あこりおさん、今回の作文は「モノの価値を金銭的な価値だけで判断すべきではない」というテーマについて、とても深く考えが書かれていて素晴らしいです。
まず、意見の主題がはっきりしていて、「モノ本来の価値と経済的価値を両立させることの大切さ」がよく伝わってきます。
理由も二つに分けて丁寧(ていねい)に説明されており、説得力があります。
特に、スーパーの花と道端(みちばた)の花の例えは、読者にわかりやすく価値の違い(ちがい)をイメージさせる工夫ができています。
また、太陽光発電の例を使って、環境(かんきょう)問題と経済性のジレンマを具体的に示した点もとてもよいです。
自分の考えだけでなく、反対意見や現実の問題点にも触れ(ふれ)ているので、バランスのとれた文章になっています。
「理想に到達(とうたつ)するための手段はまた、理想への到達(とうたつ)阻む(はばむ)障害でもある」という名言を引用しているところも、文章に深みを与え(あたえ)ています。
最後に、自分の願いや目標をはっきり書いているので、読んでいてあこりおさんの思いが伝わってきました。
これからも、自分の考えを具体例や名言を使ってわかりやすく伝える練習を続けてください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
・理由がよく書けています。
・体験実例がよく書けています。(具体例としての身近な花の話)
・反対意見の理解がよく書けています。
・名言がよく書けています。
 

森リン評価 使用価値と商品価値 ma 05月1週 あこりお
字数/基準字数:
1470字/600字
思考点:85点
知識点:76点
表現点:72点
経験点:80点
総合点:83点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙23種33個70%85点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙56種116個48%76点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙98種227個43%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種65個63%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1470字
 85点
 76点
 72点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 23種 33個 (種類率70%) 85点
 確か, 第,、つまり,。しかし,。だから,。だからこそ,あるから,いるから,しよう,するから,するため,だろう,と思う,と考える,ないから,なければ,に思う,のため,を考える,得よう,生活にとって,発電によって,通ると,

■知識語彙 56種 116個 (種類率48%) 76点
両立,二酸化炭素,人類,使用,価値,保全,値札,利用,利益,到達,区別,名言,商品,問題,地球,場所,大切,太陽光,広大,必要,必需,悪化,意味,感受性,手段,換算,方法,日本,明確,普段,本来,村長,概念,様子,温暖,火力,理想,環境,生活,発電,目的,直接,破壊,経済,自体,自分,自然,自給,著者,視野,設置,輸入,道端,適切,障害,面積,

■表現語彙 98種 227個 (種類率43%) 72点
 確か,お互い,お金,こと,さ,するため,そのもの,それ,たち,どちら,のため,よう,わけ,エネルギー,スーパー,パネル,モノ,一,両立,中,二,二酸化炭素,人,人類,今,使用,例,価値,保全,値札,八,利用,利益,到達,割,化,区別,取り組み,名言,品,商品,問題,地球,場所,大切,太陽光,山,差,広大,必要,必需,悪化,意味,感受性,手段,換算,方法,日本,明確,普段,本来,村長,概念,様子,歩,気持ち,温暖,火力,物々交換,率,理想,環境,生活,発電,的,目,目的,直接,破壊,私,経済,考え,自体,自分,自然,自給,花,著者,街,視野,設置,輸入,道端,適切,野,金,障害,面積,

■経験語彙 41種 65個 (種類率63%) 80点
しまう,せる,つく,つながる,できる,と思う,と考える,に思う,られる,れる,わかる,を考える,作る,使う,増える,売る,変える,失う,引く,得る,感じる,感じ取る,感じ取れる,持つ,敷き詰める,欠く,気づく,生える,生み出す,異なる,発する,表す,表せる,見える,見かける,言い表せる,通る,阻む,陥る,頼る,願う,

■総合点 83点

■均衡点 5点
 

使用価値と商品価値
   中1 あこりお(akorio)  2026年5月1日

  村長は、ヒノキを高く売るために、樹齢二百年を超えた大木が細切れにされることなど容認できなかった。商品価値を高めることが、木を侮辱することであってはならないと思った。使用価値と商品価値は、必ずしも両立しない。輸入材は自動化できるが、国産材は職人の技術を要する。木の文化は、木が本来持っている価値を生かそうとする人たちの気持ち、その気持ちを仕事で実現する職人たちの腕と共にあったのだ。私は、モノや事を、金だけに執着して換算しない方が良いと考える。その理由は二つある。

 第一に、金に換算しないことによって、モノ本来の価値を感じられることがあるからだ。スーパーで花が売っていることがある。私たちはそれを見て、美しいと感じる。道端に花が生えていたとしよう。私たちはそれに価値を感じるだろうか。私たちは、値札がついている「花」と、普段目にしている「花」を区別しているように思う。だからこそ、経済的な考えから一歩引いて、モノが本来持っている素晴らしさを感じ取ってみることが大切である。花や自然、お金に換算できないモノの価値と、生活に欠かせない必需品の価値は、意味が異なると思う。だから、目に見える価値だけではなく、目に見えない価値も感じ取れるような人になりたい。

 第二に、金に換算することで、金に換算できないモノの良さを感じる感受性が乏しくなることがあるからだ。自然環境を破壊してまでエネルギーを得ようとする太陽光発電もその例だ。日本はエネルギー自給率が低く、日本で使われるエネルギーの約八割を輸入に頼っている。また、火力発電などの二酸化炭素を発する発電方法も地球温暖化などの環境問題を悪化させると言われている。そこで利用しようと考えたのが、太陽光発電だ。今では、街中を通ると広大な山や野が太陽光発電パネルが敷き詰められている様子を見かける。それを見て、私は村長や著者のような虚しい気持ちに陥る。元々は自然環境を保全するための取り組みだったのに、それが直接環境を破壊することにつながってしまっているからだ。私たちは自然という価値に表せない環境を、エネルギーのために失ってしまっていることになる。私は、太陽光発電自体が悪いと言いたいわけではなく、設置する場所を変えてほしいと思っている。自然の価値に言い表せない美しさを感じ取れる人が増えてほしいと願っている。山の面積の使用価値と発電によって得られるエネルギーの商品価値、どちらもを両立できる方法はないのだろうか。

 確かに、モノの価値を金に換算することも、私たちの生活にとって必要なことだ。なぜなら、そうしなければそのモノを作った人に適切な利益がいかなくなったり、価値の差がわかりづらくなったりするからだ。しかし、「理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある。」という名言があるように、元々モノの価値を金で表すようになったのは、物々交換ではお互いそのものの価値が適切に得られないからであり、その目的はモノの価値を明確にわかりやすくすることだったと思う。その理想に到達するために人類は金という概念を生み出した。その理想へ到達するための手段は、私たちがモノ本来の価値を感じられなくなってしまうという障害になっていることがある。だからこそ、そのことに気づき、自分の経済的な視野から一歩引いて、モノ本来の美しさを感じてみてはどうだろうか。私は、そんな、モノ本来の価値と経済的価値、つまり使用価値と商品価値をどちらも感じて、それを両立できる方法を考えられる人になりたい。