すみひなちゃん、こんにちは。すてきな題名が付きましたね。「バイアス社会」からも連想されますが、先生は個人的にとある夢中の始まりポイントに刺さりました。
「あたしの色眼鏡をかけてみな。」とアイダベルが誘った。「何もかもがずいぶんきれいに見えるからさ。」草の色をしたレンズがクリークをその色に染めた。びくびくしたヒメハヤの群れが、針となって水を縫った。
主人公の少年に、友人となったユニークな少女が語りかける場面です。「遠い声 遠い部屋」という長編小説の中盤の何気ない一場面ですが、私はこの「色眼鏡」によって、作家トルーマン・カポーティに夢中になったのでした。
まず、夢中になったことに向き合うことでは、鉱物の収集をあげました。「物事の面白さはある程度続けなければ分からないのだ」面白さをもう少し踏み込んで書いてみるとよさそうです。石はもちろん語りませんが、調べると紐解かれる世界が大きそうです。
読書体験がタイムリーに影響してくるのは、とてもうれしいですよね。「バイアスさえも夢中になるには、大切な一つの役割を果たしているのではないだろうか」の仕組み、からくりを、引用も含めて書いてみるといいね。
まとめはすばらしい。「情報過多の現代においては、自分なりの確固たる色ガラスを持つことの方が主体的に生きていく上で大切だ。」共感します。
<<え2009/4jみ>>
すみひなさんの作文は、読書や夢中になることの大切さを自分の体験や具体的な例を交えて説得力をもって書いています。
特に、小学5年生のときに鉱物に興味を持ち、実際に行動して調べたり石を集めたりした体験が、夢中になることの意味を具体的に示していてとても良いです。
また、「バイアス社会」を生きることについての考察も深く、自分なりのバイアスを確立することが主体的な生き方につながるという意見がしっかり伝わってきます。
松下幸之助の名言を引用し、それを自分の考えに結びつけている点も素晴らしいです。
文章全体が論理的に展開されており、読者にわかりやすく夢中になることの価値を伝えています。
また、最後に読者への呼びかけを入れているので、親しみやすさも感じられます。
すみひなさんの考えや体験がしっかり反映されていて、説得力のある作文に仕上がっています。
項目評価
体験実例がよく書けています。
方法がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。
名言がよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1263字/600字
思考点:64点
知識点:78点
表現点:76点
経験点:101点
総合点:76点
均衡点:-3点
■思考語彙 15種 22個 (種類率68%) 64点
n確か,n第,、思う,。しかし,いかも,その第,だろう,てこそ,と思う,と言える,なければ,消えざる,聞こえざる,見つからざる,読書によって,
■知識語彙 58種 88個 (種類率66%) 78点
一生懸命,世界,中野,主体,予想,人物,人生,人間,以上,何事,信子,充実,力感,名言,図書館,夢中,大切,失敗,宝石,客観,専念,小学,年生,幸之助,幾度,役割,情報,方法,時代,時間,最初,最近,未来,松下,機会,没頭,無色,物事,独自,現代,生活,画面,真剣,知識,確立,社会,種類,習慣,自分,自身,興味,芸術,読書,透明,過多,鉱物,音楽,音楽家,
■表現語彙 105種 195個 (種類率54%) 76点
n確か,い,がち,こと,さ,さん,そこ,なに,ほう,みなさん,もの,よう,ガラス,サイクル,バイアス,バッハ,一,一つ,一生懸命,上,世界,中,中野,主体,予想,二,人物,人生,人間,今,仕組み,以上,何,何事,信子,充実,冊,別,力感,名言,周り,回,図書館,声,夏,外,夢中,大切,失敗,宝石,客観,家,専念,小学,年生,幸之助,幾度,役割,心,思い込み,情報,方,方法,時,時代,時間,最初,最近,未来,本,松下,楽しみ,機会,気持ち,没頭,海,無色,物,物事,独自,現代,生活,画面,的,真剣,知識,石,確立,社会,私,種類,習慣,脳,自分,自身,興味,色,芸術,読書,豊か,透明,過多,鉱物,音楽,音楽家,
■経験語彙 55種 71個 (種類率77%) 101点
、思う,さかのぼる,しまう,しれる,つくる,つぶす,できる,と思う,と言える,なれる,はまる,やめる,られる,借りる,分かる,取り組む,向き合う,味わう,増やす,変わる,始める,広がる,引き戻す,思い出す,恐れる,拾う,持つ,探し当てる,探せる,書く,果たす,楽しむ,消える,生きる,生き延びる,眺める,知る,突き詰める,続ける,繰り返す,聞こえる,聴く,見つかる,読む,調べる,起きる,述べる,送る,連れ出す,違う,配る,開く,集める,飛び込む,飾る,
■総合点 76点
■均衡点 -3点
色ガラスを通して見えるもの
中3 すみひな(sumihina)
2026年5月2日
皆さんは読書に夢中になったことはあるだろうか。きっと、YouTubeを見ている、インスタを長時間漁っているなどという人の方が多いかもしれない。しかし、画面を眺めて時間をつぶすのと本を読むのとは全く別のことだ。インスタを見てできることはせいぜい自分を外の世界に連れ出すことくらいだが、読書は自分を自分自身の中へ引き戻す。一冊の本を開くだけでそこには別時代の、まったく違う人生が広がっている。一冊の本で人生が変わることだってある。なにもスマホをみることも音楽を聴くこともやめて読書だけに専念したほうがいい、というのではない。読書によってそうした別の楽しみが一段と豊かになるのだ。私も最近本を読む機会が少なくなっているが、夢中になれるものをどんどん増やして充実した人生を送りたいと思う。
その第一の方法は、一回興味を持ったものにとことん向き合ってみることだ。私は小学5年生の時に鉱物に興味を持ち、宝石を自分で探し当てて家に飾りたいと思うようになった。その夏に図書館から本を借りて調べ、石を拾いに海に行ったのだが、思うように見つからず無力感を味わった。しかし、石のことをもっと知りたいと気持ちは消えず、石を拾っては種類を調べるというサイクルに没頭し、幾度となく繰り返した。今では、私は石についてそこそこの知識を持っているし、海に行って石を集めることを今でも楽しみとしている。物事の面白さはある程度続けなければ分からないのだ。
第二の方法は、周りで起きた物事に一つ一つ心を配って生活する習慣をつくることだ。『「バイアス社会」を生き延びる』という中野信子さんが書いた本では、人間の脳の仕組みとして「自分だけは無色透明のガラスを通して物を見ている」と思いがちだと述べられていた。しかし私はそのバイアスさえも夢中になるには、大切な一つの役割を果たしているのではないだろうかと思う。レオナルド・ダ・ヴィンチなどの芸術家やバッハなどの音楽家はまさに自分から自分のバイアスに飛び込んでいる人物だと言える。何かに没頭し、自分独自のバイアスを確立してこそ夢中になって楽しむことができるのだ。
確かに、夢中になってばかりいては周りの声が聞こえず、自分だけが正しいという思い込みにはまってしまう。だが、「客観的」であること以上に、情報過多の現代においては、自分なりの確固たる色ガラスを持つことの方が主体的に生きていく上で大切だ。「失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい」という松下幸之助の名言があるように、私も何事も真剣に向き合ってバイアスをつくりたいと思う。みなさんも最初から興味もないものに一生懸命取り組むのではなく、夢中になれるものを探せるよう、バイアスを確立することから始めてみてはどうだろうか。読書のように自分の時間をさかのぼったり、未来のことを予想したりするだけでも「あの時はこんなことに興味があったなあ」と思い出すことができる。興味があることを突き詰めるのは今からでも遅くはないのだ。