あけやのさんの作文は、「間」の大切さについて、自分の意見をしっかりと述べているところがとてもよいです。
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由も二つ挙げて、それぞれに具体的な説明があり、説得力があります。
特に、母のお小言の例やブラームスのコンチェルトの話は、体験実例や具体例としてわかりやすく、読者に伝わりやすいです。
体験実例がよく書けています。
また、「時間を作る大地の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである」という名言を引用している点も文章に深みを与え(あたえ)ています。
名言がよく書けています。
反対意見として「自分の考えをもれなく伝えることも大切」という点を挙げてから、それに対する自分の考えを述べているので、反対意見の理解もよくできています。
文章全体が論理的にまとまっていて、読みやすい構成になっています。
これからも、自分の考えを理由や具体例で支える書き方を続けていってください。

項目(こうもく)評価】
是非(ぜひ)の主題がよく書けています。
理由がよく書けています。
体験実例がよく書けています。
名言がよく書けています。
反対意見の理解がよく書けています。

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:961字/600字
思考点:77点
知識点:73点
表現点:75点
経験点:82点
総合点:84点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 20種 23個 (種類率87%) 77点
 確か, 第,、一方,。しかし,あるから,あれば,からこそ,か考える,でしょう,ないから,ないため,ないと,なければ,の場合,ません,れると,れる場合,塔らしい,減るから,留めざる,

■知識語彙 51種 66個 (種類率77%) 73点
一語,上手,余裕,作曲,内容,収斂,名言,向上,場所,場面,大切,大地,存分,小言,建物,思考,想像,意図,意識,方法,時間,曲調,最大限,楽章,正確,油彩,注意,演奏,無意識,理由,理解,画面,発揮,相手,自分,荻須,街角,言葉,記憶,誤解,説得,質問,連想,遠景,適宜,重要,音楽,風景,饒舌,馬耳東風,高徳,

■表現語彙 104種 167個 (種類率62%) 75点
 確か,うち,こと,ことわざ,さ,そこ,それ,ただ,たち,とき,ところ,どこ,ないため,の場合,もの,よう,れる場合,オーケストラ,コンチェルト,テーマ,パリ,ブラームス,一,一つ,一語,上手,中,二,人,何,余裕,作曲,個,内容,力,収斂,句,名言,向上,場所,場面,塔,大切,大地,好き,存分,小言,建物,心,思考,想像,意図,意識,方,方法,時間,曲,曲調,最大限,朱,楽章,様々,正確,母,油彩,注意,演奏,点,無意識,理由,理解,画,画面,発揮,的,盛り上がり,目,相手,私,空,考え,耳,自分,荻須,街角,言葉,記憶,誤解,説得,質問,連想,道,遠景,適宜,重要,間,間合い,音,音楽,風,風景,饒舌,馬耳東風,高徳,

■経験語彙 42種 71個 (種類率59%) 82点
おく,かねる,か考える,しまう,せる,たたみかける,てる,できる,とる,もうす,られる,れる,与える,伝える,伝わる,作る,使う,備える,傾ける,入る,取り入れる,向かう,吹く,呼ぶ,増す,引き出す,心がける,忘れる,急ぐ,減る,生かす,生まれる,留める,答える,終わる,緩む,緩める,聞く,話す,逃す,通す,通り抜ける,

■総合点 84点

■均衡点 7点
 

話し上手の人がいます
   中1 あけやの(akeyano)  2026年5月4日

 話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れている。適宜、風吹かせながらの饒舌であれば、聞き逃されることも少なく、風の間に相手が連想し想像し、思考する余裕を与えておいて、さらにたたみかけるのも良いでしょう。風も通さない饒舌は、聞いてる方も苦しくなり、終わったときには、さて、何を聞いたのかということにもなりかねません。荻須高徳のパリの風景画で、忘れられない油彩がある。空も建物も道もうす暗いパリの街角。ただ一点、遠景の塔らしきものに朱が入っていて、そこに向かって画面が収斂されていく。私たちは、間を生かし、それにあった内容を備えることを意識したいものだ。

 一つ目の理由として、間をとらないと、説得力が減るからだ。母のお小言でも、一方的に話されるより、質問や、間をとられる方がより一層説得力が増す。私の場合、一方的に話されると「馬耳東風」ということわざがあるように、心に留めず、母の言葉が耳の中を通り抜けていってしまう。しかし、質問や間合いをとられる場合は、注意して聞いていないと答えられないため、一語一句聞き逃さないように耳を傾けることになる。こうすることで、記憶に留めることができる。また、なんで悪いのかをずっと話されるよりも、質問される方が、何が悪かったかを自分で理解することができ、説得力が増す。

 第二の理由として、緩めるところがないと、力が存分に発揮されないからだ。音楽でも、緩むところや、音の弱い場所があるからこそ、盛り上がりが生まれ、その曲の力が最大限に引き出される。何楽章かある曲でも、同じテーマの楽章は一個もない。私の好きな曲はブラームス作曲のコンチェルトだ。オーケストラで演奏される。この曲も早いところやゆったりとしたところ、暗い場所や明るい場面など、様々な曲調があって、その曲の良さが存分に発揮されている。

 確かに、自分の考えをもれなく伝えることは大切だ。また、誤解のないように正確に伝えることも重要である。しかし、間がなければ意図がかえって伝わらないこともある。「時間を作る大地の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである」という名言があるように「間」を生かして、さらに、内容を向上させていくことを心がけることが大切だ。