ゆうゆさんの作文は、現代社会における技術の進歩と倫理(りんり)の関係について深く考察している点が非常に優れています。
特に、安楽死の是非(ぜひ)をめぐる具体的な事例を挙げて、賛否両論のバランスをとりながら問題の複雑さを丁寧(ていねい)に説明しているところがよくできています。
また、自分自身の感情や考えを率直に述べているため、文章に説得力があり、読者に強い印象を与え(あたえ)ています。
「何が起こるか先まで考えること」という方法を示し、倫理(りんり)観を持つことの重要性を具体的に述べている点も評価できます。
さらに、SNS世代の価値観の変化に触れ(ふれ)、現代の社会問題とも結びつけているため、テーマの広がりが感じられます。
最後に、「十分に発達した技術は魔法(まほう)と見分けがつかない」という言葉を引用し、文章の締めくくり(しめくくり)に効果的に使っていることも印象的です。
全体を通して、論旨(ろんし)が明確で一貫(いっかん)しており、ゆうゆさんの考えがしっかり伝わってきました。
これからも、具体例や自分の思いを大切にしながら、さらに説得力のある文章を書いていってください。

項目(こうもく)評価】
当為(とうい)の主題がよく書けています。
方法がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
名言がよく書けています。
 

森リン評価 科学技術と倫理観 wa 04月2週 ゆうゆ
字数/基準字数:
1174字/600字
思考点:103点
知識点:100点
表現点:94点
経験点:92点
総合点:103点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:104点
知識点:101点
表現点:95点
経験点:93点
総合点:98点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙30種32個94%103点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙90種113個80%100点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙145種203個71%94点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙49種63個78%92点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1174字
 103点
 100点
 94点
 92点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 30種 32個 (種類率94%) 103点
 例えば,。しかし,。すなわち,。なぜ,。もちろん,あるため,あろう,うと,くるかも,するため,そのため,た場合,だろう,という可能,と思う,ないため,なければ,などに対して,に考える,まで考える,もし仮に,問わざる,図らざる,技術に対して,着けるべき,経てば,見ると,認めるべき,誕生によって,選べば,

■知識語彙 90種 113個 (種類率80%) 100点
一部,上等,世代,両方,中心,人生,人間,仕方,価値,倫理,側面,全体,具体,判断,制度,前代未聞,勝手,十分,危険,同調,国内外,圧力,如何,安易,安楽,家族,容易,専門,希望,常識,年齢,延命,影響,必須,急速,患者,想像,意志,意見,感覚,手段,手間,技術,整備,方法,日本,是非,最終,最近,本人,本文,比類,治療,無条件,熟考,物事,状態,状況,現代,理由,生命,病気,発展,発達,相談,社会,科学,窓口,経済,結果,絶望,脳死,自分,自身,苦痛,言葉,認可,誕生,議論,負担,責任,軽減,軽視,迷惑,進化,重大,重要,関係,電話,魔法,

■表現語彙 145種 203個 (種類率71%) 94点
あるため,いつ,こと,これ,しよう,するため,そのため,そのもの,それ,たくさん,たち,た場合,という可能,とき,ところ,どちら,ないため,はじめ,もの,よう,ストッパー,ネット,ライン,リアル,一部,上,上等,世代,両方,中,中心,人,人々,人生,人間,仕方,何,例,価値,倫理,側面,先,全体,具体,判断,制度,前,前代未聞,力,助け,勝手,十分,危険,取り返し,同調,命,員,国内外,圧力,声,如何,安易,安楽,家族,容易,専門,希望,常識,年齢,延命,当たり前,影響,必須,思い,急速,性,患者,想像,意志,意見,感覚,手段,手間,技術,整備,新た,方法,日々,日本,是非,時,最終,最近,本人,本文,死,比類,治療,法,無条件,熟考,物事,状態,状況,現代,理由,生命,病気,発展,発達,的,相談,社会,私,科学,窓口,経済,結果,絶望,胸,脳死,自ら,自分,自身,苦痛,見分け,観,言葉,話,認可,誕生,議論,負担,責任,身,軽減,軽視,迷惑,進化,重大,重要,関係,電話,顔,魔法,

■経験語彙 49種 63個 (種類率78%) 92点
かかる,かける,しれる,せる,つく,つける,つながる,できる,と思う,なくなる,に考える,まで考える,られる,れる,上がる,伴う,働く,出る,合う,否める,問う,図る,変わる,始める,得る,恐れる,感じる,押しつぶす,捨てる,求める,溶け込む,生きる,異なる,着ける,終わる,経つ,続ける,置く,蔓延る,行う,認める,語る,起こる,踏み越える,追い付く,逆らえる,進む,選ぶ,長引く,

■総合点 103点

■均衡点 6点
 

科学技術と倫理観
   高1 ゆうゆ(auyuyu)  2026年4月2日

 私たちは、日々進化し続けている技術に合った倫理観や社会性を身に着けるべきだ。

 そのための方法として具体的には、新しい技術の誕生によって何が起こるか、先まで考えることだ。本文では脳死状態の人間の話が語られていたが、ネット上等では安楽死の是非についての議論も度々行われている。すなわち、希望する人間が自ら死を選ぶことを認めるべきかどうか、ということだ。実際、死を前にした重い病気の患者などに対して延命治療を行い、苦痛を長引かせるのは如何なものかという声は国内外を問わず多く上がっている。私自身、患者本人やその家族などリアルな状況に置かれている人々の意見を見ると、胸が押しつぶされたような思いがする。なぜ制度はいつまでも変わらないのかと思ったこともある。しかし、人間の命が関係する重要な制度であるため、何が起こるか、取り返しのつかないことにならないか、熟考しなければならないのだ。

 例えば、自分の意志とは異なるところで物事が勝手に進んでいかないか、ということである。もし仮に現代の日本で無条件に安楽死が認可されたとする。もちろん良い影響もあるだろうが、社会全体の感覚として生命を軽視することにならないだろうか。どれほど前代未聞の制度であろうと、時が経てばそれはあたかも常識であるかのような顔をして社会に溶け込んでいく。「経済的な負担を軽減するため」という理由で死を選ぶ人も出てくるかもしれない。想像もできないが、「ある程度の年齢になったら/何らかの理由で働くことができなくなったら迷惑をかけないために安楽死」という価値観が当たり前になり、同調圧力に逆らえなくなるという可能性さえ否めないのだ。

 また、SNS上を中心とした一部の若い世代の中で、「生きていても仕方がない、どうしようもなくなったら自死を選べば良い」という価値観が蔓延っているのを最近、強く感じる。絶望を感じたときでも、図らずも「かかるであろう手間と苦痛」そのものががある程度のストッパーになり得る(尤もこれは最終手段であり、そうなる前に専門の相談員や電話窓口などに助けを求めることが必須である)が、もし安楽死が認可された場合そのラインを踏み越えることが比類ないほど容易になる。結果、たくさんの人生が捨てられることにつながるのではないか。私はそれを恐れている。

 このように、安楽死をはじめとした新しい制度や技術には、必ず良い側面と悪い側面の両方がある。何かを始めたり、終わらせたりすることには重大な責任が伴うものであり、どちらかだけを見て安易に判断することは極めて危険だ。急速に発展している科学技術に、法整備が追い付いていない例も多々ある。「十分に発達した技術は魔法と見分けがつかない」という言葉もあるように、新たな技術に対して倫理的に考えられる力をつけたい。