【まえ先生からのひとこと♪】
「島国言語」と「大陸言語」を比較(ひかく)しながら、それぞれの長所を自分の体験と結びつけて考えられている、とてもレベルの高い意見文でした。特に、中学一年生のころの緊張(きんちょう)した体験から、「言葉によって距離(きょり)が縮まった」という実感を具体的に書けているところに、大きな説得力があります。また、日本語の曖昧(あいまい)さや敬語の難しさについても冷静に分析(ぶんせき)できていて、ただ一方を肯定(こうてい)するのではなく、両方の良さを公平に見ているところが素晴らしいです。最後も、「思いやりを持って言葉を使うことが大切」という結論にしっかりつながっていて、深いテーマを見事にまとめられていました。

【特に優れていた点】
・体験談を取り入れながら、抽象(ちゅうしょう)的なテーマをわかりやすく説明しているところ
・島国言語と大陸言語の両方の長所・短所をバランスよく考察しているところ
・最後に「思いやり」という本質的なテーマへつなげているところ

【さらなるレベルアップを目指して】
・第二段落では、「どんな言葉を使ったことで距離(きょり)が縮まったのか」を具体的に書くと、さらに印象に残ります。
・大陸言語についても、英語の実体験などをもう一つ入れると、比較(ひかく)に厚みが出ます。

――言葉を「ただの会話の道具」ではなく、「人との関係をつくるもの」として考えられているところが、とても素敵でした。紗和ちゃんの文章からは、人とのつながりを大切にしたいという気持ちがよく伝わってきます。これからもたくさんの人と関わりながら、自分らしい言葉を磨い(みがい)ていってくださいね。
<<え2008/61み>>
 


■思考語彙 21種 27個 (種類率78%) 79点
 しかし, 確か,。しかし,。一方,あれば,が考える,するから,するため,すると,せるため,たので,と思う,ないので,なければ,なので,は思う,もいえ,付けるので,使うと,思うざる,話すと,

■知識語彙 50種 116個 (種類率43%) 72点
一対一,一番,不能,中学,主語,了解,他者,会話,便利,冗語,初対面,友達,名言,大切,大変,大陸,対立,島国,年生,心臓,必要,敬語,日本語,時間,最適,概念,毎年,活動,流行,混乱,特有,状況,理解,発達,相手,省略,社会,経験,緊張,自分,英語,表現,要点,親密,言葉,言語,誤解,財産,適当,関係,

■表現語彙 96種 194個 (種類率49%) 71点
 確か,あだ名,うえ,うち,お互い,かかわり,きっかけ,こと,ころ,さ,するため,せるため,それ,それぞれ,たくさん,たち,たて,ため,ていねい,とき,ほか,もの,やりとり,よう,ヨーロッパ,ラフ,一,一対一,一番,不能,中,中学,主語,了解,互い,人,他者,仲,会話,何,使い方,便利,個,冗語,初対面,友達,口,名言,変,大切,大変,大陸,子,対立,島国,年生,幸せ,心,心臓,必要,思いやり,性,敬語,日本語,時間,最適,概念,毎年,活動,流行,混乱,特有,状況,理解,発達,相手,省略,社会,私,笑い,経験,緊張,自分,英語,表現,要点,親密,言葉,言語,語,誤解,誰,財産,適当,間,関係,

■経験語彙 38種 71個 (種類率54%) 76点
あう,あえる,いける,おさえる,が考える,せる,できる,と思う,なくなる,なれる,は思う,もいえ,られる,れる,わかる,付ける,伝える,作る,使い分ける,使う,加える,向ける,呼ぶ,喋る,増やす,成り立つ,持つ,深める,生まれる,省く,聞く,見合う,親しむ,解ける,訴える,話す,誤る,足りる,

■総合点 81点

■均衡点 7点
 

言語の最適な使い方は
   中2 あささわ(asasawa)  2026年5月1日

 日本語などの島国言語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いていることである。ヨーロッパの言語では、自と他の対立関係において言語活動が考えられるが、日本語ではそういう対立関係はあまり発達しない。 また、日本語は省略の多い、要点のみをおさえた言葉のやりとりをしていても、お互いに理解しあえている。一方で、大陸言語の社会では冗語性をあまりすくなくすると、ごく親密な関係の人との間ならともかく、相手に誤解されたり、了解不能を訴えられたりするから、ていねいな表現をしている。

 島国言語は相手との仲を深めることができる大切な言語だ。日本語には毎年新しい流行語がたくさん生まれているほか、友達の間でも新しい言葉を作って使うことが多くなったので、相手との親しみやすい関係が作りやすくなった。中学一年生になりたてのころに、初対面の子と初めてはしたときは、心臓が何個あっても足りないくらい緊張していた。そんな中でも堅苦しい言葉ではなく、島国言語特有のラフな言葉を使ってみたら、一気に緊張が解けて仲良くなることができた。それから友達になって、お互いにしかわからないような言葉を使ったり、お互いにあだ名で呼びあったりして、言語を通して互いの関係をより深めることができた。自分たちで作った言葉を使って、笑いあえる時間はとても幸せで、島国言語にしかない良さだと思う。島国言語はお互いが親しくなれるきっかけを、作ることができる便利な言語なのだ。

 しかし、会話を正しく理解するためには大陸言語も必要だと思う。日本語などの島国言語では主語を省いて話すことがよくあり、一対一で話すときはわかりやすいし喋りやすい。しかし、それが一対一ではなくなったときに、主語を省いて話すと、誰に向けての言葉かわからなくなる。それなので、まさか私に話しているとは思わず、聞いていなかったこともある。一方で英語などの大陸言語は必ず主語を付けるので、誰に話しているのかわかりやすく混乱しにくくなる。それに加えて、日本語では敬語とため口で使い分けなければいけないので、なれない敬語を使うと言葉が変になることもあり、大変難しい。しかし、英語であれば敬語という概念があまりないので、いつものように話すことができて、言葉を誤って使うこともない。このように、大陸言語は会話を正しく成り立たせるための大切な言語で、相手にわかりやすく伝えたいときの最適な言語ともいえる。

 確かに島国言語にも大陸言語にもそれぞれ良さがある。しかし、一番大切なことは、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、他者との思いやりを持って言語を使うことだ。ただ適当に言語を使うのではなく、きちんと他者との思いやりを持ったうえで、それに見合った言語の使い方をすることが何より大切だと思う。私はこれからも、日本語であってもヨーロッパ言語であっても、状況に見合った言語の使い方ができるように、他者とのかかわりを増やしてたくさんの経験をしていきたい。