あかさほさん、今回の作文は「手間をかけることの価値と生きる喜び」について、自分の体験を交えながら丁寧(ていねい)に書かれていて、とてもよくまとまっています。
まず、手芸料理部での経験や七輪での炭火焼きという具体的な体験を通して、手間をかけることの楽しさや意味を伝えている点が素晴らしいです。
特に、手間をかけることが単なる時間の浪費(ろうひ)ではなく、友達との会話や家族との団らん、そして心の癒し(いやし)につながっていることを実感として書けているところに、あかさほさんの深い理解が感じられます。
また、科学文明の発展と人間らしさの関係についての考察も、単なる便利さの追求ではなく「不便さの中に価値がある」という(やなぎ)宗悦(むねよし)の思想を引用しながら、自分の意見としてしっかりまとめているのが印象的です。
文章全体にわたり、意見と体験がうまく結びつき、説得力が増しています。
これからも、こうした具体的な体験をもとに、自分の考えを深めていってください。

項目(こうもく)評価】
体験実例がよく書けています。
方法がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 生きる喜びを感じるには ra 04月4週 あかさほ
字数/基準字数:
1386字/600字
思考点:77点
知識点:70点
表現点:78点
経験点:69点
総合点:79点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種28個71%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙48種81個59%70点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙111種204個54%78点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙33種89個37%69点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1386字
 77点
 70点
 78点
 69点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 28個 (種類率71%) 77点
 確か, 第,。しかし,。確か,あるため,すると,だろう,できるかも,できるため,と考える,なため,なので,なると,にこそ,を考える,作ろう,焼くと,熱いので,聞くと,食べると,

■知識語彙 48種 81個 (種類率59%) 70点
七輪,不便,人類,作業,価値,便利,入手,効率,友達,反面,合理,品質,大事,大切,大変,安価,宗悦,実感,家族,必要,思想家,感動,手芸,手間,料理,方法,日本,時間,材料,没頭,準備,炭火,生活,確保,程度,節約,簡単,肉汁,能動,自体,自分,表面,製品,購入,道具,部活,非常,風味,

■表現語彙 111種 204個 (種類率54%) 78点
 確か,。確か,あるため,きのこ,こと,さ,さん,その間,たくさん,たて,できるため,なため,もの,よう,ガスコンロ,キーホルダー,ケーキ,シフォン,ジン,パスタ,ピーマン,マシュマロ,レ,一,一つ,七,七輪,万,不便,中,主,二,人々,人類,作業,価値,便利,入手,前,効率,友達,反面,口,合理,品質,喜び,多く,大事,大切,大変,嫌い,安価,宗悦,実感,家,家族,年,店,必要,思想家,感動,手芸,手間,料理,方,方法,既,日本,時間,材料,柳,様々,母,気,気持ち,没頭,準備,火,炭,炭火,焼き,父,生活,疲れ,的,確保,私,秋,程度,節約,簡単,肉,肉汁,能動,自体,自分,表面,製品,詰め,豊か,購入,輪,道具,部,部活,間,非常,音,頃,風味,食べ物,

■経験語彙 33種 89個 (種類率37%) 69点
おこす,かかる,かける,しまう,しれる,つける,できる,と考える,られる,れる,を考える,作る,使う,入る,出る,取り組む,取れる,味わう,弾ける,感じる,楽しむ,焼く,生きる,疲れる,癒す,移る,聞く,行う,要する,話す,起こす,追い求める,食べる,

■総合点 79点

■均衡点 6点
 

生きる喜びを感じるには
   中3 あかさほ(akasaho)  2026年4月4日

 科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。しかし、手間とはそれを経験した人の個性を伸ばし人間らしさを増幅させるものなのである。便利さや快適さを求める人間の欲求が、文明を発展させてきたことは事実であろう。しかし、生きる喜びとは、感情をとぎすまし、自然の大きさと人間の魅力を日々発見することにある。私は、そのような喜びを実感しながら生きていきたい。

 その第一の方法は、手間をかけることを楽しむようにすることだ。私は手芸料理部に入っている。主に料理を行い、たまに手芸にも取り組んでいる。パスタやピーマンの肉詰めなどの料理や、ブラウニーやシフォンケーキなどのスイーツも作る。手芸ではレジンでキーホルダーを作ることが多い。部活で作っているものはたいてい、お店で安価に入手できるため、わざわざ時間をかけて作らなくても高品質なものを入手できる。自分で作ろうとすると、材料や道具の準備が必要なため、多くの時間を要する。しかし、作ること自体や、作っている間に友達と話すことが楽しく、価値があるため、部活に入っている。確かに効率よく生活できるようにするには既製品を購入することが合理的だろう。とはいえ、時間をかけて自分で作ることに生きる喜びを実感できる。私はこれからも手間をかけて様々なものを自分で作っていきたいと考えた。

 第二の方法は、あえて一つのことに時間や手間をかけて、一つのことに没頭する時間を確保することだ。私の家には七輪があり、秋になると七輪でおこした炭火で焼いたものを食べたくなる。ウインナーやきのこ、マシュマロなどを焼いて食べる。ウインナーは炭火で焼くと、表面がパリッとして、肉汁が出てきて美味しい。私はきのこが嫌いなので食べないが、母と父は炭の香ばしさが移って、食べると非常にジューシーで風味豊かだと言っていた。七輪で焼くと、美味しいだけでなく、炭がパチパチと弾ける音も楽しむことができる。その音を聞くと、疲れていてもその時間はゆったりできるような気がする。そして癒される。また、焼くことだけに没頭できる。確かに、ガスコンロで火をつけた方が早くて簡単だ。ガスコンロで焼いたものは2口程度で食べてしまう。その反面、炭火で焼くと、時間がかかり大変なので、大事に味わって食べる。また、焼きたては熱いので、特に時間をかけて味わう。その間に家族と話したり、炭の弾ける音を聞くことでゆったりとできるのだ。人類が初めて火を能動的につけることができたのは、約40万年前だ。約150万年前にはすでに火を使っていた。この頃の人々は、火で食べ物を温かくできることに感動し、大切に食べていたのだろう。わざわざ炭火を起こすことでその頃の人々の気持ちを考えることができるかもしれない。このように、時間をかけて炭火で焼くことで、より美味しく食べることができ、疲れも取れるのだ。また、一つのことに没頭する時間を作ると生きる喜びを感じられるのではないかと考えた。私はこれからも一つのことに没頭する時間をたくさん作りたい。

 確かになるべく時間を節約して、効率よく作業できるようにすることも大切だ。しかし、 日本の思想家の柳宗悦さんが便利さだけを追い求めるのではなく、不便さの中にこそ価値があると考えていたように、あえて手間をかけることで生きる喜びを感じながら生きていきたい。