コレクション
小6 あきうい(akiui)
2026年5月4日
「だんだん必要なものになってきているな。」
私は今まで集めていたものを振り返っていた。
小学校低学年の時はよく石を収集していた。学校の中庭に、時々三角石と呼ばれる三角形の石が転がっていた。クラス全員休み時間を潰して血眼になりながら探していた。その時の様子はまるで未知の宝を追い求める探検家のように何かに取り憑かれたようだった。今思えば、あれは一種の集団行動だったのかもしれない。三角石を持っている子は周りの子から羨ましがられた。私は結局三角石ブームが終わるまで見つけることができなかった。しかし、四角石と呼ばれる四角形の石はたくさん持っていた。正方形の箱にカチカチと詰めていた。
小学校中学年になると、切手を集めるようになった。旅行先でのその土地ならではの切手を見つけると何枚も買い揃えた。旅行に行く時は、郵便局に行くことが定番となっていた。また、父や母に送られてきた手紙についていた使われている切手もコレクションに追加した。封筒の切手の貼られているところをハサミで綺麗に切り取って家の壁や棚にセロハンテープで貼り付けていた。それを剥がして張り替えようとした時に壁紙も剥がれて
「何しているの!」
と両親にこっぴどく咎められた。
今は、漫画を集めている。私は少年ジャンプに載っている漫画をよく集めている。少年ジャンプも単行本も集めている。最近集めているのは、『カグラバチ』や『坂本デイズ』という漫画だ。カバーも集めている。最近になると、漫画が本棚に収まらなくなってきたくらいだ。
ふと、私は自分がこんなに色々なものを集めているのと同じようにカラスも光るものを集めていることを思い出した。それについて調べてみた。カラスは別に光るものが大好きだというわけではないという。好奇心で光るものを集めるという習性があるらしい。さらに、缶などには人間が残した例えばコーラなどの残りの水滴がある時がある。それを食べたいという生きるためのこともあるという。そうと知ると何だかカラスが窮屈に思う。カラスは、生存のために集めているが、私は普段の退屈さを紛らわせるためにコレクションを作っている。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるが、人間は衣食が足りて、初めて生きるのには関係のないコレクションを楽しむ余裕が生まれる。カラスのコレクションが生きるためのものだとしたら、私たち人間が集めているのは心を豊かにするためのものだと感じた。
どの動物もものを集める習性があるのかもしれない。
「次は何を集めるのかな?」
私が将来集めているものを想像していた。その時もきっと必要なものを集めているのに違いない。