読んでいるこちらまで笑ってしまうほど、楽しさが生き生きと伝わってくる作文でした。特に、友達と床にへたりこんで大笑いしている場面がとても印象に残りました。
<<え2018/143pみ>>
【総評】
この作文の一番のよさは、「笑いが人と人をつなぐ」というテーマを、自分の体験と家族の話の両方から深く考えているところです。書き出しでは、会話と様子描写を使って一気に読者を引きこみ、その後も笑いが広がっていく様子を具体的に描けています。また、友達との出来事だけでなく、お母さんへの取材を取り入れて話題を広げているところも、五年生らしい工夫です。最後には、笑いを国際交流にまで結びつけて考えていて、自分なりの大きな気づきへ発展しているところに感心しました。
【段落ごとの講評】
第1段落:「あははははっ、あー面白い⋯」という会話から始まる書き出しがとても効果的です。床にへたりこんでしまうほど笑っている様子が具体的に描かれていて、その場の空気がすぐに伝わってきました。また、「抱腹絶倒」という言葉を使ったことで、大笑いの様子がより強く印象づけられています。
第2段落:聞き間違いから大爆笑へ発展していく流れが、とても自然で面白かったです。「ポップ」と「デブ」の聞き間違いという、日常の小さな出来事を楽しい作文に変えられているところが素晴らしいです。また、「まるで、わらが私の体の中をくすぐり、笑っているようだ」というダジャレの入ったたとえ表現も、自分だけの面白い感覚がよく表れていました。最後に、「もっと仲良くなる事ができた」とまとめているので、笑いの意味がしっかり伝わります。
第3段落:お母さんへの取材を取り入れたことで、作文に広がりが出ています。おばあさんが窓に頭をぶつける場面は、情景が目に浮かび、家族みんなで笑っている温かな雰囲気も伝わってきました。また、「家族の笑いスイッチは押された」という表現が、とてもユーモアがあって印象的です。
第4段落:最後に、「失敗すら幸せに思える」という気づきへまとめられていて、とても深い結びになっています。さらに、「国が違っても一緒に笑えば心が通じる」という考えへ広げているところに、視野の広さを感じました。そして、最初の「笑い声」と呼応するように、「今日もリビングに、家族の笑い声が響いた」と結んでいるので、作文全体が美しくまとまっています。
【考えを深めるための質問】
もし言葉がまったく通じない外国の人と出会ったとき、どんな「笑い」があれば仲良くなれると思いますか。
字数/基準字数:1332字/500字
思考点:77点
知識点:56点
表現点:67点
経験点:85点
総合点:69点
均衡点:-1点
■思考語彙 20種 23個 (種類率87%) 77点
n確か,、きっと,、ば,。ば,。確か,いるため,くれれば,すると,たから,たらしい,だろう,と思う,と考える,なので,にば,に思える,みると,笑えば,言おう,話しかけると,
■知識語彙 28種 39個 (種類率72%) 56点
一緒,交流,人生,人間,今日,先生,全員,出来事,午後,国際,大切,失敗,家族,小学生,必要,情景,想像,成田,時代,最後,気分,洗濯,爆笑,瞬間,経験,自分,言葉,途中,
■表現語彙 87種 149個 (種類率58%) 67点
n確か,。確か,いるため,うっかり,お互い,お腹,こと,そう,たくさん,たち,ちゃり,はるか,ば,へなへな,みんな,よう,わら,スイッチ,タイプ,デブ,ポップ,リビング,一,一つ,一緒,中,事,二つ,交流,人,人生,人間,今日,体,何,先生,全員,出来事,分,力,午後,合,国,国際,大切,大笑い,失敗,姿,家,家族,小学生,幸せ,床,庭,心,必要,急,情景,想像,感じ,成田,時,時代,最後,母,気分,洗濯,涙,爆笑,物,百,的,瞬間,私,窓,笑い,笑い声,経験,自分,言葉,誰,逆,途中,間違い,雨,頭,香,
■経験語彙 44種 61個 (種類率72%) 85点
あげる,く,くすぐる,くれる,こみ上げる,こむ,しまう,すぎる,てる,できる,と思う,と考える,に思える,ふざける,れる,わかる,似る,出す,出る,切れる,取る,変える,干す,引き出す,思い出す,急ぐ,打つ,抜ける,押す,満ち足りる,突っ伏す,笑う,聞く,見える,話しかける,話し出す,送る,通じる,選べる,閉まる,開く,間違える,降る,響く,
■総合点 69点
■均衡点 -1点
笑いは幸せへのかけ橋
小5 はるまき(akoruka)
2026年5月1日
「あははははっ、あー面白い⋯」
ある日の休み時間、私と友達は、床に顔を突っ伏して大笑いしていた。笑いすぎて力が抜け、思わず床にへたりこんでしまったのである。先生は、まさに抱腹絶倒の私たちの様子を見て、
「ちょっと、大丈夫?」
と呆れている。先生に事情を伝えようとしたが、また二人で爆笑してしまい、私と友達は、言葉を出そうとしても出せない状況におちいっていた。こんなに笑った休み時間の出来事は、今思い出しただけで頬がゆるんでしまう。
爆笑の渦は、日常的な会話から始まった。友達の百合香と音楽の用意をしていると、私は、音楽の成田先生と担任の中満先生は、明るい感じが似ている気がするなぁとふと思ったのだ。
「成田先生と中満先生って、ポップな感じが似てるよね。」
百合香にそう話しかけると、なんと百合香は、とんだ聞き間違いをしてしまったのである。
「え、デブな感じが似てるって?」
そう、ポップを、デブと聞き間違えたのだ。確かに、成田先生は少しぽっちゃりしているため、私と百合香は笑い出した。そしてその笑いは、涙が出るほどの大爆笑に姿を変えていく。
「あははははっ、先生ー、はるかがー⋯」
百合香は、ふざけて先生に言おうとするが、途中でまた笑いがこみ上げて最後まで言い切れない。私たちは、笑いすぎて力が抜け、床にへなへなとへたりこんだ。まるで、わらが私の体の中をくすぐり、笑っているようだ。そして、一分ほど床に突っ伏し、お腹が痛くなるまで笑ったのである。でも、この大笑いで、私と百合香は、もっと仲良くなる事ができた。
このように、うっかりした失敗が、逆に笑いを引き出すということがたまにある。こんな経験があるか母に聞いてみると、母は、色々あって選べないと考えてから、その出来事を思い出しているかのように話し出した。
「私が小学生ぐらいの時だったかなぁ。」
家でまったりしていた午後に、急に雨が降ってきたそうだ。庭に洗濯物を干していたから、ばあばが急いで洗濯物を取りに行ったのだが、閉まっている窓が開いているように見えて、ばあばは窓にガンッと頭を打ってしまった。その瞬間、家族の笑いスイッチは押された。ばあばも一緒に、家族みんなで大笑いしたらしい。
「えー、おもしろい!」
確かにばあばは、結構うっかりしてしまうタイプの人なので、その情景を想像すると、笑いがこみ上げてきてしまった。この家族全員での笑いは、家族を一つにできたのだろう。
この二つの出来事を通して、何かうっかりした失敗も、その事を笑えば、失敗すら幸せに思えるという事がわかった。また、自分が何かをしてあげて誰かが笑ってくれれば、とても満ち足りた幸せな気分になる。そして、人間はみんな、楽しいことや嬉しいことがあったら笑う。これからは国際的な交流も必要な時代だが、お互いの国の言葉がわからなくても、一緒に笑えば、きっと心が通じて、みんなの心が一つになるだろう。私はこれからも、笑いを大切にして、楽しくて幸せな人生を送りたいと思う。また、たくさんの人にそうしてほしい。今日もリビングに、家族の笑い声が響いた。