あえたしさん、今回の作文は日本語の豊かさや自然の美しさについて、とても深く考えながら書かれていることがよく伝わってきました。
特に、日記の宿題で「(ちょう)弱い雨」という表現を使ったエピソードは、自分の感じたことを言葉にしようとする姿勢(しせい)が素晴らしいです。
先生から「きりさめ」という言葉を教わった場面では、新しい言葉に興味を持ち、さらに疑問(ぎもん)を持って調べる姿勢(しせい)がよく表れています。
また、お母さんとの散歩の話では、「まるで天使が空から現れるように」というたとえがうまく使われていて、情景が目に浮かぶ(うかぶ)ようでした。
さらに、家族の話や自分の体験を交えて書いているので、文章に立体感があり、読み手を引きつけます。
日本語と中国語の違い(ちがい)についても、自分なりに考察していて、視野(しや)が広いことが感じられました。
最後に、日本語の特徴(とくちょう)をまとめているところも、作文のまとまりがよく、わかりやすいです。
全体を通して、自然や言葉に対する感受性が豊かで、細かいところまで気づいていることが伝わってきました。
これからも、感じたことを大切にして、言葉で表現する力を伸ばし(のばし)ていってください。

項目(こうもく)評価】
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 不思議な日本語 ha 05月2週 あえたし
字数/基準字数:
1504字/600字
思考点:103点
知識点:75点
表現点:74点
経験点:76点
総合点:79点
均衡点:-2点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:-2点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙30種32個94%103点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙54種82個66%75点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙102種187個55%74点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙38種67個57%76点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1504字
 103点
 75点
 74点
 76点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 30種 32個 (種類率94%) 103点
、きっと,、しかし,、なぜ,。しかし,。だから,。なぜ,。一方,。例えば,あるので,しまうと,すると,すれば,たから,たため,たので,だから,と思う,と考える,ないので,なので,ならば,に思う,みると,れるから,分からざる,聞くと,見上げると,言おう,読めば,降ると,

■知識語彙 54種 82個 (種類率66%) 75点
一緒,一部,不思議,中国,交流,今日,以前,以外,先生,単位,口語,国土,地域,大雨,天使,天気,太陽,小雨,島国,広大,感覚,擬態語,擬音,放射線状,散歩,文化,日本,日本語,日記,春雨,普段,普通,歴史,民族,独特,理由,理解,発展,相手,神聖,種類,自分,自然,表現,言葉,言語,説明,豊富,連想,適切,長年,雰囲気,霧雨,面積,

■表現語彙 102種 187個 (種類率55%) 74点
あめ,あれ,お母さん,きり,きれい,こと,さ,さわやか,す,それ,たくさん,たため,たち,とき,ぴったり,ぼく,め,よう,わけ,イメージ,オノマトペ,リラックス,一,一緒,一部,上,不思議,中,中国,交流,今日,他,以前,以外,先生,光,切れ間,単位,口語,国土,地域,多く,大雨,天使,天気,太陽,家,小雨,島国,広大,感覚,擬態語,擬音,放射線状,散歩,数,文化,日差し,日本,日本語,日記,春雨,時,普段,普通,木,木の間,木漏れ日,森,歴史,民族,独特,理由,理解,発展,的,相手,神聖,種類,空,粒,緑,自分,自然,表現,言葉,言語,語,説明,豊富,近く,連想,適切,長年,雨,雪,雰囲気,雲,霧,霧雨,面積,音,

■経験語彙 38種 67個 (種類率57%) 76点
きる,きれる,くれる,さしこむ,しまう,せる,つかう,てる,できる,でる,と思う,と考える,に思う,よぶ,れる,伝わる,作る,使う,分かる,変わる,差し込む,広がる,思い出す,感じる,教える,数える,暮らす,曇る,書く,歩く,現れる,聞く,表す,見つかる,見上げる,話す,読む,降る,

■総合点 79点

■均衡点 -2点
 

不思議な日本語
   小6 あえたし(aetasi)  2026年5月2日

 散り初めのころのある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが地面に達するまでの間の状態をぴたりと表す言葉がないのに気づいた。桜の花びらと、からまつの葉と、自然はついに言語の及びえないものなのであろうか。もし日本語に桜の花の散る美しさを表す言葉がなければ、日本語の語彙の貧弱を意味すると考えさせられるほど、日本語になくてはならない言葉のように思える。ぼくがこの話を読んで一番印象に残ったのは、日本語の花便りの言葉は、日本語の微小感覚を表しているというところだ。

 学校で日記の宿題が出た時のことだ。宿題を書き始めて、今日の天気を書こうとしたとき、突然つっかかってしまった。なぜなら、今日の天気を表すふさわしい表現が見つからなかったからだ。今日の天気は雨だった、しかし、普通の雨のようにざーざー降るわけではなく、もっと弱く降っていた。「弱い雨」というほど強くはないし、曇りではなく雨は降っていた。そこでぼくは、弱い雨より弱いと感じたので「超弱い雨」と書くことにした。ぼくの日記を見た先生は「超弱い雨」は口語的で適切でないので、「きりさめ」という言葉を使うと教えてくれた。初めて「きりさめ」という言葉を聞いたぼくは、きりさめという音から春雨を連想した。なぜきりさめというか分からなくてに先生に聞いてみると「霧のような雨なので、霧雨という」と説明していくれた。しかし、霧のような雨だったら、きりあめと読めばよいのではないか、なぜきりさめと音が変わるのかますます不思議に思った。

 また以前、お母さんと家の近くの森を散歩した時のことだ。森の中を歩いているとき、ふと上を見上げると、太陽が雲からでてきてて、木と木の間から日差しがキラキラさしこんでいた。まるで天使が空から現れるように雲の切れ間から光が放射線状に広がって神聖な雰囲気がした。ぼくはお母さんに「あれがきれいだよ」と言おうとしたけれど、言葉が分からずに伝わらなかった。すると、お母さんがこのような木の間から差し込む光を木漏れ日というのだと教えてくれた。ぼくはとてもぴったりな言葉だと思った。その言葉を聞くと、リラックスした、さわやかな緑のイメージが思い出されるからだ。ぼくは自然を言葉で表すことは難しいけれど、それができたら、とても美しいことだと考えた。

 日本は自然を表す言葉以外にも、オンマトペとよばれる擬態語や擬音語もとても豊富なのだ。例えば、雨が降っていることを表すにもたくさんのオノマトペがある。大雨だったらざーざー、小雨だったら、しとしと、ぽつぽつなどだ。また雪ならば、音はないが、しんしんと降るとなる。普段話している中国語では、オノマトペのような言葉は少ない。雨が降る擬音語はディーディーダーダーという一種類だけだ。また雪を降ることを表す擬態語もない。中国語では、擬音語や擬態語よりも「一粒」など数を数える単位で表すことが多い。日本語でオノマトペが多い理由は、きっと日本語は島国だから長年他の地域との交流が少なく同じ民族や文化であったために、感覚的に思ったことを言葉にすれば相手に伝わることが多かったからではないか。一方で、中国は広大な国土面積があり、数えきれないほど多くの民族が一緒に暮らしてきた歴史があるので、感覚的に言葉を作ってしまうと、一部の民族にしか理解できない伝わらない表現になってしまうことがあるののではないか。だから単位をつかった表現が多くなったのではないか。 

 日本語は、自然の細かい感覚を表したり、自分たちだけのオノマトペ文化を発展させたりした独特な言語だと分かった。