼児の頃には単純だった感情がどんどん複雑になっていくような気がする。まるで最初は赤、青、黄しか無かった感情の色がグラデーションに変化しているようだ。色を混ぜれば違う色ができるはずなのに、違う色の組み合わせでも同じ色ができたりする。まさしく矛盾だ。大人になるにつれて感情の色に比例して増えていくのは豊かな人間性かもしれない。

 第二に矛盾は社会にも潜んでいて一人一人のニーズに応えるため、つまり多様性のあるより良い社会を作るのに必要不可欠なものだからだ。そもそも、「仕事を辞めたいけれど経済的に無理」や「人によって時給が違うのは嫌」という今の現状に反対する意見があるからこそ解決策を考えることができるのだ。逆に良かれと思ったことを実行したら他の人には迷惑だったりうまくいかなかったということもある。ただ、社会に存在し続ける矛盾のおかげで変化し続けることができる。矛盾がないと単純すぎてつまらない世界になると思う。

 もちろん、矛盾に合理性はないし、結局のところはどうという答えがないことは矛盾のw悪いところでもあり良いところでもあるが、「絶対は絶対にない」という言葉があるようにこれは絶対に決まっていますという考えは「必ず物事は変化する」ということだけだ。その中心には人が気付いた矛盾があるということを忘れないようにしたいと思う。また、矛盾の不確実さを耐えることができる人間になりたい。