中3 あけみお(akemio)
2026年4月4日
科学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。しかし、人間はある程度の手間を自分でこなしてこそ成長するものだ。便利さや快適さを求める人間の欲求が、文明を発展させてきたことは事実だが、そのために、有形無形の人間本来の財産をたくさん犠牲にしてきた。生きる喜びとは、完成をとぎすまし、自然の大きさと人間の魅力を日々発見することにある。私は、手間を惜しまず、自分の力で成長する生き方をしていきたい。このような生き方を実現するための方法を二つ述べる。
第一の方法としては、科学文明に頼りすぎず、自分で考えて行動することである。例えば科学文明の象徴であるスマートフォンは、暇なときにさまざまなことができ、とても便利だ。また、分からないことがあればすぐに調べられるため、私も今までたくさん使ってきた。しかし、便利で手間がかからない反面、自分で考える機会が減り、新しい発見も少なくなると感じるようになった。そこで私は、中学校でテスト期間中に行われる「アウトメディアチャレンジ」に積極的に取り組んでいる。これは、「食事中はテレビやスマホを使わない」「九時以降はテレビやスマホを使わない」などのルールを実践する活動である。この取り組みを続けるうちに、スマホがなくても自分で考えて行動することができるようになり、勉強にも集中できるようになった。今では、必要な時以外使わないよう心がけている。
第二の方法としては、すぐに答えを与えるのではなく、自分で考える時間を設けることである。学校の授業では、先生がすぐに答えを教えるのではなく、班で話し合って結論を出す活動が多くある。例えば国語の授業でも、まず自分の考えをまとめ、班で意見を出し合い、そこから答えを導く時間が設けられている。そのおかげで、自分の考えをまとめる力だけでなく、相手の意見を聞いてまとめ直す力も身についた。この経験を通して、先生たちがなぜ話し合う時間を大切にしているのか少しわかった気がする。自分で考える時間があるからこそ、学びが深まり、理解が確かなものになるのだと思う。
確かに、便利さや効率の良さを求めることは大切である。しかしそれ以上に大切なのは、「経験は最良の教師である」という言葉が示すように、実際に手間をかけて経験する中で、学びや喜びを大切に、自分で考えて行動する力を身に着けていくことである。これから私は、ときには科学文明に頼ることもあると思うが、手間をかけて自分で考える姿勢を大切にしていきたい。便利さに頼りすぎず、手間の中にある学びや喜びを大切にして生きていきたい。