笑いは幸せへのかけ橋

    ()  年月日

  「あははははっ、あー面白い⋯」

ある日の休み時間、私と友達は、床に顔を突っ伏して大笑いしていた。笑いすぎて力が抜け、思わず床にへたりこんでしまったのである。先生は、まさに抱腹絶倒の私たちの様子を見て、

「ちょっと、大丈夫?」

と呆れている。先生に事情を伝えようとしたが、また二人で爆笑してしまい、私と友達は、言葉を出そうとしても出せない状況におちいっていた。こんなに笑った休み時間の出来事は、今思い出しただけで頬がゆるんでしまう。

 爆笑の渦は、日常的な会話から始まった。友達の百合香と音楽の用意をしていると、私は、音楽の成田先生と担任の中満先生は、明るい感じが似ている気がするなぁとふと思ったのだ。

「成田先生と中満先生って、ポップな感じが似てるよね。」

百合香にそう話しかけると、なんと百合香は、とんだ聞き間違いをしてしまったのである。

「え、デブな感じが似てるって?」

そう、ポップを、デブと聞き間違えたのだ。確かに、成田先生は少しぽっちゃりしているため、私と百合香は笑い出した。そしてその笑いは、涙が出るほどの大爆笑に姿を変えていく。

「あははははっ、先生ー、はるかがー⋯」

百合香は、ふざけて先生に言おうとするが、途中でまた笑いがこみ上げて最後まで言い切れない。私たちは、笑いすぎて力が抜け、床にへなへなとへたりこんだ。まるで、わらが私の体の中をくすぐり、笑っているようだ。そして、一分ほど床に突っ伏し、お腹が痛くなるまで笑ったのである。でも、この大笑いで、私と百合香は、もっと仲良くなる事ができた。

 このように、うっかりした失敗が、逆に笑いを引き出すということがたまにある。こんな経験があるか母に聞いてみると、母は、色々あって選べないと考えてから、その出来事を思い出しているかのように話し出した。

「私が小学生ぐらいの時だったかなぁ。」

家でまったりしていた午後に、急に雨が降ってきたそうだ。庭に洗濯物を干していたから、ばあばが急いで洗濯物を取りに行ったのだが、閉まっている窓が開いているように見えて、ばあばは窓にガンッと頭を打ってしまった。その瞬間、家族の笑いスイッチは押された。ばあばも一緒に、家族みんなで大笑いしたらしい。

「えー、おもしろい!」

確かにばあばは、結構うっかりしてしまうタイプの人なので、その情景を想像すると、笑いがこみ上げてきてしまった。この家族全員での笑いは、家族を一つにできたのだろう。

 この二つの出来事を通して、何かうっかりした失敗も、その事を笑えば、失敗すら幸せに思えるという事がわかった。また、自分が何かをしてあげて誰かが笑ってくれれば、とても満ち足りた幸せな気分になる。そして、人間はみんな、楽しいことや嬉しいことがあったら笑う。これからは国際的な交流も必要な時代だが、お互いの国の言葉がわからなくても、一緒に笑えば、きっと心が通じて、みんなの心が一つになるだろう。私はこれからも、笑いを大切にして、楽しくて幸せな人生を送りたいと思う。また、たくさんの人にそうしてほしい。今日もリビングに、家族の笑い声が響いた。