まず、身近な体験から始めて、具体的なエピソードを交えながら問題提起をしている点がとてもよいです。自分の経験と海外の実例を対比させることで、論旨に説得力が生まれています。人間関係の大切さについての意見が明確で、当為の主題がしっかりと書けていることも評価できます。さらに、部活動での具体的な体験を通して、日常生活での人との触れ合いの重要性を示している点は、読者に親近感を与え、説得力を高めています。エジソンのエピソードを用いた歴史実例も効果的で、人間的な関わりの価値を具体的に示しているところが優れています。また、「経験は、最良の教師である」という名言を引用し、文章の結びに生かしているため、書き出しの結びがよく書けています。全体を通して、人間同士のコミュニケーションの重要性を多角的に考察しており、論理の展開が丁寧で読みやすい文章になっています。
【項目評価】
当為の主題がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
歴史実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
書き出しの結びがよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1216字/600字
思考点:87点
知識点:92点
表現点:89点
経験点:82点
総合点:93点
均衡点:6点
■思考語彙 24種 28個 (種類率86%) 87点
n確か,n第,。しかし,。だからこそ,。一方,いくため,いくべき,が必ずしも,すぎざる,するため,そのため,だろう,で一方,と思う,ないと,にこそ,は思う,は第,みると,や可能,会うと,向けるべき,指導によって,積み重ねこそ,
■知識語彙 79種 114個 (種類率69%) 92点
万事,事実,人物,人間,人間味,仕事,会話,余裕,便利,信用,信頼,優先,元気,先生,公共,効率,原点,取引,同士,商売,問題,土台,基盤,売買,大切,大量,子供,存在,安心,対応,小学校,常連,後輩,御飯,必要,意味,意識,成長,才能,指導,挨拶,教師,教科書,日常,日本,時代,最大限,最良,本当,機械,母親,活動,活用,煙草,現代,生活,生産,画一,発展,発明,直接的,相手,社会,経験,自体,自分,自身,蓄音機,表情,言葉,販売,貴重,路上,退学,重要,重視,金本位,関係,魚屋,
■表現語彙 135種 213個 (種類率63%) 89点
n確か,あなご,いくため,うえ,うなぎ,こと,さ,するため,そのため,たち,つながり,とき,どうし,もの,やりとり,や可能,よう,イスタンブール,エピソード,コミュニケーション,スペース,スーダン,リスク,一,一人ひとり,万事,三,中,事実,二,人,人物,人間,人間味,仕事,仕組み,会話,余裕,便利,信用,信頼,優先,元気,先生,公共,前,力,効率,十,原点,取引,同士,商売,問題,国,土台,基盤,場,声,売買,大切,大量,子供,存在,安心,家,対応,小学校,屋,常連,年,後輩,御飯,必要,性,意味,意識,成長,才能,指導,挨拶,教師,教科書,日常,日本,昔,時代,最大限,最良,本,本当,機械,母親,活動,活用,煙草,現代,生活,生産,男,画一,発展,発明,的,目,直接的,相手,社会,私,積み重ね,経験,者,自体,自分,自身,蓄音機,表情,裏,触れ合い,言葉,話,豊か,販売,貴重,路上,退学,道,部,重要,重視,金本位,関わり,関係,風,魚屋,
■経験語彙 42種 53個 (種類率79%) 82点
あふれる,かける,くれる,しまう,すぎる,せる,つきまとう,と思う,は思う,れる,交わす,会う,作る,分かる,向き合う,向ける,吸う,坐る,増える,売る,始まる,引き出す,感じる,成り立つ,欠く,深める,炊く,生きる,知る,立ち返る,築く,続ける,育てる,薄れる,見かける,見せる,買う,賑わう,限る,頼る,食べる,黙る,
■総合点 93点
■均衡点 6点
3.3
高1 あえとく(aetoku)
2026年3月3日
今の日本の都会では、路上でものを売る人をほとんど見かけない。昔は道は公共スペースで、商売は路上で始まったが、見知らぬ者との取引には信用の問題があった。三十年前、魚屋風の男から安いうなぎを買い、御飯を炊いて食べてみると、実はあなごだったという経験がある。路上の取引には、このくらいのリスクがつきまとう。一方、日本のように万事がお金本位になってしまっていない国では、まだ路上の商売は賑わっている。イスタンブールでは子供たちが煙草を売り、スーダンでは煙草屋が黙って坐り、一本ずつ売る。常連との信頼の中で、その場で吸い、元気に仕事に行く売買が成り立っている。私たちは人間的なコミュニケーションを大切にして生きていくべきではないか。
人間がよりよく生きていくためには、人との触れ合いを大切にすることが欠かせないと私は思う。そのためには第一に、日常生活の中で人との関わりを意識していくことが重要である。私自身も、部活動などで後輩に会うと、とにかく自分から声をかけるようにしている。忙しくて余裕がないときでも、「おはよう」や「元気?」といった挨拶や短い会話を交わすだけで、相手は安心した表情を見せてくれることが多い。こうした何気ないやりとりを続けていくことで、少しずつではあるが信頼関係が築かれていくのだと感じている。このような小さな触れ合いの積み重ねこそが、人と人とのつながりを深め、より良い人間関係を作っていく土台になるのではないだろうか。
第二には、社会自体も機械に頼りすぎず、人間どうしの触れ合いを重視した仕組みにしていく必要があると思う。現代社会では、効率の良さや便利さが優先され、機械的で画一的な対応が増えてきている。しかし、そのような対応が必ずしも人を成長させるとは限らない。発明家エジソンは、蓄音機などを発明し、機械の力を最大限に活用した人物として知られているが、子供時代には小学校の先生の機械的で一方的な指導によって退学を余儀なくされたという話がある。一方で、エジソンの才能や可能性を引き出したのは、母親の温かく人間味あふれる関わりだった。このエピソードからも分かるように、人を育てるうえでは、効率だけでなく、一人ひとりに向き合う人間的な対応がいかに大切であるかがよく分かる。
確かに、大量生産や大量販売は、私たちの生活を便利で豊かなものにし、社会を大きく発展させてきたことは事実である。しかし、その便利さの裏で、人と人との直接的なコミュニケーションは次第に薄れつつあるように感じる。だからこそ私たちは、もう一度原点に立ち返り、社会の基盤となる人間同士のコミュニケーションに目を向けるべきではないだろうか。「経験は、最良の教師である」という言葉があるように、人間が本当の意味で成長するための貴重な経験は、教科書や機械の中だけでなく、人との触れ合いの中にこそ多く存在しているのだと思う。