あきらほさんの作文は、家族の様子や気持ちがとてもよく伝わってきます。
朝の母の声掛け(かけ)から始まる日常の描写(びょうしゃ)は、家族の温かさが感じられ、読み手も自然とその場面を思い浮かべる(おもいうかべる)ことができます。
特に、父の料理の場面では、「肉汁(にくじゅう)が口の中で爆発(ばくはつ)した」「まるで激しい(はげしい)(たき)のようだった」というたとえがうまく使われていて、味や感動が生き生きと伝わってきました。
また、運動会のリレー選手に選ばれなかった時の気持ちや、母の励まし(はげまし)の言葉を通して、家族の支えの大切さがよく表現されています。
この部分では、あきらほさん自身の体験だけでなく、母の言葉という前の話聞いた話がよく書けていて、文章に深みが出ています。
最後に、「人間にとって家族とは心を癒し(いやし)てくれる存在(そんざい)だ」という一般(いっぱん)化の主題がしっかりと書けているので、作文全体のまとめとしてとても説得力があります。
書き出しの情景と結びの言葉がつながっているので、文章の構成も工夫されていて読みやすいです。
これからも、具体的な描写(びょうしゃ)や自分の気持ちを大切にしながら、さらに表現力を磨い(みがい)ていってください。

項目(こうもく)評価】
・たとえがうまく使われています
・前の話聞いた話がよく書けています
一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
・書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1112字/600字
思考点:82点
知識点:74点
表現点:78点
経験点:92点
総合点:84点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 22種 24個 (種類率92%) 82点
。だから,。なぜ,。何故,あるから,くれるから,くれるので,すると,そのため,たから,たので,だから,とるん,と思う,と考える,ないので,なので,にこそ,ほおばると,人間にとって,喜ばすため,私に対して,起こさん,

■知識語彙 53種 73個 (種類率73%) 74点
一番,一緒,中学,人間,今日,仕方,休日,会社,体験,共有,加減,勉強,十二月,去年,受験生,味方,報告,声色,外国,存在,家族,小学生,平気,年生,年間,得意,心底,料理,普段,最初,最強,最近,様子,母親,毎朝,気分,洋食,爆発,生活,直輝,絶妙,練習,肉汁,肝心,自分,言葉,豪華,辻本,運動会,選手,選考,長所,風物詩,

■表現語彙 110種 189個 (種類率58%) 78点
いつ,お前,か月,こと,ころ,さい,そう,そのため,とき,もの,よう,サッカー,センス,チキン,チャンス,ビーフ,リレー,ロースト,一,一番,一緒,三,中,中学,丸,人,人間,今日,仕方,付け,休日,会社,体験,何,共有,前,加減,労,勉強,十二月,去年,受験生,口,味付け,味方,員,喜ばすため,報告,声,声色,外国,姉,存在,家,家族,小学生,平気,年生,年間,得意,心,心底,想い,我が家,所,掛け,料理,日,時,普段,最初,最強,最近,様子,母,母親,毎朝,気分,気持ち,洋食,滝,爆発,父,生活,痛み,皆,盛り,直輝,私,絶妙,練習,羽,肉汁,肝心,腕,自分,言葉,豪華,足,辻本,運動会,選手,選考,釣り,長所,頃,顔,風物詩,香り,鶏,

■経験語彙 49種 67個 (種類率73%) 92点
くれる,すぎる,できる,とる,と思う,と考える,なさる,なれる,ほおばる,れる,わる,作る,使う,助ける,励ます,味わう,喜ばす,喜ぶ,困る,変わる,外れる,始まる,寝る,帰る,広がる,悲しむ,感じる,振るう,晴れ渡る,曇る,焼く,痛める,癒す,立ち直れる,聞く,苛立つ,落ち込む,装う,買う,起きる,起こす,進む,遊ぶ,過ごす,選ぶ,頑張る,頼る,食べる,驚く,

■総合点 84点

■均衡点 3点
 

私の家族
   小6 あきらほ(akiraho)  2026年6月1日

 「直輝、もう7時よ、起きなさい」

私の一日は、母のこの声掛けで始まる。最初、母の声色は優しいのだが、私がなかなか起きてこないので、だんだんと母の声が苛立ちに変わる。その声を皆が聞きながらようやく私がのそのそと起きてくるのが辻本家の毎朝の風物詩なのだ。我が家には会社員の父と中学三年生の姉がいる。姉は受験生なので勉強に忙しく最近はほとんど私と遊ばなくなったのが少し寂しい今日この頃だ。父とは休日にサッカーの練習をしたり釣りをしたりして一緒に過ごすことがある。

 父の得意なことは料理だ。父の得意料理はローストビーフ、アクアパッツァ、ローストチキンなどの洋食だ。豪華なものが多く、去年の十二月には丸鶏を一羽買ってきてローストチキンを作ってくれたこともある。父のローストチキンを一口ほおばると香ばしい香りとともに肉汁が口の中で爆発した。口の中に広がった肉汁はまるで激しい滝のようだった。私がローストチキンを食べる様子を父は何よりも嬉しそうな顔で見ていた。父には料理人としてのセンスがあるように感じる。何故なら味付けや、焼き加減、盛り付けが絶妙だからだ。父は小学生のころに外国で生活していたことがあったので、外国の料理を味わう体験していたのではないのかと考える。父は家族を喜ばすために料理の腕を振るってくれるので、家族想いの所が父の長所だと思う。

 一か月前、私は運動会のリレー選手の選考に6年間で初めて外れた。クラスメイトが驚いて、「お前が選ばれないなんて珍しい」と言ってきた。私は皆の前では平気を装っていたが、心底落ち込んでいた。暗い気分で家に帰り、母にそのことを報告すると、母は一緒に悲しんでくれた。そして「少し足を使いすぎて痛めていたから、仕方がなかったね。中学になってもチャンスはあるからまたリレーの選手になれるように頑張ったらいいよ」と言ってくれた。その言葉に私は立ち直れて、曇っていた自分の気持ちが明るく晴れ渡った。普段は口うるさい母でも肝心なときは私の心を優しく労わって励ましてくれるのだ。母はやはり私の最強の母親なのだと思った。

 人間にとって家族とは心を癒してくれる存在だ。なぜなら家族は楽しいことも一緒に共有できるが落ち込んだ時にこそ一番の味方になり励ましてくれるからだ。私の普段の家族は私に対して口うるさいが、いざというときは一緒に痛みを感じてくれたり、喜んでくれたりする。だからこれから私は家族に頼るだけでなく、少しでも頼られるようになりたいと思う。そのためには、家族が困っているときには進んで助けたい。

「直輝、いつまで寝とるんね、もう起こさんよ、はよ起きんさい」