「お金の価値」という抽象(ちゅうしょう)的なテーマについて、<<え2014/20み>>
身近な体験実例をあてはめたことで読む人にわかりやすくつたわりました。実例は「たとえばこんなこと」と★理由の根拠(こんきょ)となる例なので共感できる実例は理解が進み、あやのさんの得意分野ですね。

<<え2008/58み>>あえほあさんの作文は、「物の価値をお金に換算(かんさん)せずに考えることの大切さ」という主題がはっきりしていて、とてもよく書けています。意見の是非(ぜひ)が明確に示されているので、読み手に伝わりやすいです。
また、意見に対する理由が二つの具体的な実例を使って丁寧(ていねい)に説明されているところが素晴らしいです。小学生の(ころ)の花の話や、友だちからもらった折り紙の星の話は、あえほあさん自身の体験がよく表れていて、説得力があります。
これらの体験実例があることで、文章に温かみが生まれ、読者も共感しやすくなっています。
結びに引用された名言が文章のまとめとして効果的に使われていて、主題を強調する役割を果たしています。文章全体の構成もわかりやすく、段落ごとに話の流れが整理されているため、読みやすいです。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1067字/600字
思考点:100点
知識点:64点
表現点:74点
経験点:85点
総合点:77点
均衡(きんこう)点:-3点

 


■思考語彙 29種 33個 (種類率88%) 100点
 確か, 第,、たぶん,、必ずしも,。たしかに,。たとえば,あきらめざる,あるから,いこう,くるから,するべき,ずっと考える,せざる,だろう,つければ,て考える,で考える,と思う,に考える,は第,ふと思う,みると,れるかも,を考える,円かも,渡そう,考えると,考えるば,見ると,

■知識語彙 39種 64個 (種類率61%) 64点
一体,一致,人間,価値,値段,健在,友達,名言,商品,国産,大事,大切,大工,失敗,学校,実例,小学生,工場,手紙,換算,数字,文化,時間,本当,本来,村人,特性,理由,瞬間,簡単,練習,職人,自分,製材,言葉,誕生,財産,輸入,雰囲気,

■表現語彙 101種 170個 (種類率59%) 74点
 確か,いくら,うち,お金,きれい,こと,これ,さ,さっき,そう,そこ,とき,どこ,なか,もの,やつ,よう,わたし,ん,インク,クラス,スギ,ヒノキ,モノ,一,一体,一致,中,二,人,人間,休み,何,価値,値段,健在,円,化,十,友だち,友達,名言,商品,回,国産,大事,大切,大工,失敗,学校,実例,小学生,工場,帰り道,形,心,急,手,手紙,折り紙,換算,数,数字,文化,方,日,昔,星,時,時間,木,本当,本来,材,村人,森,気,気持ち,流れ,物,特性,理由,瞬間,簡単,紙,練習,職人,腕,自分,色,花,製材,言葉,誕生,財産,輸入,逆,道ばた,遠く,間,雰囲気,

■経験語彙 44種 60個 (種類率73%) 85点
あきらめる,あげる,くれる,しまう,しれる,ずっと考える,つく,つくる,つける,つづける,つまる,て考える,できる,で考える,と思う,に考える,はげる,ひく,ふと思う,ゆがむ,れる,わかる,を考える,分かる,別れる,取る,咲く,売る,変わる,帰る,感じる,折る,持つ,書く,比べる,渡す,測れる,生かす,育てる,表せる,見える,訪ねる,買う,違う,

■総合点 77点

■均衡点 -3点
 

物の価値
   中1 あえほあ(aehoa)  2026年5月4日

 木が本来持っている価値を生かすことと、商品として高く売ることは、必ずしも一致しない。たとえば、製材工場を訪ねても、スギやヒノキなどの国産材をひく工場と、輸入材をひく工場とでは、雰囲気がずいぶん違う。この流れのなかに、美しく、大きく森を育てていこうとする村人の腕や、製材職人の腕、木の特性を生かしていこうとする大工の腕などが健在である間は、木と人間は一体化して、木の文化もつくりつづけることができる。わたしは、物の価値をお金に換算せずに考える方が良いと思う。

 その理由は第一に、お金に換算して物の価値を考えると、その物の本当の価値が見えなくなってしまうことがあるからだ。実例として、小学生とき、学校の帰り道で、友だちが道ばたに咲いていた小さな花を見て「これって買ったらいくらなんだろうね」と言った。たしかに値段をつければわかりやすいし、比べるのも簡単だ。でも、その瞬間、なんだかその花が急に“値段のついたモノ”に変わってしまった気がした。さっきまで「きれいだな」と思っていた気持ちが、どこか遠くに行ってしまったようだった。友だちと別れて、一人で帰っている時も、そのことをずっと考えていた。たとえば、友達が誕生日にくれた手紙は、紙とインクだけなら数十円かもしれない。でも、そこに書かれた言葉や気持ちは、お金では測れないくらい大切なのだ

 第二に逆にお金に換算しないで考えれば、本当の価値が見えてくるからである。実例として、昔クラスの友だちが急に「これ、あげるよ」と言って、小さな折り紙の星をくれた。よく見ると、ちょっと形がゆがんでいて、色も少しはげていた。でも、その友だちは休み時間にずっと折り紙を練習していて、「やっと上手くできたやつなんだ」と照れくさそうに言った。そのとき、ふと思った。もしこの星に値段をつけるとしたら、たぶん数円とか、もしかしたら“価値なし”とされるかもしれない。でも、実際に手に取ってみると、そんな数字では表せないあたたかさがあった。友だちが何回も失敗して、それでもあきらめずに折った時間や、わざわざ自分に渡そうとしてくれた気持ちが、この小さな星の中にぎゅっとつまっているように感じた。お金に換算しないで物を見ると、逆にその物が持っている本当の価値が見えてくることがある。

 確かに、物の価値をお金に換算して考えた方が簡単だし分かりやすい。だが、「自分

の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という名言があるように、お金に換算できない物の価値を大事にするべきなのだ。