生物界の中でヒトという種を(感)

   中2 あけゆや(akeyuya)  2026年5月2日

  生物界のなかでヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということがだいいちに挙げられるであろう。たとえば、クジラやライオンのような大型哺乳類について言えば、クジラは水中生活に便利なように、体型が変化しており、またライオンやトラは、筋肉が発達していて、敏感で、しかも鋭い牙や爪などを備えている。これに対して、サルの仲間は、そういった身体上の特徴を持っていない。さらにまた、生まれつきの行動の仕組みが比較的少なく、加えて雑食性でもあることから、様々な環境に適している。したがって、サルの仲間では、経験に基づいて、外界についての知識を身に付けていくことが、個体の生存にとっても、また種の維持にとってもそれだけ重要になってくる。しかし、このような事情は、ヒトにおいて、より一層顕著に認められる。だから、人間にとって学習とは大切である。

 一つ目の理由は、人間は学習しないと成長することができないからである。たとえば、世の中は常に変化し続けている。もし、自分が止まっていても、周りが進んでいるため、周りと比べて「退化」していることになって、学び続けないと社会に対応することができなくなってしまうからだ。昔はあまり考えて来なかったが、今の時代では、「多様性」といって集団の中にことなる特徴や特性を持つ人々がともに存在する状態がある。また、僕の学校では、総合学習という時間や、道徳の時間などのときに、「性の多様性」や、「異文化理解」、「LGBTQ」などの多様性について話し合ったり、学んだりしている。

 二つ目の理由は、学習することによっていろいろなことが身に付いて、役に立つからである。多様な知識を持つことで、「自分には何ができるか」という可能性を広げて、憧れの職業や新しい仕事に挑戦するチャンスが生まれるかもしれない。また、たくさんのことを学ぶことによって、日常の景色や自分の趣味などについて、深く考えることができるようになって、人生の生き方が豊かになると思った。他にも、国語や言語学習を通して、相手の気持ちを想像したり、自分の考えや気持ちを相手に正確に伝える表現力や、異なる文化を受け入れる広い視野が身に付いたりする。

 確かに、遊ぶことも大切だと思った。しかし、「ヒトは食べるために生きているのではなく、生きるために食べるのである」という名言があるように、人間が生まれながらに持っている、「学習する能力」を大事にしていくことによって、豊かな人生を送ることにつながると思った。