学習することの意味

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 生物界の中で人という種を特徴付けてみると、優れた学習能力が一生維持される、ということがまず挙げられるであろう。例えば、鯨やライオンのような大きい哺乳類について言えば、鯨は水中の生活に便利な体型に変化しており、またライオンや虎は、筋肉が発達していて、敏捷で、鋭い牙や爪を持っている。これらは全て、その生物が、生きやすいように進化した物である。だが、猿の仲間たちは、そういった身体上の特徴がない。そして、生まれつきの行動が比較的少ない。だがこれのおかげで、猿の仲間は、学習に特化した存在になった。さらに人の場合、それぞれの個体が自らの直接の経験に基づいて、知識を集めるだけでなく、経験や言語などを媒介することで利用することもできる。人は、このような情報の体系を持つことによって生き延びられた、また、現在の社会でもこうすることによって初めてゆうのに行動するのである。

 人間にとって学習は、とても大切なものだと思う。人間はほかの動物より頭がよく、考えたり学んだりする力を持っている。でも、その力はただ持っているだけでは生かせない。学ぶことで、人間は自分を成長させ、考える力や判断する力を強くすることができる。たとえば、子どもは遊びの中でどうやったらうまくできるか考えるし、大人も、仕事や生活の中で経験したことを振り返り、次に活かしている。学ぶことを通して、人間はただ生きるだけでなく、自分の頭で考え、行動できるようになるのだ。だから、人間にとって学習は、自分を育てるための大事な道具だと思う。

 さらに、人間にとって学習は、自分のためだけでなく、社会や世界をよりよくする力にもなる。人間は一人では生きていけない生き物だから、学んだことを人と分け合ったり、助け合ったりすることが大切だ。たとえば、科学者が新しい発見を発表すれば、ほかの人もその発見を使って新しい研究や発明ができる。絵や音楽でも、先に生きた人の作品を学ぶことで、自分ももっと面白い作品を作れるようになる。学ぶことで、人間は自分を育てるだけでなく、周りの人や社会も良くすることができるのだ。だから、人間にとって学習は、自分のためだけでなく、みんなのためにも大切だと思う。

 もちろん、「学ぶより体験が大事」と言う人もいる。たしかに、体験は大切だ。自分で経験したことはよく覚えられるし、心にも残る。例えば、自転車に乗る方法だ。何をやるかを言われただけでは、何もできない。でも、アインシュタインが言ったように、「学ぶことをやめた人は年を取っても子どものまま」という言葉がある。人間にとって、体験だけでは成長はできない。学ぶことで、体験を意味のある知識や知恵に変えることができる。失敗しても、学ぶことで原因を考え、次に役立てられる。ほかの人の考えや知識と比べながら考えることで、自分の力をもっと広げることもできる。だから、人間にとって学習は、体験をただの思い出にせず、自分の成長につなげるために、とても大切なものなのだと思う。