みおさんの作文は、自然と技術という対照的なテーマをバランスよく捉え(とらえ)、どちらにも良さがあることを丁寧(ていねい)に述べている点が素晴らしいです。
特に、祖父母の家での体験を通して自然の良さを実感し、それが現在の生活にも影響(えいきょう)与え(あたえ)ていることが具体的に書かれているので、読者に伝わりやすくなっています。
体験実例がよく書けています。
また、ドラえもんの例を使って技術の進歩が自然との関わりを深めることに役立っているという視点も新鮮(しんせん)で、独自の考えがよく表現されています。
複数の意見がよく書けています。
さらに、ソローの名言を引用し、その意味を自分の言葉で解釈(かいしゃく)しているところは、文章に説得力を与え(あたえ)ています。
名言がよく書けています。
最後に、自然と技術の両方を活かしながら自分らしく生きていくという総合的な主張で締めくくっ(しめくくっ)ているので、文章全体にまとまりがあり、読み手に強い印象を残します。
総合化の主題がよく書けています。
みおさんの考えがしっかり伝わる、読み応えのある作文でした。

項目(こうもく)評価】
体験実例:◎
複数の意見:◎
名言引用:◎
総合化の主題:◎

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1368字/600字
思考点:69点
知識点:76点
表現点:74点
経験点:77点
総合点:81点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 17種 23個 (種類率74%) 69点
 確か,。しかし,。だから,。つまり,。例えば,あるから,いこう,からこそ,するため,それらによって,たから,できるから,と思う,と考える,を考える,助けるため,誘惑によって,

■知識語彙 56種 104個 (種類率54%) 76点
一番,人物,人生,人間,余計,使用,便利,反対,収穫,同士,名言,夜空,大切,大変,家族,密接,対応,帰省,建物,必要,快適,技術,探検,提供,支配,文明,旅行,日常,映画,未来,本来,植物,漫画,無駄,生活,登場,祖母,祖父母,臨機応変,自分,自力,自然,行動,製品,言葉,誘惑,調和,警告,負担,進歩,道具,都会,野菜,開発,関係,鳥取,

■表現語彙 101種 181個 (種類率56%) 74点
 確か,あたり,いろいろ,きれい,こと,これ,さ,すべて,するため,そのもの,それ,それら,たくさん,たち,とき,どちら,のび太,ほう,もの,よう,イチゴ,コントロール,トマト,ドラえもん,ベランダ,一人ひとり,一番,人物,人生,人間,今,仕組み,余計,使用,便利,力,助けるため,反対,収穫,同士,名言,多く,夜空,大切,大変,好き,姿,家,家族,密接,対応,帰省,建物,必要,快適,技術,探検,提供,支配,文明,新た,旅行,日常,映画,未来,本来,植物,漫画,無駄,生活,田んぼ,畑,登場,県,祖母,祖父母,私,積み重ね,空,絶え間,腰,臨機応変,自分,自力,自然,行動,製品,言葉,誘惑,調和,警告,負担,通り,進歩,道具,都会,野菜,開発,関係,頭,鳥取,

■経験語彙 39種 57個 (種類率68%) 77点
かかる,くれる,しまう,すぎる,せる,つれる,できる,と思う,と考える,やる,られる,れる,わかる,を考える,住む,保つ,助ける,取り入れる,合える,向き合う,味わう,学ぶ,帰る,広がる,引っこ抜く,感じる,持たす,楽しむ,生きる,用いる,知らす,立つ,育てる,背負う,見える,違う,鈍る,関わる,頼る,

■総合点 81点

■均衡点 7点
 

無駄のない生活
   中2 みお(aemio)  2026年5月4日

 人間は生きていくうえでわずかなもので足りる。我々が生活の必需品のごとく思いなしている様々な文明の利器などなくても人間は生きていけるのである。むしろ、そんなものなしに身を自然の中に置いたほうが、どれほど今自分が生きてあることをしみじみと感じるかもしれない。人は生きるために何を必要とし、何を必要としないか。そういう根源的な疑問の前に自分を立たせてみるとき、自分たちがいかに文明の提供する便利や快適の誘惑によって余計なものを多く持たされているか、そしてそれらによって生そのものを見えなくしているかを知らされるのである。

 無駄がなく、自然と調和している生活にはよさがある。なぜなら、大都会で生活していてもわからない、「楽しさ」を味わうことができるからだ。私の祖父母は鳥取県に住んでいる。祖父母の家があるあたりは、田んぼや畑が広がっていて、高い建物は全くない。だから、きれいな青い空、夜空が広がっている。そんな祖父母の家に行くのが私は好きだ。家族で帰省したとき、祖母は私たちを畑につれていってくれて、イチゴや野菜の収穫をした。ずっと腰を低く保っていたり、引っこ抜いたりするのは大変だったけれど、いつもの生活では感じられない「大変さ」がありとても楽しかった。だから、旅行から帰ってきてから、野菜や植物をベランダで育てるようになった。例えば、トマトやフウセンカズラだ。自然はコントロールできないけれど、それがまた面白くて、人間の感じる、本来の「気持ちよさ」なのではないかと思った。

 反対に、便利で進歩する生活にも良さがある。この生活をすることで、自分のしたいことができると考えたからだ。ドラえもんの映画や漫画には、常に未来の道具や新しい技術が登場する。それらがあるからこそ、のび太やドラえもんなどの登場人物は自然を探検して、いろいろなことを学び、そして楽しむことができる。つまり、技術が進歩することで、自然についてわかり、また関わり合えるようになるのだ。私は、どんどん進歩する今でいう人間らしさと、自然とともに生きてきたもともとの人間の姿は、まったく違っていて、遠いもの同士に見えるが、実はとても密接に関係していると思った。

 確かに、無駄がなく自然と調和している生活も、便利で絶え間なく進歩する生活も、どちらにも良さがある。しかし、一番は、自分、そして一人ひとりの人間を大切にすることだ。技術に頼りすぎてしまっては自分たちの力が鈍っていって、自力で行動することができなくなる。反対に、自然のものだけを使用し、自分ですべてを背負うのも負担がかかってしまう。また、ソローの名言に、「人間は自分の道具の道具になってしまった」というものがある。これは、本来は生活を助けるための道具や仕組みに、人間のほうが支配されてしまう、ということを警告した言葉だ。この言葉の通り、どうやって自然と調和しながら、また技術をうまく用いていくかを考える必要がある。自然を日常にすこし取り入れてみたり、新たな製品を開発するために自分の頭でいろんなことを考えてみたりと、小さいけれどできることはたくさんある。その小さな積み重ねをしていくことで、人生はよりよくなるのではないかと考える。だから私はこれから、自分と向き合って、臨機応変に対応していこうと思う。