新しい友達と前の友達を「()ているところ」と「違う(ちがう)ところ」で比べ(くらべ)たことで、自分の気持ちの変化がより具体的に伝わる作文になりました。友達との思い出や新しい出会いについて、ていねいに考えながら書こうとしている努力がよく伝わってきます。これからも自分の感じたことを大切にしながら書いていってください。

<<え2017/195み>>

字数/基準(きじゅん)字数:1557字/500字
思考点:72点
知識(ちしき)点:53点
表現(ひょうげん)点:60点
経験(けいけん)点:69点
総合(そうごう)点:65点
均衡(きんこう)点:2点

 


■思考語彙 18種 25個 (種類率72%) 72点
、必ずしも,。だから,。一方,そう考える,たはず,と思う,ないため,のかも,の場合,みると,会おう,分からざる,思い返すと,思うと,思うば,考えると,見ると,話しかければ,

■知識語彙 23種 41個 (種類率56%) 53点
一緒,不思議,会話,内容,勇気,友達,大事,大切,安心,実感,小学生,教室,時間,最初,様子,状況,緊張,自分,自然,距離,転校,途中,関係,

■表現語彙 70種 115個 (種類率61%) 60点
いつか,お互い,お母さん,ぎこち,こと,ころ,さ,そこ,その後,それ,たはず,とき,ところ,どれ,ないため,の場合,よう,わけ,クラス,クラスメート,タイミング,バイバイ,一緒,不思議,中,人,今,仲,休み,会話,内容,出会い,別れ,前,勇気,友達,大事,大切,奥,始まり,始め,子,安心,実感,小学生,席,心,思い出,教室,日,昔,時間,最初,様子,気,気持ち,涙,状況,私,緊張,自分,自然,言い方,話,距離,転校,途中,違い,遠く,関係,

■経験語彙 33種 53個 (種類率62%) 69点
うつむく,しまう,しれる,そう考える,できる,とけこむ,と思う,やって来る,会う,会える,伝わる,似る,出す,出る,出会える,分かる,合える,引っ越す,思い返す,恵まれる,感じる,残る,気づく,知る,空く,笑う,終わる,続ける,聞く,話しかける,話す,過ごせる,違う,

■総合点 65点

■均衡点 2点
 

私にとっての別れと出会い
   小5 なな(akasona)  2026年4月4日

「じゃね、バイバイ。」

私は学校の帰り際にいつものように友達に手を振った。四年生のときのこの何気ない別れが少しだけ特別な意味を持つことになった。その数日前にその友達本人から

「転校することになったよ。」

と聞かされたのだった。突然のことだったので最初はうそだと思い

「本当なの?」

と何度も何度も聞き返してしまった。その友達は普段明るくて、まるでなぞなぞみたいに不思議な子だった。でも、そのときはいつもより少し静かな顔でうなずいていて、冗談ではないことが伝わってきた。その様子を見てだんだん本当なんだと分かってきた。最初は転校と聞いてもすぐには実感がわかなかった。遠くへ行ってしまうわけではなく、会おうと思えば会える距離だと分かっていたからだ。とても悲しいというよりも、あっそうなんだ、という少し落ち着いた気持ちの方が大きかった。頭では理解しているのに、心がついていかないような感じだった。

それでも、学校で毎日顔を合わせて当たり前のように一緒に話したり笑ったりしていた友達とこれからは簡単には会えなくなる。そう考えると、私はやっぱり少しさみしかった。休み時間に何を話そうか考えたり帰り道でくだらないことで笑ったりする時間は、もう同じようには戻ってこないのだと思うと、胸の奥が少しだけきゅっとした。その後、友達は本当に転校していった。教室の中でその子の席を見ると、そこだけぽっかりと空いているような気がした。やっぱり少しだけさみしい気持ちになった。でも、もう二度と会えないわけではないと思うと涙が出るほどの悲しさにはならなかった。そして、新しいクラスメートがやって来た。最初はどう話しかければいいのか分からず少し緊張した。でも勇気を出して話してみると、とても優しくてだんだん一緒にいる時間が楽しくなっていった。知らない人だったはずなのに少しずつクラスにとけこんでいく様子を見て、なんだか不思議な気持ちになった。

 

お母さんに小学生のころ転校した友達はいなかったか聞いてみた。するとお母さんは

「とても仲の良い友達がいたけど遠くへ引っ越してしまって、その後はもう会えなくなってしまったよ。あのときは本当にさみしかった。」

とうつむいた。その言い方から、本当に大切な友達だったことが伝わってきた。でもお母さんは少し笑って

「でもね、その後新しい友達にも出会えたし、その子との思い出も今でも大事にしているよ。」

と続けた。その話を聞いて、それは自分の状況とは少し違うのだと気づいた。私の場合は、会おうと思えばまた会える距離にいる。それだけでも恵まれていることなのかもしれない。そう考えると、少しだけ気持ちが軽くなった。

前の友達との思い出は、今でも大切に心の中に残っている。一緒に笑ったことや、何気ない会話も、今思い返すとどれも大事な時間だったと実感する。そして、新しい友達との時間もまた同じように大切にしていきたいと思うようになった。その新しい友達が昔の友達と似ていると感じたのは、休み時間にくだらないことで自然に笑い合えたときだった。前の友達と同じように安心して過ごせると感じた。一方で違うと感じたのは、まだお互いのことをよく知らないため、会話の内容やタイミングが少しぎこちないところだ。でも、その違いも新しい関係ができていく途中なのだと思った。「会うは別れの始め」というように、仲がよくてもいつか別れはやって来て、さみしくなる。でも、必ずしも悲しいことばかりではないのだと思う。新しい出会いもあるし、会おうと思えばまた会えることもある。だから私はあの日の「バイバイ」は終わりではなく、新しい始まりだったのだと分かった。