手に入れたいもの

   中3 すみひな(sumihina)  2026年5月3日

 私にはほしいものがたくさんある。靴やパーカー、文房具など様々だ。しかし、これらは必要性がある、私の「ニーズ」ではなく、自分が「欲しい」と思う「ウォント」だ。「ウォント」は何かが発明されるまでに必要なもの、「めんどうくさいことを省ける機会が欲しい」と思う欲望の念や、「役割を補えるシステムが欲しい」という渇望の念に言い換えられるだろう。高校を決めるとき、就職先を決めるときにもこの「ウォント」の必要性が実感されてくるのではないかと思う。「ニーズ」でこれらを決めた人はきっとその道を楽しめずにどこかで挫折するだろう。だから私は、必要だからするのではなく、したいからするという主体的な生き方をしたい。

 その第一の方法はしたいことをすることだ。口先では何が欲しい、あれが欲しいなどとはいくらでも言えるが、実行に移さないと欲しいものは手に入らない。去年の私は、高校に向けての勉強の際、どことなくやらされているという感覚があり、自分でやろうと意識していなかったように思う。高校に行きたいと言ってはいたが、勉強をしなければ高校生活は手に入らない。今は、自分自身が自分の未来のために勉強していると自覚ができてきたのではないか、身が入って集中して勉強できるようになった。やはり、実現させたいという強い意志があれば自然とやる気が湧き出てくるものなのだ。皆さんもぜひ、何かをしたいと思い、取り組むなら強い意志を持ったほうが良いだろう。

 二つ目の方法としてはしたいことをできる自由な環境を整えることだ。今の社会の風潮は「必要だからする」というような「ニーズ」を中心にして回っている。しかし、その風潮に流されていては、自分が本当にしたいと思っていることができない、羽を伸ばせない環境に閉じ込められてしまう。好奇心を大切にし、その好奇心を突き詰められる環境を手に入れてこそ、巻き込まれずに自分の考えをしっかりと持つことができるのだ。科学者のアインシュタインも「没頭時間」「経済的な安定」「自由な議論の場」「自分の興味に忠実であること」の4つを主とした、やりたいことができる環境を持っていた。だからこそ偉大な発明ができたのだ。

 確かに、自分の必要性やしたいことを「ニーズ」に沿って見極めていくことも大切だ。きっかけがなければ自分のしたいことを見つけられない人もいる。しかし、自分が本当に楽しいと思えるのは自分の「ウォント」に従って自分がしたいことをすることだろう。「自分には特別な才能はない。ただ、情熱的な好奇心があるだけだ」というアインシュタインの名言があるように、私も自分の「ウォント」を大切にして生きていきたい。学校などの教育現場では、皆が敷かれたレールの上を走っている状況だ。が、社会に出たときに自分でジャンプするタイミングを知っていなくては楽しい人生が送れない。優等生とはまさにレールにぴったり沿って歩いているような人のことを言うのだろう。私は優等生になりたいと思っているが、こう考えるとなりたくないような気持ちになる。(笑)