自然の力
小6 ゆい(akakiyu)
2026年4月4日
自然の力
私は去年の夏に林間学校にいった時に、ハイキングをした。山道を歩き始めると、鳥たちのさえずりが聞こえてきた。森の奥まで響き渡り、疲れていてもその疲れが消えるような心地よい音だった。さらに、風が吹くと木の葉っぱ同士が重なり合い、「カサカサ」と気持の良い音を立てる。その音を聞いていると、とても癒され、私は今にも寝たくなった。そして、ハイキングの終わりにたどり着いた湖のほとりで、予想外の事件が起きた。みんなで昼ごはんのおにぎりを食べている最中、大きなハチが一匹、私たちの元へ飛んできたのだ。
「うわあ、ハチだ!」
クラスメイトの声をきっかけに、それまで静かだったのが急に変わった。みんなおにぎりを放り出しそうになりながら、帽子を振り回して大騒ぎになった。私は、ハチのいるところからすぐに逃げて場所を移動した後、またゆっくりとおにぎりを食べた。騒ぎが落ち着いた後、改めて目の前の湖を眺めてみた。するとそこには、太陽の光を反射してキラキラと輝く、広大な水面が広がっていた。それはまるでサファイアのように青かったこの色は、人間が機械で造ったものではなく、自然が長い年月をかけて作り上げたものだ。そう思うと、自然の力は、人間の思い通りにはならないからこそ、こんなに綺麗な湖を生み出せるのだと感じた。
一年前、私は千葉県で一本の苗木を植えた。その時の苗木は、細い枝に小さな葉っぱが数枚ついているだけで、風が吹けばすぐに折れてしまいそうなほど頼りなかった。「本当にこれで大きくなるのかな」と少し心配しながら、私は「元気に育ってね」と心の中でつぶやき、一生懸命に土をかぶせて足で踏んだ。
こうした自然の力を知る一方で、私はインターネットで悲しい情報も目にした。海に流れたプラスチックごみのせいで、ウミガメが網に絡まって泳げなくなったり、多くの動物がプラスチックを食べて命を落としたりしているというのだ。自然はたくましく育つのに、人間が出すごみのせいで、その命が危険にさらされている。しかし、その情報をさらに見ていくと、そうした自然を守るために自らゴミ拾いなどの活動を続けている人たちがいることも知った。誰に言われなくても、自分たちで環境をきれいにしようと努力している人たちの姿は、とても力強く、立派に感じられた。 一本の木が育っていく姿は、私に命の尊さを教えてくれた。そして、その命を守ろうとする人たちの存在が、私に勇気をくれた。私にできることはまだ小さいかもしれないが、まずは無駄なごみを出さないように意識することから始めたいと思う。
自然は私たちの心を癒やし、命の尊さを教えてくれる。人間も自然の一部であり、自然がなければ豊かに生きていくことはできない。だからこそ、自然は人間にとってなくてはならない存在なのだ。壊してしまった環境を守り、それを治していくのは、私たちの大きな責任だ。あの苗木に負けないよう、私も自分にできることから精一杯始めていきたい。