4月からの意見文も順調に取り組んでいます。<<え2016/216み>>
とくに★体験実例 が具体的に書かれていることで個性のある内容になっています。★理由一・二のような意見化は、同じ長文であればある程度似通ってくるので、個性のある実例によって説得力のある内容になります。加えて★是非(ぜひ)の主題 以外の側面にも目向けて考えることによって探求の進んだ内容になっている点がすばらしいです。

<<え2016/213み>><<え2016/213み>>
あえほあさんの作文は、物事を多角的に見ることの大切さについて、とてもよく考えられていて感心しました。まず、身近なクラスでの話し合いの実例を使って、多角的に見ることの効果を具体的に示している点がすばらしいです。
この体験実例によって、読者も話し合いの様子をイメージしやすく、説得力が増しています。また、意見の理由も丁寧(ていねい)に書かれていて、「一つの面だけに注目すると考えが限られてしまう」「違う(ちがう)面から見ることで新しい考えが生まれる」という主張が明確です。さらに、物事のメリット・デメリットを比較(ひかく)し、状況(じょうきょう)に応じて使い分けるべきだという結論にまとめているところも論理的でよいです。
最後に、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物である」という名言を引用して、多角的に見ることの価値を印象づけているのも効果的です。


項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。
名言がよく書けています。

内容  構成  題材  表現  主題  表記 

字数/基準字数:1764字/600字
思考点:87点
知識点:75点
表現点:71点
経験点:80点
総合点:82点
均衡(きんこう)点:4点

 


■思考語彙 24種 30個 (種類率80%) 87点
、考える,。しかし,。一方,から考える,これによって,じっくり考える,すると,すれば,だろう,とらわれざる,と思う,ながら考える,なるから,について考える,みると,れざる,を考える,増えるため,少ないので,生まれる可能,考えるべき,見る場合,角度によって,起きる可能,

■知識語彙 55種 86個 (種類率64%) 75点
両方,事実,余計,充実,先生,公平,出来事,判断,利点,協力,問題,多角,大事,大切,姿勢,安定,安心,必要,思考,情報,意見,意識,整理,日常,時間,最初,最終,未然,植物,機会,正確,決断,注目,混乱,物事,状況,理解,生活,発見,目標,相手,短所,立場,美点,背景,自分,行動,見方,角度,言葉,誤解,長所,集中,雑草,雰囲気,

■表現語彙 95種 188個 (種類率51%) 71点
いろいろ,こと,これ,さ,さまざま,そこ,それ,どちら,みんな,もの,よう,クラス,デメリット,トラブル,メリット,一つ,両方,中,事実,人,今,何,余計,充実,先生,公平,出来事,判断,別,利点,力,協力,問題,増えるため,多角,大事,大切,姿勢,安定,安心,必要,思い込み,思考,性,情報,意見,意識,整理,方,日,日常,時,時間,最初,最終,未然,植物,機会,正確,気持ち,決断,注目,混乱,点,物事,状況,理解,生まれる可能,生活,発見,的,目標,相手,短所,立場,美点,考え,考え方,背景,自分,行動,見る場合,見方,角度,言葉,話し合い,誤解,豊か,起きる可能,迷い,長所,集中,雑草,雰囲気,面,

■経験語彙 41種 56個 (種類率73%) 80点
、考える,かかる,から考える,しまう,じっくり考える,すぎる,つながる,できる,とらわれる,と思う,ながら考える,なさる,について考える,まどわす,れる,わかる,を考える,作る,使い分ける,入れる,出す,出る,合う,合える,合わせる,増える,変わる,広がる,急ぐ,感じる,比べる,決まる,決める,生まれる,移す,話せる,起きる,迷う,過ごせる,防ぐ,高まる,

■総合点 82点

■均衡点 4点
 

物の見かた
   中1 あえほあ(aehoa)  2026年4月4日

 普段私たちは、コインを丸いものと見なしている。けれども、もちろんコインは、年じゅう円形に見えるわけではない。文学作品などにおいても、同じ一つの事実を、きわめて異なる言葉で言いあらわすことがある。たとえば、枝からはなれた果物が地面へ落ちるという事態を目撃した時、たんに「リンゴが地面へ落ちた」と考えるだけでは満足しないことである。このように考えてみると、レトリック感覚は、発見的な認識には欠くことができない上に、人をできるだけよく理解するためにこそ必要なのだ、ということになる。わたしは物事を、多角的に見るのはよいと思う。

 その理由は第一に、一つの面だけに注目してしまうと、考えや意見が限られてしまうからだ。ある見方にしばられてしまうと、どうしても同じ方向の意見ばかりになり、話し合いが深まらないことがある。実例として、クラスで「掃除の時間を短くするべきか」というテーマで話し合いをしたとき、多くの人が「短くした方がいい」と言っていた。理由は「早く終われば休み時間が増えるから」という、一つの面だけを見た意見だった。たしかに休み時間が増えるのはうれしいが、その段階ではほとんどの意見が同じで、話し合いはすぐに終わりそうになっていた。こうした状況は、一つの面だけに注目してしまったために起きたものだと感じた。第二に、違う面から物事を見ることで、新しい意見や考えが生まれる可能性が高くなるからだ。別の角度から考える人がいるだけで、話し合いが一気に広がることがある。別の日に行った「クラス目標をどう決めるか」という話し合いでは、そのことを強く感じた。最初は「楽しいクラスにしたい」という意見が多かったが、ある人が「楽しいだけではなく、みんなが安心して過ごせることも大事だ」という別の面からの意見を出した。すると、そこから「安心して話せる雰囲気を作るにはどうすればいいか」「協力し合えるクラスにするには何が必要か」「楽しいと安心の両方を入れた目標にできないか」など、今まで出てこなかった新しい考えが次々に生まれた。最終的には、楽しさと安心の両方を大切にしたクラス目標が決まり、話し合いはとても充実したものになった。このように、多角的に物事を見ることで、より深く、より豊かな考え方ができるようになる。一つの見方にとらわれず、さまざまな角度から考える姿勢を大切にしていきたい。

 先生から「物事はいろいろな角度から見なさい」と言われることがある。同じ出来事でも、見る角度によって感じ方や考え方が変わることは、日常生活の中でもよくある。そこで、一つの面だけを見る場合と、多角的に見る場合のメリットとデメリットについて考えてみた。

まず、一つの面だけを見る時のメリットは、判断がすばやくできることだ。余計な情報にまどわされず、行動に移しやすいという利点がある。また、迷いが少ないので気持ちが安定しやすい。しかし、デメリットもある。一つの面だけに注目すると、思い込みが生まれやすく、事実を正しく理解できないことがある。これによって、誤解やトラブルが起きる可能性も高くなる。一方、多角的に物事を見る時のメリットは、より正確で公平な判断ができることだ。いろいろな立場や背景を考えることで、相手の気持ちを理解しやすくなり、問題を未然に防ぐことにもつながる。また、情報を整理しながら考えることで、思考力も高まる。しかし、デメリットとしては、考えることが増えるため、決断までに時間がかかったり、迷いやすくなったりする点がある。情報が多すぎて混乱してしまうこともある。こうして比べてみると、どちらの見方にも長所と短所があることがわかる。大切なのは、状況に合わせて見方を使い分けることだと思う。急いで判断する必要がある時は一つの面に集中し、じっくり考えるべき時は多角的に見る。これからは、「どちらが正しいか」ではなく、「どちらが今の自分に合っているか」を意識して物事を見ていきたい。

 物事を一つの面だけ見て、それだけを考えていく時が出てくるだろう。だが、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物である。」いう言葉があるように、一つの面だけ見て、それだけを考えていく時が出てくると共に、多角的に物事をみる機会も増えていくのだ。