夢中になるために

   中3 あこまこ(akomako)  2026年5月2日

 何を読むかという前に、まず何はともあれ、夢中で読むという体験を一度味わう必要がある。そして一度読む楽しさを知ったら、あとは、この面白さの内容を次第に高めることが、楽しさを長つづきさせる秘訣だ。一度読む楽しさを知った人は、あとは放っておいても、読書の本能ともいうべきものによって、自分にぴったりした本をもとめてゆくものだ。読書の楽しさの中で最大のものは、自由感だ。読書によって、スポーツや映画や音楽の楽しみが、一段と豊かになり深くなるものだ。だから、私はなにかに夢中になれる人間になりたい。〈〈主題〉〉そのためにはどうしたらよいだろうか。

 第一の方法としては、自分に合う、好きなものを見つけることだ。〈〈構成〉〉自分に合う趣味や好きな本は、夢中に取り組んだり読んだりできる。私は小学5年生のとき、本が好きでよく読んでいた。その中でも、特にはまった本がある。「鬼遊び」という本だ。この本は、読売新聞の、本屋さんイチオシの百冊の中の一冊だった。新聞で出た百冊の本は、全ては無理だが、学校の図書室や図書館にあるものはなるべく読もうとしていて、鬼遊びも学校の図書室にあったため読んでみた。鬼遊びは鬼にまつわる少し怖い場面もあるが、ストーリー性があり、とても面白かった。怖いものも好きだった私にとって、ぴったりな本で、四六時中ずっと読むほどはまっていた。初めて授業中にこっそり机に隠れて読むほどだった。友達にも紹介して、4つシリーズがあったから、違うシリーズの鬼遊びを一緒に下校中に読みながら帰ったり、その本について話したりもした。読んでいる間は、時間を忘れるほど夢中になった。このように、なにかに夢中になるためには、自分に合う、好きなものを見つけることが大切だ。〈〈題材〉〉

 第二の方法としては、好きなことに集中できるような環境を整えることだ。好きなことを見つけて、夢中になって行うことが大切だが、そうするためには、それができるような環境を作らなければいけない。第一の方法でも述べたように、まず見つけるために、趣味や好きなものとなりそうなものを、知ることが大切だ。新聞の記事や、インターネットやSNSを見て、少しでも気になったことがあれば、試してみて自分にあったものを見つけていくのも良い。読売新聞の百冊の本が紹介されている記事のようなものを増やして好きなものを見つけられる環境にするべきだ。また、好きなことを見つけても、それに熱中する時間がないと夢中になれないから、時間をつくることも大切だ。日々、やらなくてはいけないことに追われている人が多いと思うが、少しでもいいから、物事に夢中になれる時間を作ってみてはどうだろうか。やらなくてはいけないことを少なくしたりすぐに終わらせたりすることで時間ができ、好きなことに夢中になれる。なにかに夢中になるために、それに集中できるような環境を整えることが大切だ。

 確かに、物事に広く浅く取り組んでいくことも大切だ。しかし、「勝負に勝つためには、苦手をなくすことよりも、得意技を持つことである。」という名言があるように、なにか一つのことをきわめる、夢中になることが大切だ。〈〈表現〉〉これからは、自分の好きなことをたくさん見つけて、夢中になれる時間を作れるようにしたい。