【総評】
 この作文のよいところは、「学習は人やチームを成長させる」という考えを自分の体験を交えながら具体的に説明しているところです。植物の本を読んだ経験や大縄跳び(なわとび)での協力の話によって、学習が人生や集団にどのような影響(えいきょう)与える(あたえる)のかがよく伝わってきました。また、最後には人間ならではの特性として「学習」を捉え(とらえ)直していて、主題を大きくまとめることができていました。

<<え2014/219pみ>>

【段落ごとの講評】
第1段落:課題文の内容を整理しながら、「学習することは大切だ」という主題を明確に示せています。動物と人間を比較(ひかく)した説明によって、人間の学習能力の特徴(とくちょう)が分かりやすく伝わってきました。

第2段落:学習によって経験が豊かになるという考えを、植物の本や遠足の体験を通して具体的に説明できています。本で学んだ知識が実際の体験と結びついた場面に、知的好奇(こうき)心の広がりが感じられました。

第3段落:「学習はチームを成長させる」という考えを、大縄跳び(なわとび)の経験を使って説得力のある内容にできています。調べたことを共有する中で結束感が生まれていった様子が、具体的によく伝わってきました。

第4段落:経験の大切さにも触れ(ふれ)ながら、「人間の特性として学習を生かすべきだ」という主題へまとめているところがよいです。名言を引用しながら、個人だけでなく社会全体へ考えを広げて結ぶことができていました。

【考えを深めるための質問】
これから先、自分がもっと学んでみたいと思うことには、どんな分野がありますか。

 難しい内容を自分の言葉で表現しようとしているところに意欲が感じられました。細かな表現をさらに自然に整えていくと、文章全体の説得力がより高まっていきそうです。

字数/基準字数:1348字/600字
思考点:97点
知識点:90点
表現点:88点
経験点:83点
総合点:94点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 28種 34個 (種類率82%) 97点
 確か,。しかし,。つまり,。例えば,あると,いくため,いくべき,いるため,ことによって,しまう場合,しよう,するから,せざる,せるから,たため,できるから,できるため,と考える,なるはず,の場合,を可能,増えるから,生かすべき,生きるため,生存にとって,維持にとって,行くと,食べるため,

■知識語彙 76種 113個 (種類率67%) 90点
一体,一番,不可能,人生,人間,以前,仲間,体育,個人,個体,全体,共有,利用,刺激,動物,喪失,団結,困難,外界,大切,好奇,娯楽,媒介,存分,学年,学校,学習,完成,対立,市内,幼稚園,応答,意見,成長,提案,教養,方法,時間,最悪,最適,最高,有意義,本番,植物,無知,特性,理由,生存,盤石,知的,知見,知識,確実,社会,種類,突破,競技,経験,結束,結果,維持,練習,能力,自分,自然,血肉,言葉,言語,記録,貴重,質疑,賭博,連帯,遠足,重要,集団,

■表現語彙 133種 209個 (種類率64%) 88点
 確か,いくため,いるため,こと,さまざま,しまう場合,たくさん,たため,できるため,なるはず,の場合,ほう,ほか,よう,わけ,を可能,ギャンブル,クラス,サル,チーム,一,一つ,一体,一番,不可能,並び方,中,二つ,人,人生,人間,他,以前,仲間,体育,個人,個体,全体,共有,利用,刺激,力,動物,喪失,回,回し,団結,困難,壁,外界,大切,好き,好奇,娯楽,媒介,存分,学年,学校,学習,完成,対立,山,市内,幅,幼稚園,度,心,応答,意見,感,成長,手,提案,教養,方,方法,時間,最悪,最適,最高,有意義,本,本番,森,植物,無知,特性,理由,生きるため,生存,盤石,目,知的,知見,知識,確実,社会,祭,私,種,種類,突破,競技,経験,結束,結果,維持,練習,能力,自分,自然,虫,血肉,解,言葉,言語,記録,話,誰か,豊か,貴重,質疑,賭博,身,身の回り,連帯,遠足,重要,際,集団,面,食べるため,鳥,

■経験語彙 43種 64個 (種類率67%) 83点
くれる,しまう,せる,たける,できる,と考える,られる,れる,わかる,乗り越える,作り上げる,入る,割れる,回す,基づく,増える,広げる,強める,得る,楽しむ,比べる,決める,深まる,満たせる,生かす,生きる,生き抜く,生まれる,登る,着ける,知る,積み重ねる,積む,聞ける,蓄える,見つかる,読む,調べる,跳ぶ,跳べる,送る,食べる,高める,

■総合点 94点

■均衡点 5点
 

人間が生き抜くためのすべ
   中1 とやちな(toyatina)  2026年5月2日

 生物界の中で人という種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一緒にわたって維持される。ライオンのような大型哺乳類についていえば、筋肉が発達し、敏捷で、しかも鋭い牙や爪を備えている。したがって、ある環境条件かでは餌を手に入れ、種族を維持していくことが容易な分、限られた環境下においてのみ繫栄しうる。サルの中までは、経験に基づいて外界についての知識を身に着けることが、個体の生存にとっても、また種の維持にとってもそれだけ重要になってくる。さらに人の場合には、ほかの個体からの経験を言語などを媒介することによって利用することもできる。よって、学習することは大切だと考える。

 一つ目の理由としては、よりよい経験を可能にするからだ。なぜなら、学習をすることで教養は深まり、その結果は娯楽が幅は増えるからだ。例えば、自然に対する教養がたくさんあると、森に入るだけで、さまざまの種類の虫や鳥、植物を見ることができるため、知的好奇心が刺激される。しかし、あまり学習せず無知であると最悪、賭博などとギャンブルでしか心を満たせなくなってしまう場合もある。つまり、学習をして教養があると、楽しんでいるだけで有意義な経験をすることができる。私は、植物に関する本を読むことが好きだ。なぜなら、身の回りの植物の珍しい一面、知らない面白い植物を知ることができるからだ。以前、遠足で市内の山を登ることになった。幼稚園でも登ったこともあり、特にうれしいわけでもなかった。しかし、実際に行くと本で読んだことのある植物がたくさん見つかり、ビジターセンターでは質疑応答の時間があり、貴重な話を聞けてよりたくさんの知識を得ることができた。

 二つ目の理由としてはチームを成長させるからだ。なぜなら、チーム全体で学習をしたり、知識を共有したりすることによって、団結力のある完成度の高いチームにすることができるからだ。というように、チームで学習し知見を広げていくことで不可能を可能にすることで、困難な壁も乗り越えられる盤石なチームを作り上げられる。以前、体育祭の競技の中に大繩跳びがあり、並び方や回し手、回し方などを決める際、意見が割れ対立してしまい、一体感が喪失してしまった。誰かが一番を跳べる方法を調べて共有しようと提案してくれたため、個人個人で調べることになった。次第に、最適解がだんだんとわかっていき、調べていく中で結束感も生まれていった。練習の最高記録が2回だったが本番では6回も跳べることができた。学習は仲間やクラス、学年、学校、社会での連帯感を強めたり、集団での突破力を高めたりなど、チームを成長させることができる。

 確かに、経験を積み重ねて知識を蓄えていくことも大切だ。しかし、人間は他の動物と比べて学習するという能力がたけているため、知識を得るにはその特性を存分に生かすべきである。また、学習してから経験を積んでいったほうが確実に自分の血肉となるはずだ。よって、豊かな人生を送っていくためにも、「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである」という言葉もあるように「学習」という人間の特性を存分に生かして、集団として、個人として、社会を生き抜いていくべきだ。