自分の体験をもとに「問題から目をそらさない大切さ」を語っているところが、とても印象的です。
<<え2019/289jみ>>
【総評】
この作文の一番の良さは、「思考の深まり」です。技術の進歩と人間の精神の関係という大きなテーマに対して、自分の体験と社会の制度の両方から考えを広げている点に力強さがあります。特に、抽象的な主題を自分の具体的な経験で支えているため、説得力のある意見文になっています。問題に向き合う姿勢を一貫して描いているところにも、よく考えた跡が感じられます。
【段落ごとの講評】
第1段落:課題文の内容を踏まえながら、脳死と心臓死の違いを整理し、自分の主題「技術に見合う精神を持つべきだ」を明確に示しています。要約と主題提示が一つの流れとして自然につながっており、意見文の導入としてとてもよくまとまっています。
第2段落:自分の小学校時代の体験を具体的に述べ、「問題を見過ごすとより大きな問題につながる」という考えを説得的に示しています。状況説明から結果、そして教訓へと展開する流れが明確で、読み手に強い印象を残す実例になっています。自分の失敗をもとに考えている点も、文章に深みを与えています。
第3段落:裁判員制度という社会的な例を取り上げ、「議論を尽くすことの重要性」を示しています。個人の体験だけでなく社会の仕組みに視野を広げている点が、この段落の大きな強みです。自分事として捉える視点もあり、意見に広がりが出ています。
第4段落:技術の進歩に対する人間の姿勢を改めてまとめ、「意志」が社会を変えるという前向きな結論で締めくくっています。全体の主張を再確認しながら、未来への方向性を示している点が、まとめの段落としてよく機能しています。
【考えを深めるための質問】
あなたが考える「技術に見合う精神」とは、具体的にどのような行動や判断として表れると思いますか。また、それは日常生活のどんな場面で実践できるでしょうか。
字数/基準字数:965字/600字
思考点:72点
知識点:88点
表現点:85点
経験点:70点
総合点:80点
均衡点:2点
■思考語彙 18種 22個 (種類率82%) 72点
。しかし,。例えば,いこう,しまうと,せざる,そのため,そらさざる,たため,だろう,とるため,と思う,なければ,の第,は第,を考える,作るから,持つべき,買うため,
■知識語彙 73種 108個 (種類率68%) 88点
一時,一番,一緒,一般,中間,五月,人生,人間,他人,停止,全身,刑事,制度,動画,協力,問題,地道,大勢,学校,完成,実施,将来,小学,小学生,左右,市民,平成,年生,当時,心臓,必死,必要,応募,思考,意味,意志,意識,技術,撮影,支給,放棄,方法,映像,時間,普通,機材,機能,欠陥,決定的,活動,無視,状態,生命,画質,発生,発覚,精神,結果,総合,編集,脳死,自分,裁判,裁判官,解決,議論,資金,近道,進歩,道具,重要,関係,高性能,
■表現語彙 127種 191個 (種類率66%) 85点
あと,がち,こと,これ,せい,そのため,それ,たしか,たため,たち,つなぎ,とき,とるため,ほう,もの,よう,コンテスト,プロジェクト,プロセス,リーダー,一,一つ,一時,一番,一緒,一般,世の中,中間,二,五月,人生,人間,他人,体,使い物,停止,僕,先,全身,六,刑,刑事,制度,割,動画,十,協力,合わせ,員,問題,地道,大勢,学校,完成,実施,将来,小学,小学生,左右,市,市民,平成,年,年生,当時,心臓,必死,必要,応募,思考,意味,意志,意識,技術,撮影,支給,放棄,方法,日,映像,時,時間,普通,機材,機能,欠陥,死,決定的,活動,流,点,無視,状態,班,生命,画質,発生,発覚,的,目,策,精神,結果,総合,編集,罪,者,脳,脳死,腕,自分,血,裁判,裁判官,解決,誰,議論,買うため,資金,賞,質,近道,進歩,道具,重要,関係,高性能,
■経験語彙 34種 40個 (種類率85%) 70点
がなる,しまう,せる,そらす,ついていける,つく,できる,とる,と思う,れる,を考える,作る,及ぶ,変える,尽くす,引き起こす,抱える,持つ,撮る,残る,決める,終える,続く,続ける,裁く,見合う,見過ごす,買う,起こる,途絶える,違う,重ねる,関わる,陥る,
■総合点 80点
■均衡点 2点
技術の進歩
高1 あおやの(aoyano)
2026年4月4日
普通の市は、心臓が停止して血流が途絶え、それに続く全身の生命活動の停止として起こる。ところが脳が先に機能停止状態に陥ることがある。脳死と心臓死と決定的に違うのは、市が全身に及ぶプロセスやそのタイムラグではなく、中間的な体を作るからである。僕たちは、技術の進歩に見合うだけど精神を持つべきだ。
そのための方法としては第一に、問題点から目をそらさずに解決策を考えることである。僕が小学六年生の時学校の総合の時間で、KWNという映像コンテストに応募するというプロジェクトがあった。僕はそのとき映像撮影班のリーダーをしていた。そして、僕たち映像撮影班は一つの問題を抱えていた。それは撮影した映像の質が悪いということだ。これは決して撮影者の腕が悪いという意味ではなく、画質が荒いということだ。当時小学生だった僕たちは映像をとるための道具が学校から支給されていたアイパッドしか持っていなかったため、どうしても画質の高い動画をとることは難しかった。しかし、僕たちはより高性能な撮影機材を買うための資金もなかったため、一時はそのままアイパッドでの撮影を続けた。だが、必要な映像を撮り終えたあといざ編集するとなったとき大きな問題が発生した。撮った動画の4割ほどが画質が悪いせいで使い物にならないことが発覚したのだ。その結果残った動画をつなぎ合わせなんとか編集し完成させたものの、賞をとることはできなかった。このように欠陥や問題を無視して見過ごしてしまうと、その先でさらに大きな問題を引き起こしてしまう。どんな問題でも地道に解決していくことが一番の近道なのである。
そのための第二の方法は大勢でよく議論を尽くすことだ。例えば平成21年五月二十一日から実施された裁判員制度は、実際の刑事裁判に一般の市民が関わり、裁判官と一緒に刑を決めるというものだ。他人の罪を裁きその人生をも左右する裁判員には、将来誰もがならなければならなくなる。自分には関係ないと思い思考を放棄せずに、他人と協力しながら議論を重ねることが重要になってくるだろう。
たしかに技術の進歩は目覚ましく、人間の意識のほうがついていけなくなりがちである。しかし僕たちの技術の進歩へ必死についていこうとする意志が、世の中を変えていくのだろう。