みきひささん、今回の作文はとてもよく考えられていて、内容(ないよう)がしっかりしています。
まず、ライオンの(きば)やモグラの前あしと人間の道具を比べる(くらべる)ところから始めて、自然のものと人間の作ったものの違い(ちがい)をわかりやすく説明できています。
自分の身の回りのものに目を向けて、意図的に作られたものが多いと気づいたところは、観察力と考える力がよく表れています。
また、「まるで人間が生き物の王様であるかのように作り変えている」というたとえがうまく使われていて、イメージがわきやすいです。
生き物の進化についても具体的な例をあげて説明しているので、内容(ないよう)が立体的で説得力があります。
特に、グッピーやアノールトカゲの話は、前に聞いた話や調べたことがよく書けていて、文章に深みが出ています。
最後に「人間万事塞翁が馬(さいおうがうま)」ということわざを使って、未来への考え方をまとめているのも、とてもよい締めくくり(しめくくり)です。
書き出しの「ライオンのシンボルは(きば)である」と結びの「暗い夜空を明るく灯す一番星だ」がつながっていて、文章全体のまとまりも感じられます。
これからも、みきひささんの豊か(ゆたか)な発想と観察力を大切にして、さらに表現(ひょうげん)力を磨い(みがい)ていってください。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
・ことわざがよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 進化の意味 na 05月3週 みきひさ
字数/基準字数:
1487字/500字
思考点:87点
知識点:80点
表現点:77点
経験点:71点
総合点:83点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種32個75%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙62種92個67%80点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙108種170個64%77点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種48個73%71点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1487字
 87点
 80点
 77点
 71点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 32個 (種類率75%) 87点
、すなわち,、つまり,。しかし,。たぶん,。だから,。つまり,。一方,。例えば,。確か,いくため,いるから,から考える,するから,するため,するので,だろう,と思う,なければ,もきっと,も考える,人間にとって,残るから,考えると,調べると,

■知識語彙 62種 92個 (種類率67%) 80点
一喜一憂,一番,万事,不幸,世代,予測,事例,人間,便利,個体,全体,判断,吸着,商品,問題,器官,変転,多数,夜空,子孫,安心,弱肉強食,必要,性質,意味,成功,成語,故事,文房具,日数,時間,最大限,未来,災害,特定,王様,環境,生物,直撃,移動,種類,結果,自分,自然,要因,視点,観点,諸島,距離,身勝手,進化,運命,適応,選択,遺伝,遺伝子,邪悪,都合,都度,鉛筆,開発,集団,

■表現語彙 108種 170個 (種類率64%) 77点
。確か,いくため,いろいろ,こと,するため,そのもの,たち,もの,よう,インド,エサ,グッピー,シャー,ハリケーン,ヒト,ペン,一つ,一喜一憂,一番,万事,不幸,世代,中,主,乗り物,予測,事例,二,二つ,人,人間,仕組み,他,便利,個体,僕,全体,判断,勘違い,吸着,商品,問題,器官,塞翁が馬,変転,多数,夜空,子孫,安心,家,年,幸,弱肉強食,必要,性質,意味,成功,成語,所,故事,文房具,日数,星,時,時間,暮らし,最大限,未来,楽,災害,特定,王様,環境,生き物,生物,的,目,直撃,移動,種類,結果,自分,自然,術,西,要因,視点,観点,諸島,豊か,足,距離,身勝手,進化,運命,適応,選択,遺伝,遺伝子,邪悪,都合,都度,鉛筆,開発,集団,頭,餌,魚,

■経験語彙 35種 48個 (種類率73%) 71点
から考える,できる,と思う,も考える,られる,れる,作る,使う,分かる,受ける,合わせる,吹き飛ばす,増える,変える,変わる,張り付く,成り立つ,書く,残せる,残る,灯す,生きる,生き残る,生む,知る,研ぐ,経る,続ける,行ける,見渡せる,調べる,起きる,違う,適す,飼う,

■総合点 83点

■均衡点 4点
 

進化の意味
   小5 みきひさ(mikimiki)  2026年5月3日

 ライオンのシンボルは牙である。どんなに鋭くても、それはライオンの遺伝子によって伝えられたものであって、ライオンの意志で作ったものではない。モグラのすばらしい前あしもそうである。それに対して、人間の祖先が作った道具は、それが仮に極めて単純なものであっても、やはり、人間が意図的に、または人間の意志によって作ったものである。この文章を読んで一番納得した所は、人間の祖先が作った道具は人間が意図的に、意志によって作ったものであるが、モグラの前あしなどは、意図的に作っていないという所だ。なぜかというと、自分の身の回りにあるものは、ほとんど全て意図的に作ったもの、つまり手を加えているものだと気付いたからだ。逆に、人間が手を加えていないものは、身の回りにはほとんどなく、すぐ思いつかなかった。

「人間が手を加えていないものがないな。外へ行っても見当たらないな。」

と、呟いた。

 人間は常に変化している。その理由は、主に二つある。一つ目は、暮らしを楽にするためだと思う。例えば、自動車、飛行機は、人が疲れないようにするため、飛べるようにするためという理由で作られたのだろう。要するに、移動が楽になったのだ。そして、乗り物を開発することで、人は移動時間や移動日数を少なく、移動距離を長くすることに成功したのだ。二つ目は、使いやすくするためだろう。例えば、文房具の一つである鉛筆は書きやすくするため、シャーペンは研がなくていいようにするために作られた。つまり、人間の作った商品が暮らしをより便利に、より豊かにしたのだ。人間は、自分たちの都合に合わせて、まるで人間が生き物の王様であるかのように作り変えていると思った。

 生き物は常に進化している。進化とは、世代を経る中で生物の集団の遺伝的な性質が変わることである。進化の要因は、主に二種類ある。一つ目は、環境に適したものが残るからだ。例えば、家で飼っているグッピーは、目が大きい魚がエサが少ない環境で生き残った。目が大きいことで、いろいろな所が見渡せられる。だから、餌がある所にすぐ行けるのだ。二つ目は、災害などが起きた時、特定の遺伝子が集団で増えたりするからである。2017年に、ハリケーンの直撃を受けた西インド諸島で、多数のアノールトカゲが吹き飛ばされた。この時、生き残った個体を調べると、足が長く、足の吸着器官が大きく、張り付き易い個体であることが分かった。この結果は、自然選択の事例として知られている。僕は、生き物が子孫を残せるように進化を続けていて、そして強いものが残る、すなわち「弱肉強食」という仕組みがきちんと成り立っていて安心した。

 人間にとって、進化とは、適応するための術である。生き物全体の進化は、生きていくために必要だ。一方、人間の進化は、より良く生きていくために必要、つまり身勝手なのである。たぶん、他の生き物とは違ってヒトは頭がいいと勘違いしているから、身勝手に進化しているのだろう。しかし、自然の観点や他の生き物の視点から考えると、邪悪そのものである。もし、人間が身勝手でなければ、環境問題などもきっと起きなかっただろう。「人間万事塞翁が馬」という故事成語がある。人間の運命は、幸が不幸を生み、不幸が幸を生んで変転するので、その都度、一喜一憂するなという意味だ。確かに、この故事成語のように、未来は全く予測できない。でも、僕はこれから未来のことも考えて、今自分にできる最大限のことを判断して生きていきたい。

僕は、暗い夜空を明るく灯す一番星だ。